INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

五味はプロサーファーになるか、ならぬか。つうかサーフィンのプロって?「プロ成立」考

俺は酒井法子の報道に接しても、まだ「プロサーファー」という仕事が成立するってことに実感がわかないんですよね。
あれだけ技術がいるもので、見ていてもスペクタクル感があり、しかも用具にこだわる人が多いのだから、その用具を売りたい人が「スポンサー」になるというのはうん、ありえるかなと頭では納得がいく。

鮎釣りのプロもいるわけだし、人間社会では予想以上に変わった形?といったら失礼だが、いろんな形でお金が回っているんだなあ、ってえことでしょうか。
こち亀」でまだドンキーコングがゲームセンターになってたころ「わしはテレビゲームのプロになる」という両さんの台詞はギャグだったが、少なくとも韓国にはいま存在するからね。


それと格闘技が両立するか、といえば多くのファイターが今での生計は別だし、アンデウソン・シウバもディスコのプロダンサー兼ファイターとしてPRIDEで活躍した。でもフルタイムで練習するよりは強くないだろうから、やっぱり五味隆典の「プロサーファーを目指しつつ海外で戦う」というのを額面どおりに受け止めるなら、トップ、第一線に立とうというモチベーションはないよ。それでもいいならオファーがあれば受けるよ、というスタンスなんだろうか。 そういう人もいてもいいんだろうけど、惜しいね。


プロというのは作ろうと思えば何でも作れる。ただ警察がこわい。

コメント欄での話が、思わぬ方向に行った。自分の文章はちょっと分かりやすく、例も補足しています

ccc 2009/09/17 05:14
それを言ったらプロ格闘家も一緒というか。

プロサーファーについてはよくわかりませんが、
これは答えになりますか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1428709874


gryphon 2009/09/17 05:19 そうそう、格闘技も奇妙奇妙。
ただ「見物人が払った銭で食える」という形はある意味、大道芸人と同じですから分かりやすい。
その芸が金になる、という部分ではもうみたまんま、なるほどと分かりますからね。
「風船ふくらましのプロ」とか「ロボットの物まねのプロ」というとはぁ?だが「見て面白がった人が銭を払う大道芸」といえばなるほどとみな納得する。
プロサーファーにより似た感じの違和感は「(MMAに出ない)ブラジリアン柔術のプロがいる」と聞いたときの感覚かな。


gryphon 2009/09/17 05:27
あれ、しかしスポンサーがいればもう間違いなく成立するけど、仮に無くても

「大会参加者のエントリー料から賞金を出す」
「優勝者=すごくうまい人はその賞金をゲット」

なるほど、この仕組みがそれなりにうまく回りさえすれば、本当にどんなジャンルでも「プロ」は成立し得るかもしれない。食える食えないの線引きじゃなくて「1円でもそれで金をもらえばプロだ」という宇野薫のお父さんの定義でいえば確実にそうだ。

その紹介URLにある、これは実際そうなのですかね?たしかにギャンブルしてるのと同じだろ、といわれりゃ同じかもしれないけど
===============
>日本の場合、エントリーフィを払って賞金をもらう大会に出る場合、プロ資格がないとゴルフのニギリやマージャンと同じギャンブルと見なされる


思い出した。エンセン井上って修斗で戦う前はそもそも「ラケットボールのプロ」だったよなあ。

バランス感覚を養うから格闘技とサーフィンはあい通じる、という説

もあるが、いい波は奪い合いだから腕っ節が要求され、格闘技と親和性が高いという説も聞いたな(笑)

「選挙結果と信仰は一切無関係です」・・・って言っちゃっていいのか?つか誰が断定したんだ。

特定の格闘技の試合結果と信心は一切関係がございません。失礼いたしました

ということを言った人はいないが、
「ビタミン、トレーニング、神への感謝」を勝利のたびにアピールしていたプロレスラーはいた。





関西エリアの毎日放送で2009年8月30日放送の衆院選開票特番で、コメンテーターとして出演した落語家の桂ざこばさん(61)が、公明党候補の相次ぐ落選について、「落ちるということは、信心が足らんということなんですか?」と発言していたことが分かった。

