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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

K-1記事削除問題。その真実は大方こんなもんだろうよ

ほうら、俺の予言どおり、変に気を回すからJ-CASTニュースが味をしめてまた取り上げたじゃん(笑)
http://www.j-cast.com/2007/01/09004769.html
K-1運営会社がデイリースポーツに抗議 「疑惑判定」真相解明はいつ?


んで、試みに上の記事の補足コメントを送っておきました(現在は承認待ち)。
以下はダブルポスト。

格闘技ファン以外の目にも触れる機会の多いJ-CASTニュースが、この問題を継続的に報道していることに感謝したいと思います。


◆その上で、少し補足させていただきますが、9日付の新聞はデイリーだけが書いたかもしれませんが、その前日、格闘技の専門サイト「スポーツナビ」「GBR」の2つのサイトが、ほぼ同趣旨の記事を掲載したものの、数時間後にそろって削除するという椿事が発生しています。
また携帯サイト「kamiproハンド」は同趣旨の報道を実施しています。

◆一紙、一サイトならともかく、複数のサイトや新聞がそろって勇み足をしたとは考えにくく、そこから推測すると、この抗議の前提となる「この件(桜庭VS秋山)については触れないでくれと、言った・・・」ということが事実として存在したのかどうかに疑問符が付きます。


◆ひょっとして、このオフレコ要請は曖昧で解釈の余地があるものか、あるいは発言があってから後付でオフレコ要請が行われたのではないか・・・そういう推測も成り立つと思います。

◆「スポナビ・GBR記事削除事件」に関しては

▽「悲しきアイアンマン」

2007年01月09日
秋山vs桜庭問題の記事が速攻で消された件について
http://sadironman.seesaa.net/article/31099467.html
▽「Burningspirit」
何が起こっているのか?秋山の疑惑
http://www.burningspirit.com/log/eid1540.html
などをご参照ください

その「悲しきアイアンマン」最新エントリではこういう指摘もされている
http://sadironman.seesaa.net/article/31156887.html

デイリースポーツといえばスポーツナビに記事を配信しているサイトでもある。ご存知の方も多いと思うが、スポーツナビスポニチ、デイリー、共同通信時事通信などから配信された記事と、独自取材の記事が混在して成り立っている。スポニチの『格闘技』とデイリーの『リング』の記事は全ての記事がスポナビにも必ず掲載されているのです、いつもは。

 ところが、本日(1月9日)だけは違った。

格闘技ニューストップ 1月9日(火)(スポーツナビ

 デイリーの“疑惑の一戦”秋山vs桜庭再審議へだけが載っていない!・・・


話はあまりにも単純なんだ。J-CASTニュースによると

・・・K-1の運営会社FEGJ-CASTニュースが訊ねると、FEG広報はこう話した。

「この件(桜庭VS秋山)については触れないでくれと、言ったのにデイリーだけがトバした。デイリーには厳重抗議をしたところだ。ルール委員会うんぬんも昨年の話なのにそれをわざわざ取り上げて記事を書いただけ」

という。これについては昨日付のエントリで自分も書いた。

「単純にオフレコ・オンレコの使い分けを間違ったってことだろうか?
にしても、複数のメディアが一斉に間違えるってことはありえないと思うし」

基本的にオフ・ザ・レコードの約束がなされているなら、その談話、ブリーフィングを記事にした場合はメディア側が悪い。でも、そもそも、そんな約束をしてたの?


約束した上で、GBRやスポナビが一斉に勘違いして一度Up⇒勘違いと気付いて削除
kamipro、サンスポ、デイリーが勘違いして掲載したって解釈すべきか?


これはかなり自信があって推測するんだが、結構よくある話で当事者のオフレコ要請が曖昧だったり、オンレコで一度しゃべっちゃってから、後付けで「あれはやっぱりオフレコでお願いします」ってなったってことなんでしょう。そのほうが今回の事態を合理的に説明できる。
この後からのオフレコ要請は受けることもあれば受けないこともあるんだろうけれども。
ただ、注目を浴びる浴びないで言えば確実にこっちのほうが浴びてしまうって。
谷川さんがそれに気付かないはずはないと思うんだが。
J-CASTニュースが取材した「広報」とトップなどの間に意思疎通のおかしなところがあったんだろうか。



あと一つ、申し述べるならば、やはり繰り返しながらJ-CASTニュースの持つ強みって点だ。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061209#p4
で書いたことの要点を再録する。

・・・と同時に、
「情報源になるべくアクセスして確認する」
力を一応備えているところも大きい。(略)取材力というのは人それぞれだが、やはり看板も大事。(略)そこでかならず取材したい側の「足きり」「選別」はなされてしまうのだが、ここで(略)ちゃんとした会社がやっているニュースサイトです、というカンバンが生きてくる。少なくとも「門前払い」される確率はぐっと低くなる。実際にJ-CASTニュース、当事者のコメントとかがちゃんと入っている記事多いでしょう。


これはまた、読者側も「見えない道場本舗」を毎日読むような限られた層ではなく(笑)、一般的なネッター、ネチズンも多いってことでもある。だが、J-CASTニュースもそういうことだから、執筆者は専門サイトや専門ブロガーほどの知識の蓄積はないだろう。

ついでに言うと
J-CASTに格闘技業界のニュースが無いのはさびしいな。

だれか協力してやったらどうだ(笑)。

で、まあこの中間手段として、ニュースサイトなのにコメント欄があることを利用して、勝手に優良ブログの優良エントリを紹介した。この、コメント欄を利用すればJ-CASTニュースという半分「世間」の側にいるところと、この専門用語飛び交う人外魔境の格闘技専門ブログが、時空を捻じ曲げてつなげることが出来るかと(笑)。
もちろんコメントが非承認だったら何にもならんのだが(笑)