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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

中国の投資銀行と提携…K-1のKは「可能性」か「剣が峰」か

http://gbring.com/sokuho/news/2010_07/0716_k-1_02.htm

…交渉中の事業パートナーとして、ひとつはShanghai Media Group(SMG)。これは中国最大の国営メディア事業体です。もうひとつはInfront Sports & Mediaという企業です。これはスイスに本社を置いていまして、おそらく世界トップ3に位置づけられる国際的スポーツ・マーケティングの企業です。特に FIFAのワールドカップにおける放映権ライセンス窓口としての仕事をしております。特にInfront社は中国あるいは日本に向けて、メディアコンテンツの展開を行っていきたいと、K-1あるいはDREAMに対してきわめて大きな可能性を感じているとのことです。この2社以外にも同等の規模を持った企業体と交渉をしております。

 ひとつのステップとして、初年度はSPVを作りましてこれらの事業パートナーと提携する形で、この3年くらいの間で200〜300億円相当の資金調達を図り、5年後をめどに企業価値が1,000億円になるくらい事業構築を…

イラストは「苦しい老舗企業に突如現れた資金提供者」というつながりで、本文とは関係ありません(笑)

ところで。
今日書こうと思った話は、ほぼ3カ月前に書いてました。
K-1が華僑資本に売却される日・・・石井館長インタビューより(サイゾー
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100421#p1


今回の記者会見によって、その時、元記事掲載の「サイゾー」に書いたこの一節はさらに重みを増した。

石井館長(この肩書きが違うことは百も承知だが、敢えてこう書く)のインタビューをこうやって実現させ、こうやってどこにも載っていない情報が掲載されている以上、これは立派な「スクープ」。

他のメディアは知らなかったか。

知っていて書かなかったか。

それはどっちでもいいが、結果的に「サイゾーは格闘技のスクープが時々は載る雑誌」であるとこちらも判断せざるを得ない・・・

格闘技メディアにはピュリッツア−賞も新聞協会賞もないが、今回の発表によって「サイゾー」が「2010年格闘技報道スクープ大賞」というべき位置につくことはほぼ確実となった。同誌はどや顔で「弊紙には、K-1外資導入に関するスクープを出した実績がありますので」と今後大いばりで格闘技取材をすることができる。他誌は、真ん中の席を空けておかねばならないのう。

ダナ・ホワイトZUFFAの再来なるか

ダナはしばしばインタビューでこう言う。「いま、有象無象のジョーク団体を旗揚げする金持ちたちがいるが、俺たちがUFCを買ったときは、あの団体に200万ドルを投資しようという人間がだれもいなかったんだ」と。


投資とは常に博打であり、見通しをはっきり示せる人間はだれもいない。
思えばPRIDE-4が行われたとき、「これでPRIDEは終了する」とみんな思ったし「東京ドームの半分も埋まらないのが格闘技。プロレス人気は衰えない」と多くの人は思っていた。
今回の「タニラッパ」のように、アジアや欧州で大成功を収め復活する可能性だって無いとは言えなくなくなくなくもない。「MMAはだめだが、K-1はOKという放送コードや観客の嗜好のあるところもあるしね。

ただ「水面下で数ヶ月話し合った」とはいうしサイゾーのスクープもあったけど、唐突感も否めないわけです。

http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-863.html

PUJIさんが金を出す訳じゃなくて、これから投資家を募るということである。結果的に投資家が十分に集まらないという可能性もなくはないのだろう。投資家がFEGを魅力ある物件とみているなら、なぜ直接投資しないのかなあとおもう。

そうだよな、周大人だって娘婿の料理店に金を出したのに。



その他周辺記事は、例によってここがまとまっている。
http://sadironman.seesaa.net/article/156572369.html

小川直也が筑波大大学院入学。ジャンボ鶴田の評伝読んで影響受ける

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

http://blog.livedoor.jp/igf123da/archives/1303428.html
・・・今年初めから受験準備を始めた小川選手は6月に推薦入試の書類審査を通過、今月5日に口頭試験を受けてたそうです。

