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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

前田吉朗に今度こそ最強の敵!(恒例)・・・相手は狂馬と「体重差」

「ヤスダの魔球発表会」(from「がんばれ! タブチくん」)なみに毎回毎回このブログで登場する「今度こそ前田吉朗はピンチ!」というネタだが、PRIDE武士道に参戦する今回こそはマジもマジ、大まじ。



佐伯繁DEEP代表兼DSE広報が、DEEPサイトで質問にこう答えた。http://cgi.deep2001.com/cgi/deep2001.com/user-cgi-bin/deep_bbs/patio.cgi?mode=view&no=35


日時: 2005/04/11 23:20
名前: maniac
軽量級は認知されるまで(できればいつまでも)、ちゃんと同階級の選手をあてって欲しいですね。探すの大変なら別に無理に外人でなくてもよいでしょう(ベネットだって普段75KGあるでしょう?)。前田VS日本人で充分面白い試合組めそうですけど。前田や今成みたいな60KGぐらいの選手をスターにできたら佐伯さん、凄い功績ですよ。偉そうにすみません。

日時: 2005/04/13 00:39
名前: 佐伯


残念ながら65kgでの武士道の枠は無いのです。70kgでも武士道に出場したいのか、やめるのかは前田選手の判断にまかせるしかないでしょう。ヘビー級とミドル級の舞台しかなかったPRIDEが73kgまでOKにしたんだから発展したと考えましよう。将来的にはもっとしたの階級もやれるといいですね。時間も必要なんです。

うわー、「僕が交渉するとギャラを全く抑えられない」「闘いたいと頼まれるとつい試合を組んじゃうんで、12試合になっちゃいました」など、選手のことを考え過ぎと言われていた佐伯さんが、榊原皇帝によってダークサイドに引き込まれたか(ウソ)。


「今度の前田の相手がクレイジー・ホースなら、佐伯さんはクレイジー・○○○になった!」とかネタにしたくなるが、まあ、シビアな話なんだろう。桜井速人五味隆典もそれぞれ相手は重い選手になるって言われた上で来たんだそうだな。


体重差を抜きにして話すと、前田吉朗は「柔術グラップラー殺し」と名を馳せたわけだが(今回は村田卓実を、腕十字で極めたね・・・)、「相手がメチャクチャやってくる喧嘩屋だったら? 打撃主体のストライカーだったら?」という留保をつけているファンも多い。
日本拳法の使い手もKOしてはいるのだが、まだその声は払拭されていない、ところへもってクレイジー・ホースことチャールズ・ベネットですよ。
前の五味戦では本領発揮とは行かなかったが


http://www.kansenki.net/report/04/0806kotc1_hine.html

さてここで、このクレイジーホースについて少々。この選手はズバリ、その名の通りクレイジーな大バカ野郎です。二月に彼の試合を生で見たんですが、試合開始後いきなり意味なくケージによじ登ってしばらくケタケタ笑い(ちなみにその風貌は「治安のめちゃ悪いストリートにたむろってるヤク中の黒人あんちゃん」そのもの。前歯がみんな金歯だし・・・全部溶けたのか?)、
降りて来たと思ったら相手に突進して、あっという間にタコ殴りにしてKO。試合時間40秒。で、すぐさままたケージに駆け上がり(手を使わずに足だけでケージを走り登った)豪快に墜落して、もう一度(今度は手を使って)てっぺんまでよじ登ると、今度は高い高いサマーソルトを決めてまた笑い続けました。
その身体能力には恐るべきものがありますが、身体よりむしろ精神に効く薬物の匂いがぷんぷん。常識的に言ってこういう人は、深夜放送以外でテレビでお茶の間に流しちゃいけないでしょーね。ランペイジとかよりよっぽど直接的に「社会悪」を表象してますから。アメリカ社会的には。


ともかくその試合のインパクトが絶大だったため(?)メインに抜てきされた六月の大会でも、この獣はクレイジーラッシュで相手を攻めまくる。相手が粘ってグラウンドになると、インサイドガード(クレイジーホースは身体バランスがいいせいか、めったに下になりません)から、無理にでも相手を抱え上げて立ち上がっては、ノーザンライトボムで頭から叩き付ける。それを繰り返すこと数回。サブミッションなどは間違っても狙わない。
で、2R目も同じペースでやって、終盤は自分で勝手に疲れて泣きそーな顔になりつつも判定勝利。試合後はまたしてもケラケラ笑いながら金網ムーンサルト。ちなみにこのクレイジーホース、試合前に流される紹介クリップでも、仲間の黒人チンピラ連中十数人相手に大乱闘を繰り広げるなど、強烈にカマしてくれています。


それでも仕方ない。阪神タイガースも、次の武士道のころには失速しているから(断言)、大阪の誇りを胸に、入場曲のように「道なき道を歩」いてくれ。再録。


前田吉朗入場曲『RAINBOW MAN』 詞/吉井和哉THE YELLOW MONKEY
http://hamq.jp/stdB.cfm?i=chi01&pn=6

道なき道を歩こう 形なき夢にすがろう
剣よりペンがほしいよ 神より紙に証したい
海より罪に溺れたい・・・・

余談。前田の連勝記録について

「この前今成と引き分けた時点で、扱いとしては連勝はストップなのかな?まだ続いているのかな?」という小さい議論をNHBニュースでやっていて、スポナビなどを見る限り「12連勝でストップ」とみなしていいだろう、ということで落ち着いたのですが、週ゴンでは今成戦をはさんでも「13連勝」という扱いでした。