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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

2回戦は桜庭vsマヌーフ。勝利への"細い一本道"を通れるか。でKIDは出場未定(笑)

http://www.kamipro.com/news/?id=1207316038

(略)
会見に先立ち、笹原圭一イベントプロデューサー(以下EP)から発表されたのは、なんと! 一回戦で船木誠勝との試合に勝利して二回戦に勝ち上がっていた田村潔司の欠場だった! 笹原EPによると、「ドクターから右五中手骨の骨折により、全治二ヵ月」と診断されたが、「ファン投票で、ブッちぎりの票を集めていた注目のカードなのでギリギリまで調整していたが、最終的に無理だということで、発表が遅れてしまった」と、欠場までの経緯について説明した。

(略)
田村潔司のGP欠場に伴ない、5.11『DREAM.3』のリザーブファイトで勝利していたメルビン・マヌーフのトーナメントの出場が決定し、以下のようにミドル級GP二回戦4カードが発表された。

[DREAMミドル級GP二回戦]
桜庭和志 vs メルビン・マヌーフ
ゲガール・ムサシ vs ユン・ドンシク
金泰泳 vs ゼルグ“弁慶”ガレシック
ホナウド・ジャカレイ vs ジェイソン“メイヘム”ミラー

(略)
このカードについて、笹原EPは、「この試合がメインイベントですね。田村選手の欠場が決まった段階で、残りの選手の中で、桜庭選手に一番噛み合いそうなのがマヌーフ選手だと思った。マヌーフ選手は危険な相手なので、桜庭選手はよく受けてくれたと思う。スリリングでスイングする試合になるでしょう」とコメント。


はい皆さん、ご一緒にご唱和お願いいたします。
1、2、3、


てなわけでまたもやスラロームなのですが、まず聞きたいのは欠場時選定ルール問題ですよ。
今回、
「喧嘩なら
   船木誠勝さんの
       勝ちです」(三崎和雄ルール)

なわけですよね。(【補足】コメント欄参照)

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080501#p2

http://www.kamipro.com/news/?id=1209548729

負けた選手が勝ちあがるのは「決勝トーナメント」で、1回戦や2回戦はその可能性もあるが、明文規定は無いそうです。

GPで勝ち上がった選手が出られない場合は、決勝トーナメントにおいては負けた選手が出るというルールがある。1回戦&2回戦については明記されていないものの、笹原EPはこのルールの適用の可能性もあり得ると……


あれ?今PPVの場内アナウンス場面を再度聞いたらやっぱり

勝った選手がケガで準決勝に出られない場合は負けた選手を勝ち扱いとして2回戦に進めるものとし、両選手とも戦えない場合は主催者推薦選手が2回戦に進めるものとします

「以上が…開幕戦オフィシャルルールです」

と明言してます。

決勝トーナメントだけのことなら「2回戦」「準決勝」「以上が開幕戦ルール」とは言うはずないんだが・・??

皆さんも、放送開始後から測って15分のところをご覧下さい。


当日、ルールを読んだリングアナは、何も読まずに暗唱しようとしてうっかり間違ったとも、メモに走り書きをして意味を取り違えたとも思えないんだよな。

ぼくが思うにですね、

□最初はリングアナの読んだ通りのルールだったが、
田村潔司がそのころっから『ああ折れた折れた、俺は次はできないなあ』とか広言しまくってて
□最初のルール通りだったら田村に喧嘩で勝った船木が出ることが不可避のようだったので、
□一夜明けての30日の会見の時に
□「だれも会場の注意をビデオで見直したりしねーよ。」と言って、
□既に作っていたルールを「無かったこと」にした

・・・・・・んじゃないだろうかと。


なに、初歩的な推理だよワトソン君。
違うって言うなら、あの時、4月29日にリングアナが読みあげた資料を、ここに出してみやがれだ。
もしくは「田村vs船木は両選手とも進めない状態なので、マヌーフが主催者推薦です」という理屈のほうがすっきりしていていいんだが、船木を出せないという理由では「KOのダメージ」と言わざるを得ず、そうするとマヌーフが同様に・・・だから誰だよ、こういうこと決めたの!!


