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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

呉智英が、中島みゆきをあらためて語る(週刊朝日)

次の号が発売される直前での報告で申し訳ない。
かなりの長文で原稿を書いてますよ。
内容も面白いのだが、それはまたあとで (続く)



(上の続き)
今回、呉智英中島みゆき論を寄せたのは、彼女が「わかれうた」を書いてデビューしてから今月でちょうど30年だからだそうだ。
呉智英は、なぜか中島みゆきに「実力派だけどマイナー」というイメージがあることに関し、意外な事実を指摘する
・彼女は4曲ものミリオンセラーがある
(「地上の星」「浅い眠り」「空と君のあいだに」「旅人のうた」)
・70年代、80年代、90年代、00年代すべてでヒットチャート1位がある
(上記曲に「わかれうた」と、あと一曲。忘れた)


それなのになぜ、マイナーイメージがあるかというと、その訴える力があたかも「私一人のための歌」のように感じさせるからではないか、と呉智英は推測する。

また、彼女の歌の魅力として、平易で普通ではイメージを喚起させない場面やものを、逆にドラマチックな場に一変させて歌えるからだと、彼は「蕎麦屋」をひいて語る。プロジェクトXのテーマ「地上の星」も、考えてみれば実直に勤勉に社会を支える技術者への讃歌は今まで無かったではないか・・・

提供曲の話では、研ナオコが一番、彼女の提供曲を自分の歌として歌っているので、中島みゆきが自分で歌うバージョンと聞きくらべを薦めている。

ああ、ちょっと聴きなおしてみたくなったな。
パソコンの中のMP3を、これから聴いてみよう。

この項、さらに明日に続く。
もう、週刊朝日は明日、次号が出てしまうが、大抵の図書館にはあるし、おそらく呉智英の新刊には収録されると思うので(そういえば、彼の新著はいつ出るんだ)一応埋もれるということはないはず。