MARSで、パウンドの雨あられを降らし、１RでTKO勝利を飾った竹内出。
にしても、一緒に試合を見た皆さん。
「ここまで観客が静かなTKO勝利って珍しい」とか
「入場の女の子は華があるなあ。本人には全く無いのに」
とか、あまつさえ速攻で売店に買いに行って
「結局買えなかったモナ(´∀｀)。竹内だからフルラウンドだと思ったのに、使えないモナ」
とか、ちょっとひどすぎるんじゃないでしょうか。
まあ、そんなことはどうでもいいんだ。
両大会が終わったあとだからいうけどさ、実は私の希望は、竹内出のDEEPへの参戦だった。それも、こう普通に参戦するんじゃなくてね。
長南亮と桜井隆多の試合が終わった後、勝者（その時点では、どっちが勝者になるかは予測できなかった）のところにスーツを着込んだ竹内がリングインして、花束を渡す。
で、おもむろにマイク。
「○○選手、おめでとうございます。でも、僕に勝たないで80ｋｇ級のチャンピオンは名乗れないんじゃないですか？」
本来の格的には、佐藤光留よりこのへんの相手じゃないとつりあわない。
個人的には昭和のセピア色の記憶の中から、
「片手に花束、片手にチェーン。入場曲は「運命」。」であってほしかったりもする。
さらに歴史をひもとけば、力道山がWリーグ戦で決勝のｖｓキラー・コワルスキーのときに、わざわざ次の抗争の中心であったザ・デストロイヤーを登場させ、次に引っ張っていった・・・という故事にもつながるというね。
（失敗例：ゼロワンの「Z-ton」。どうなったんだあいつは）
ひとつの戦いが終わったと思ったら、間髪を入れず、次の敵役が登場・・・という演出には燃えるんだよ。DEEPの中では大物同士の決戦であったこの試合の、次回の主人公に竹内出はぴったりだった。会場も大きくどよめく。こう。
「誰？」。
・・・・・・いや違った。
まあ、小路晃ｖｓ三崎和雄の勝者も決まったから、「DEEP80キロ抗争」は自前の戦力でもふつうに盛り上がっていくのは間違いないだろうけどもね。以前の繰り返しになるけど、K-1系とPRIDE系の壁によって、シャッフルすれば面白そうなカードの実現の見込みが少なくなるのは残念至極。
竹内は、ROTR終了後に岡見勇信の首を付けねらうというストーリーのほうがいいのかなあ。
