漫画ということであとひとつ。例の陸奥vs雷電だすが、今回は前フリですね。坂本竜馬の時にも出てきた「相手は優しすぎて本領を発揮できない」パターンの応用で→「修羅の側が「本気を出せ」と言うことで最初の試合はノーカン」とし、盛り上げるというスタイルだ。
ここに、谷風をからめて別ルールのひと勝負をこしらえ(「もし本来の相撲なら・・・」「いや、本来の死合なら・・・」)と持っていくというのも。円熟の王道ですな。
こういう「決着付かず」の前哨戦をはさんで本番への期待を高めるのは、梶原一騎、ガラスの仮面、そして昭和新日本の得意技であった。
【メモ】映画「蝶の舌」
日比谷暴動