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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

松岡正剛「千夜千冊」

書評といえば。
ちょっと最近間が開いた、毎日新聞「今週の本棚」紹介だ。
いくつか隠し玉はあるのだが、まずそれより松岡正剛氏が書く有名サイト「千夜千冊」が単行本になったそうで。
というか一年前、ほんとに千夜を突破したのだ、このサイトが。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/toc.html

アンテナに入れてなく、リアルタイムで更新ごとに読むという形じゃなかったのは惜しいが、一冊の書評読むと読み応え在りすぎて疲れるのでな。

まだ自分も紙・活字世代なので、本になったのはすばらしい。買おう。
つうかすべてが加筆されているそうな。

http://hondana.mainichi.co.jp/2006/11/__187c.html

松岡正剛千夜千冊 (1)
松岡 正剛:著
求竜堂
ISBN: 4763006479
 『千夜千冊』の出版はひとつの「出来事」である。二〇〇〇年からサイト上で発表された書評を、そのすべてを加筆改変して本にしたものだ。千冊ではなく一一四四冊となった。一人の著者一冊にとどめているから、これは取り上げた人数でもある。かたわらに置いて、その深紅の本を取り上げ開いてみる。久しく味わったことのない「本を読む豊かな時間」に出会う。どこを開いてもいい。必ず何かに眼を開かされる。いわゆる書評とは異なる。著者にしか書けない体験をまじえたエッセイまたはアフォリズムあるいは人物評として上質だ。本に案内されているようで、いつの間にか著者の宇宙の中にたどり着く。多くの人の支援に支えられて刊行されたものと見える。濃密な時間を作り出す稀書である。(優)