INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

事件のあとの日常への復帰とは…WWF(現WWE)のとある風景

これはSNSで読んだ話だけど、例の秋葉原通り魔事件を受けて、秋葉原にて今後、歩行者天国が従来どおり復旧するかどうかはいろいろと検討されているが、とりあえず当分中止になる可能性があるということだ。

どういう形が防犯にはもっとも効果的かはいろんな視点が意見があるし、どこまで同じ範疇なのかは分からないけど、一度このブログでも紹介した話をもう一度紹介しよう。



http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060913#p2
ここで書いたやつだ。

・・・・繰り返し(2004年にもこのブログhttp://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040912#p2で触れている)になるけど、このテロ事件直後のWWEの宣言というのも読み直したい。(ひねリンルポ)

http://www.kansenki.net/report/01/0913wwf_hine.html


ビンス・マクマホンはこう語った。

「今夜、アメリカの魂はここ、テキサス州ヒューストンに生きている!(大歓声)

このアリーナにいるみんな、世界中でテレビを観ている視聴者達のために、我々は、この火曜日のNYとDCでのテロ行為の被害者、被害者の家族友人達に、哀悼の念を捧げたい。

我々の国の指導者達は、我々に日常、アメリカの日常に戻れと言っている。我々の憲法で定められた権利を行使せよと言っている。そして私はこれが、あの火曜日の悲劇以来初めての、この規模での人々の集まりだと思う。大切なのは、われわれのこの集まりがテロリズムに送るメッセージだ。それは単純に『我々は、恐怖に怯えながら暮らしたりしない!』ということだ。

ヒューストンの人々は恐れない。

テキサスの人々は恐れない。

そして、アメリカ国民は恐れない。

我々は誇り高き国民だ。我々自身に、我々の国に、そしてアメリカ人であることを誇る(会場再び大「USA」コール)。

そして我々は闘う。

我々は我々の家族のために、

我々の権利のために、

そして我々のこの偉大な国のために。

アメリカの心は傷ついた。しかし我々の魂は輝く、ちょうど我々の自由の灯火が決して消えないように。ワールドレスリングフェデレーション(註:当時)は、このコンパックセンターに来てくれたあなた方一人一人に感謝する。ワールドレスリングフェデレーションは、これをテレビで観ているあなた方一人一人に感謝する。そして我々は、あなた方の前でパフォーマンスをできるという名誉と特権に対して感謝する。」

むろん、興行主というのは予定通りに興行できなかっただけで偉い損をこうむるわけだから、ビンスも自分に都合のいい論理展開と結論してるなあ・・・・という苦笑もできる(笑)。また、自分はあの事件がひとつの「連鎖自殺」のように類似事件を呼び込む可能性を気にしている(http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080609#p3参照)から、そういう点でも歩行者天国の再開にリスクは感じる。
けど、やっぱり一聴に値するロジックではある。