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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

今月の「諸君!」

2006年8月号 / 7月1日発売 / 定価680円(本体648円)




8・15靖國問題 新世代の知日派からの直言

バチカンも容認
参拝は「聖なるもの」へのアプローチだ
ケヴィン・ドーク(ジョージタウン大学教授 東アジア言語文化学部長)
[取材・構成]池原麻里子(ジャーナリスト)
A級戦犯や南軍兵士の魂を追悼したら、その「意志」の肯定になるというのは倒錯した考えだ

小泉総理殿 中国に遠慮は無用
今年こそ八月十五日に参拝を 廖建明(在米ジャーナリスト)
昔、私は「靖国反対」を叫んだが、それは間違いだった。中国には断乎ノーと言うべきだ



特集  日本国首相を決めるのは日本人だ!

最も自民党らしくない政治家・小泉純一郎
正統を踏み外した異端 野田宣雄(京都大学名誉教授)
平時には到底「宰相の器」ではなかった彼に政権を託した大衆の意志をどう見定めるべきか


小泉政権への「最後の審判
靖国、外交、教育、環境、構造改革……あの「公約」はどうなったのかを徹底解剖する
(1)靖國で有終の美を飾れるか 櫻井よしこ (6)「格差」の正体を見極めよ 大竹文雄
(2)防衛も司令塔なき「丸投げ」に終始 森本敏(7)年金不信を倍加させた張本人 岩瀬達哉
(3)拙速すぎた女系天皇推進論の過誤 松崎敏弥 (8)あまりにも教育に無関心 細川珠生
(4)米国の威を借りた郵政改革の歪み 原田武夫 (9)「森」を売り飛ばすな 河野昭一
(5)竹中「構造改革」の功罪 若田部昌澄


[政策別・採点チャート付]
麻垣康三」 ──国益を守れるベスト宰相は?
草野厚(慶応大学教授)/宮崎哲弥(評論家)/吉崎達彦双日総合研究所主任エコノミスト
小沢一郎まで加えた「ポスト小泉」候補者をあらゆる角度から徹底分析。最高得点者は?


中共政府に容喙された「ポスト佐藤」の愚を繰り返すな
山際澄夫(国際ジャーナリスト)
総裁選挙の主導権を中国に握られていいのか。彼らのコロコロ変わる言動に一喜一憂するな


特集  「村上ファンド」は平成の黒船か

ジョージ・ソロス」になれなかった村上世彰
山本一郎(イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役
あっけなかった「モノいう株主」の失墜。日銀総裁まで顧客だった「勝ち組」の躓きの石は?

阪急・阪神薩長同盟」は“JR幕府”に勝てるか
原武史明治学院大学教授)
JRのスピードに圧倒された関西私鉄。“明治維新”のカギは宝塚と甲子園の文化融合にあり

六甲おろし」は歌えども「村上おろし」には唱和せず
井上章一(日本文化研究センター教授)
村上逮捕に快哉を叫ぶファンに背を向け、今宵も自虐的に阪神苦難の歴史を振り返る……

特集  歴史の黒白が大逆転!

蘇る“恥ずべき過去”の亡霊
フランスでも植民地「自虐史観」論争
松浦茂長(元フジテレビパリ支局長・ジャーナリスト)
「奴隷交易は人道に反する罪」vs.「植民地支配の功績こそ学校で教えろ」。国論は真っ二つなり!

毛沢東像が中国から消える日 平川祐弘東京大学名誉教授)
親中にも反中にもなることなく、中国に自由が保障される日をゆったり待つことにしよう

ジョセフ・ナイ「ソフト・パワー」論の盲点
湯浅博(産經新聞東京特派員・論説委員
靖国参拝が日本のソフト・パワーを毀損」!? 事実は逆で中国はいま靖国パワーにたじたじ


なぜだ!? 壮大な無駄遣い 地上デジタル放送導入の怪
谷村智康仙台市産業振興事業団プロジェクトマネージャー)
既得権益にしがみつくテレビ業界が推進する高コスト低性能の新システム。ツケは国民に

サヨクの最後の砦──「格差社会」「愛国心」「共謀罪」ハンタイ
仲正正樹(金沢大学教授)
「みんな国家に騙されてるゾ」と大合唱する脳内ヒキコモリ系サヨクにはほとほと疲れる

大論争・つくる会内紛「真相はこうだ」
八木君には「戦う保守」の気概がない
西尾幹二(評論家・「新しい歴史教科書をつくる会」初代会長)
「日本から見た世界史」を目指した「つくる会」の精神を貴君は台無しにしたのである

「謀略」を看過するわけにはいかない
藤岡信勝(「新しい歴史教科書をつくる会」副会長・拓殖大学教授)
私や「つくる会」を貶めるために数々の怪文書をばらまいた張本人はいったい誰なのか

国家情報論 21世紀日本生存の条件(16)
「革命の女王」
──宋慶齢とスメドレーの謎
中西輝政京都大学教授)
ソ連に追随した慶齢と中国に与したスメドレー。近親憎悪となった二人の女王に何が……

追悼 ジャン=フランソワ・ルヴェル
リベラルな保守派を体現した知識人
山口昌子(産經新聞パリ支局長)
彼は「左翼フランス」にあって左右の全体主義に反対し親米主義を貫いた信念の人だった 月報「北朝鮮問題」(15)
テポドン発射は恐れるに足らず
荒木和博(特定失踪者問題調査会代表)
脅し・タカリの材料がなくなると、テポドンを振りかざすワンパターン。日米は甘い顔を見せてはならない

「一読惨憺」拡大版
岩波新書の「負の遺産
軽手思庵(世捨人・翁)
新赤版千点突破でリニューアルとは結構なことじゃが、名著の中に迷著ありを忘れなさんな



■山田和 外伝 北大路魯山人 34
■樋口進 文藝春秋写真館 4
草野徹 気になるアメリカン・ブックス13
保阪正康 ナショナリズムの昭和15
佐々淳行 インテリジェンス・アイ 50 ■麹町電網(インターネット)測候所
出久根達郎 言の葉のしずく
荒川洋治 言葉と世界73
池谷伊佐夫 古本蟲がゆく13
■紳士と淑女
SHOKUN BOOK PLAZA(新刊書評 岩野裕一・東谷暁・三浦小太郎/本の広場)読者諸君・編集後記