http://www.asahi.com/event/TKY200710100154.html
●大徳川展、4家の名品を初めて一堂に
「東照宮御影(みえい) 四月十七日拝礼」(1648年、徳川記念財団蔵)
葵紋蒔絵印籠(17世紀、徳川博物館蔵)
徳川将軍家と御三家などに伝わる名品300余点が初めて一堂に集まる「大徳川展」が10月10日〜12月2日、東京・上野の東京国立博物館で開かれる。徳川家康が尾張、紀伊、水戸の御三家に書籍や文物を分配するなどして、御三家はそれぞれ宝物を現代に伝えてきた。各家の名品の一部は、名古屋市の徳川美術館や水戸市の徳川博物館などで公開されてきたが、これまで全徳川家の名品を一度に紹介する機会はなかった。
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家康は没後に神格化された。数多くの肖像画「御影(みえい)」が描かれ、坐像(ざぞう)もつくられた。「東照宮御影 四月十七日拝礼」は、歴代将軍が毎年、家康の命日である4月17日に拝したとされる。「同 九月十七日拝礼」は近親者に限って拝礼を許された。特に3代将軍の家光は家康を崇拝し、神格化につとめた。自分の夢に現れた家康の姿を「霊夢像」として、狩野探幽らの絵師に描かせた。
60歳を迎えた家康がつくらせた等身大の「徳川家康坐像(芝東照宮御神体)」は展覧会に初出品される。
徳川光圀が使った「葵紋蒔絵印籠(あおいもんまきえいんろう)」も展示される。「黄門様の印籠」として時代劇ファンに興味深い品だが、実際は儀礼的な道具だったという。光圀が持ち歩いたことはないようだ。
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一般1500円など。問い合わせは同展事務局(03・3587・8070)へ。
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