じゃあKO負けした船木が出ればいいのかといえばあれだし、じゃあマヌーフでいいのかってのもあれだし、そもそもDREAMルールは道着はともかく、チューブ着用を認めるのか(笑)ってのもあるのだが、まあもうこれ以上書いてもしかたないのかもしれません。


猛獣相手に桜庭はどう攻める?どう勝つ?

というところで、メルヴィン・マヌーフ桜庭和志の試合を前提として考える。
半月ほど前「マヌーフ幻想」をテーマにかきましたですね。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080513#p2

■マヌーフvs旧PRIDE勢ミドル級、もし戦わば?
(略)
DREAM.2のトーナメントメンバーを見よ、参加者の旧PRIDEメンバーのだれが、マヌーフに間違いなく勝つと言えそうか。俺計測では、かろうじて(最新の戦いはHERO'Sだったが)デニス・カーンが数えられるのみ。桜庭も「関節技の一発」が入ればであり得るか。でも彼も今はHERO'Sだ。
(略)
今、「ぎゃはは、PRIDE勢はHERO'Sの連中に勝ちまくりだ」と大喜びのPRIDEヲタも、「宇野薫がようやく一矢報いてくれた!」と溜飲を下げたHERO'Sオタも、まだ早いって。

特に前者はミドル級で、メルヴィン・マヌーフ対PRIDE軍団が本格的に始まった時、顔色を失うことになるかもしれんよ。


いま、桜庭和志をHERO'S代表と見るかPRIDE代表と見るか。
これはもう「ファンの気の持ちよう」としか言い様が無いのだが、もしPRIDE代表と見るほうが多数派なら、そういう点でも興味深かろう。
だが、純粋にファイトとしてみても、上でも「桜庭には『関節技の一発』がある」という言い方をしていた。桜庭の戦力を今見てみると、残りのファイターと比べても結局この「一発」があるから、だれと当たっても「不利だけれども「勝てない」とはいえない」という感じだと思う。そして、これが通じにくいのはむしろジャカレイのよな柔術ファイター。
マヌーフはあおの爆発的打撃力に加え、いったんテイクダウンされても、全身のパワーで起き上がってくる才能はかなりあるが、寝技の技術の少なさでは8人の中でもっとも目立つ。

そういう点では、比ゆ的に言うなら、「細い細い一本道を歩くしかないけど、目的地点と方角は分かっている」、そういう相手なんだと思います。ゼルグ弁慶ガルシックや、ゲガール・ムサシは、道はもうちょい太いけど二箇所か三箇所分かれ道があって、どっちへ進んでいけばいいのか迷いが生じる道なのでは。

とにもかくにも、決まった以上なんとか頑張ってほしいと思うだけだ。

山本KID徳郁の出場が未定だなんてけんそんだよね兄さん?

タイトルの元ネタはこの際解説抜き。

http://www.kamipro.com/news/?id=1207868658

・・・山本KID徳郁の出場の可能性についても「『DREAM.4』の煽りVにも出ていましたが、現時点ではまだわかりませんね。それについても来週発表できれば」とこちらも、具体的な言明を避けた。はたして両者の登場はいつになるのか!? 

「煽りV」つーか「チケット宣伝のCM」に登場させてたでしょ、アンタ。
四の五の言うよりテキスト再現してやっからさ。


夢が、加速する。
6.15.DREAM-4.


ミドル級グランプリ、2ndラウンド。
IQレスラー桜庭和志
対戦相手は続々登場した世界の強豪か。(勝ち上がった選手の映像)
それとも…?(田村潔司の映像)

70kgライト級、
バカサバイバー青木真也(関節を決める青木)
vs永田兄弟!(なぜか永田裕志の映像もプラスして永田克彦



そして。(画面が暗転)


「ヤバい、カッコ良すぎる、俺」
神の子、DREAM初登場!

6月15日、 横浜アリーナ
DREAMが、加速する。


こんなハッキリ言ってて、いまさらあっさりと。