14日に合格発表があったようで、見事合格。

小川本人のコメント(東スポ
「オレは今、少年柔道の指導を始めているけれど、明治大学では実践ばかりでコーチ学は学べなかった。ちゃんとした理論から学ぼうと思って、昨年から…」

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一緒に試験を受けた人の体験談
http://charo17.blog5.fc2.com/blog-entry-66.html
控室にいたもののどうもそわそわしていたのでお茶を買いに行くと、僕をさらに緊張させてしまう出来事が。

なんと自販機の前にスーツを着て立っていたのは、あの…!!!!
小川直也!!
… 何事かと思いましたが、おそらくあの方も同じ受験生なのか。
(試験官だったらもっと緊張だろうけど。)
ってことは、もしともに合格することができたら、同級生に・・・(略)
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で、なぜ入学を思いついたかと言うと、この電子書籍の草稿を読んで刺激を受けたのだのだという。
http://miruhon.net/news/2010/07/post_703.html

高尾淳さんの『ジャンボ鶴田☆三度目の夢』が発売された。
 高尾さんは17年前にジャンボ鶴田の家庭教師を務めただけでなく、今回、小川直也筑波大学受験をもお膳立てしたのだ。
小川さんは草案段階のワード原稿『三度目の夢』を読み、新たなる挑戦に目覚めることになる。(略)

http://miruhon.net/index.php?main_page=product_info&products_id=485

一七年前の春、私は故ジャンボ鶴田のタッグパートナーに選ばれた。だが、私達が集い、闘う場所はプロレスリングというマット上ではなかった。縦五十センチ、横八十センチの小さな……机という置物が用意され、傍らには筆記用具が置かれているという、教室と言う名の“舞台”。私たちは共に助け合いながら、大学院受験という目標に向かって闘っていった。
「そこは違うでしょう…全く理解できていませんね」
「はい、すいません…気をつけます」
 素直に私のリードに従うジャンボ鶴田。机の上で闘うジャンボ鶴田は、あの“怪物”と謳われたチャンピオンではなかった。オドオドしながら問題に向き合う彼の姿は、それまで絶対にリング上では見ることが出来なかった、苦悩と不安が交差している横顔が垣間見える挑戦者だったのである。

あれからもはや、十七年。当時四十三歳だった鶴田さんと同じ年になった私は、いま改めてかつての鶴田さんの“挑戦”を思い出して感慨が尽きない。何故、四十三歳という年齢から、新たなる道にチャレンジしようと思い立ったのか?

小川直也はこう言う。

・・・「三度目の夢」を読んで思ったよ。四十三歳は、人生の下り坂ではないと。
 偶然、ジャンボ鶴田と同じ道を歩むことになったが、俺はジャンボ鶴田を超える気でいる。絶対に負けるつもりはない。だが、同じ大学院の先輩に対して、敬意をはらって言いたい。
「鶴田先輩に開いていただいた道を、大事に歩みたいと思います」と。

というわけでマスターになった小川。
この前紹介したばかりだが、やはり故ラッシャー木村のエピソードを再度紹介したい(笑)。

お前名無しだろ:2010/05 /26(水) 11:37:25 id:HR7bnB1k0

ジャンボがセミリタイヤ後、筑波大学院に受かって最初に報告したのがラッシャーさん

J「木村さん今度僕マスター(修士)になるんですよ」

木「そうか頑張れよ。最初は小さい店なんだろうけど月に一度は飲みに行ってやるよ」

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100527#p2

角川春樹の相変わらずパねぇ話(吉田豪とロフトプラスワンで)

聴きに行ってた人のツイート
http://twitter.com/kinnosuke1932

とのこと。
ところで、ちょっとこれだけ別立てで紹介。
うれしい話なので。