出演者からは、「それは政教分離ですから、それは違うでしょ」とすぐにフォローがあった。また、番組の女性アナウンサーが、「特定の政党と選挙結果、信仰心は一切関係がございません」と…(後略)
http://www.j-cast.com/2009/08/31048498.html


何が言いたいのかというとだ。
桂ざこばの発言を「ヤロウ・・・タブー中のタブーにふれやがった・・・」って感じるのはまぁいいし、ある種の妥当性もあるんだけどさ、そのフォローで「選挙結果と信仰には一切関係がございません」ってのはフォローの方向が違うような気がするんですわ(笑)


試合とか受験で、われわれがお守りかなんか買って、それあげた人がいい結果が出ないとして。
「ごめんなさい、うまくいかなかったよ。・・・でも気にしないで、あなたのくれたお守りって、成功・不成功と一切関係なかったから!!」
と言われたら、ねぇ(笑)。

そもそも、こういう「信仰厚き人の受難」というのは「一切信仰と関係ない」とフォローするより、一種の神義論でフォローしたほうがいいと思うです。落選者は、みなヨブなのだよ。と。たぶん。
http://elemiya.asablo.jp/blog/cat/yobu/

9:11 神がそばを通られてもわたしは気づかず/過ぎ行かれてもそれと悟らない。
9:12 神が奪うのに誰が取り返せよう。「何をするのだ」と誰が言いえよう。
9:14 わたしのようなものがどうして神に答え/神に対して言うべき言葉を選び出せよう。
9:15 わたしの方が正しくても、答えることはできず/わたしを裁く方に憐れみを乞うだけだ。


さて、そんなこんなで。この前亡くなった伝説のディレクター、吉田直哉氏の

という本がある。あるとき、この宗教家の説法の現場を撮影することになった。収録前の挨拶に控え室へいくと・・・

(略)
「グイッとあけな。グイッと。」
「・・・いえ、これから撮影・・・。仕事中ですから」
「なにィ?それを言うなら、こっちだって仕事中だぞ」
黒縁の眼鏡の奥からにらまれ、これはからまれる、と確信したがコップを手にするのも勇気が要った。尋常ならぬ量のウイスキーなのだ。
こんなに荒っぽい飲みかたは見たことが無い。角ビンのウイスキーを大ぶりのコップのふちまでドクドク注いで、申し訳のようにほんの少しのビールをたらして割って、机の上に溢れさせるのだ。
(略)
創価学会二代目会長となって6年目の戸田城聖氏。
(略)
ひとくち飲んで不覚にもむせると「グイッとあけな」と目が据わっている。ビールをあおりながらウイスキーをストレートでのむのを、アメリカでボイラーメーカーと呼ぶ、というのは後に得た知識だが、ビールとウイスキーの量がこの場合逆転しているのだ。いかに教祖でどんなに酒豪でも、酔わないわけが無い。
(略)
そうこうするうちに屈強な若い人が呼びに来て、戸田氏は立ち上がった。ネクタイは右の肩の上にはね上がり、ズボンは下がってシャツの裾が半分以上出て、みるからに酔漢の姿である(略)。・・・そして、演台にたどり着いて両手を突くなり、いきなり「説法」ははじまったのである。


「おろかものが!
開口一番の獅子吼が、この言葉であった。(略)
「このオレが、病気もなおらん信心をすすめると思うとるのか!


このあと、「病気の治癒と信仰は一切関係ございません」といったお断りや訂正は出なかったようである。

民主党政権下の「記者クラブ開放」公約は中止だそうな。

この前書いていた話がパー。
格闘技メディアの首相取材は、もうしばらくおあずけとなったようです。
論評・引用の時間が無いので、このURLだけ紹介しておきます


■新聞が書かない民主党の「公約破り」
http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/09/post_90.html


週刊朝日編集長・山口一臣氏の記事だ。
わたしはこの人のワイドショーの発言やブログ記事に批判的だったけど、所属する会社の中での立場も考えると、この記事を書いたことには素直に脱帽、尊敬します。
例によって「山口一臣」のはてなキーワード作成。