K-1ハワイ大会の地上波放送解説に抜擢された山本キッド徳郁だが、日本のお茶の間がじっくり聞くことになったおしゃべりは衝撃的であった。
「ヤバイすね」「ヤバイ」を速射砲のように連発、谷川さんは「あぶないあぶないあぶない」だから、要は(表面的に聞けば)二人とも言ってることは同じ。
これが「まったく今の若者は」となるか
「キッドさん、かっけえ(かっこいい)」
となるかは世代差なんだろうが、さてあの喋りはキャラクターなのか、素なのか。
実はある雑誌(どこかは忘れた)が「インタビューを御願いしたら「私如きでよろしいのでしたら」とか言われて、その丁寧さのほうにびびってたじろいだそうだ。
あれかね、
「半刻後に出頭いたすとお伝えあれ!!」とかいって、
もう一回来たときは最初とはうって変わった正装。
「さきほどは傾奇者として、今回は一人の格闘家として、山本KID徳郁まかりこしました」
というとか。
ああ、このネタもそろそろ判らない人が多いだろうな。
KIDから日本語を考える
ところでキッドのキッド言葉は「あいつ、ヤバいっすよ」「ハワイ、いいとこっすね」という風に、要は「てにをは」を抜いているんだよね。
これは頭悪く聞こえるリスクもあるが、それより、そもそもこれを抜いても意味が通じるというという日本語に対し、よく考えればちょっと驚く。
昔、文部省が人工的に簡略的な日本語をつくろうとして失敗したことがあったが、他負えば最低限の日本語を学ぶ、覚える、使うとしたらこの「てにをは」を敢えて覚えない、使わないってのもありですかね?
どうなんですかid:tinuyama さん。
俺もaやtheの使い分けは勝手にいらないと見なし、たいていは無視しているし。