http://blogs.yahoo.co.jp/masa1gou3939/7173989.html
梅雨が明け、夏が始まるというこの時期になると
必ず思い出す選手がいる。
その名は超獣ブルーザー・ブロディ。
(中略)
メインは天龍、阿修羅原対ブロディ、トミー・リッチ。
天龍がトミー・リッチをパワーボムで葬った試合後、
リングサイドに座っていたボクはブロディに追い回された。
チェーンを振り回し「ウオッ、ウオッ」の雄たけび。
本当に怖かった。息を切らし、逃げるので精一杯だった。
けど、なんか嬉しかった・・・
全くといっていいほど同じ体験を、数年前にしていた私。相手は極道コンビ、ブロディのパートナーは何者だったっけか。彼はどうでもいいな。当時からブロディのみを見てた。
いや、追っかけられたおっかけられた。 ただ、客観的に俺とブロディの間の距離を見れば「俺を追っかけた」という話もないのだろう。たぶん方角が偶然一致しただけだ。
しかし、肝心なのは「俺を追っかけてきた!!」と思わせるほど、彼のリング外徘徊に迫力があったということだ。
ブロディは、あらゆるレスラーの中で一番好きで、当時われわれ5年某組でつくるコミッション認定のランキングで、私は常に彼の一位の座を主張して譲らず、前田日明やらアンドレ・ザ・ジャイアントなぞを主張するやからも論破したものです。
梶原一騎氏の「プロレススーパースター列伝」も先行ストーリーとの整合性をわきにおけば(笑)、一番か二番目に完成度の高い作品だった。いまだからこそ再読を勧めたい。
そのたたずまい、存在感はまだまだMMA選手が望んでえられないものです。
だからこそ「ブロディなら、サップに勝てたね」とかいう妄想をわざわざ相田みつを風に筆で書く馬鹿もいるのです(註:俺)。
今年の夏は、平成の世に、同じような存在感を目指した男・橋本真也が急逝した。
いまごろは・・・
「強敵の そちらに向かう 超獣忌」