http://blog.livedoor.jp/shooto_news/archives/cat_692042.html
・・・・世界ミドル級チャンピオンシップ終了後、控え室にて菊地昭をドクターチェックしていたリングドクターに対し、所属ジム代表である山本徳郁(=山本“KID”徳郁)が謂われ無き理由で暴言を吐いた上、暴力行為を行うという極めて遺憾な自体が発生しました。これは通常の社会ルールにおいては勿論のこと、格闘技選手としては最も行ってはならない蛮行であり、競技運営に対する悪質な妨害であることは明白です。
日本修斗協会では、この非常識極まりない行為を行った山本徳郁およびその所属ジムであるKILLER BEEに対し、当該ドクターおよび全ての関係者に対する早期の公式な謝罪を求めると共に、同ジム所属全選手および関係者を全修斗公式戦(プロ、アマ、グラップリング)への出場停止処分、加えて山本徳郁本人には全公式戦会場への立入禁止処分とすることを決定しました・・・・・
噂が噂を読んでいたこの問題の、一方からの公式発表がついに出た。
今回は、噂とほぼ同様だったりするからまた何というかね。
【補足】山本KID徳郁のブログは有料で会員のみの閲覧可能だが、ネットの噂によると、事実関係に関し異議があるようなニュアンスだとも言われる
ただ、今回のことで大したものだと思ったのは、修斗協会の毅然とした対応だ。もとより、HERO'Sに主戦場を移していたKIDに対する冷たい視線なんてのも背後にはあったろうが、それにしてもTV局も宝物扱いするスター中のスター、カリスマだ。
芸能人だって不祥事の多くを現場やプロダクションがつくろったりするのだから、今回だってそういうのがあったりしたかもしれない(これ推測)。
しかし、そんなことの有無にかかわらず、競技としての筋を通したわけで、ひさびさに修斗が修斗である、その存在価値を見せてくれたという感あり。
ただ、「キラービー」全体を無期限停止とするのは、それ相応の集団的な責任が、このとき直接発生したのか連帯責任か。後者ならやや気の毒だ。
また、キッド側からの反論だってあるかもしれないわけで、それも一応待ちたい。
あとひとつは、山本"kid"徳郁が本当に、世間への訴求力があるとするならば、これがどれだけ「世間」内のメディアによって報じられるのかも気になる。
週刊誌は?テレビニュースは? 新聞は? ワイドショーは?
邪推すれば、「ライバルTV局・団体の王者のスキャンダルを大きく扱って欲しい!」と動く勢力とかだってあるかもしれないのだから。
・・・って、そうするためにはおそらくは、これが「傷害罪」として、要は警察的な一種ーとなるかだが、それは被害を受けたドクターの被害の大きさや、意思次第でもある。
リングドクターの世界は狭いし、K-1と修斗、PRIDE両方で活躍するドクターもいる。
被害届を出すかどうかもごごく微妙だろう。
あとは、曲がりなりにも「HERO'S」王者である以上、」真の英雄たらんと欲してもらわないと。