日本の戦後SFを開拓した一人で、ブラックユーモアやドタバタ、前衛的な作風など幅広い手法と作風で多くの読者を獲得、俳優などとしても活躍した作家・筒井康隆さんがことし2月下旬から、個人的に自分内でふとブームが再燃、数冊再読した。91歳だった。
筒井康隆
と、いうことなんだが、ただ目当ての肝心の作品2つを読めてない。
ひとつは、あるテレビ番組に招かれたコメンテーターが、ずっとむちゃくちゃな発言をして司会者を困らせる、それだけの話なんだが、作中で超でたらめな、それでいてもっともらしい「中国の故事っぽい言葉」を語る
「あなたは〇〇〇という言葉を知っていますか」
「いえ、残念ながら」
「〇〇〇という……が、■■■しました」
「それだけですか」
「それだけです」
みたいなね……肝心の言葉が無いと、おもしろさがぜんぜんつたわんねえな。
もうひとつは
「堕地獄仏法」だ。
これは数か月前から、とある事情で読みたかった(笑)
どちらも、「この短編集に収録されているだろう」というのはだいたいわかるし、調べることもできるんだが、肝心のその文庫本がどこにいっちゃったかわかんねぇ(笑)
それじゃ、本を「所有」してても意味がなくてな。これが電子書籍のアドバンテージでもある…。
その一方で探していたら「日本SFベスト集成」が出てきた。
これのおかげで、名前を知ったレジェンドは枚挙にいとまがない。これがかつては毎年刊行され、その後文庫になってるんだものなぁ。
どんなジャンルであっても、こんなふうな「〇〇年【ジャンル】ベスト集成」があれば最高だよね。
一話完結が比較的多いグルメ漫画とか、できそうじゃないですか。
そして、自分がそもそもそういうSF集成とかを手に取るようになったきっかけがポプラ社から刊行されていた、今はこれで復刊している「SF教室」だった
これほど入門書として完璧だったものはない。
この水準で、いまもいろんなジャンルで「入門書」が出ていたら、それを、実力的、知名度的な第一人者が執筆していたら、そのジャンルの未来は明るい。
そんなことをふと、思い出したら、感謝の念しかない。
あらためて、筒井康隆さん、ありがとうございました。
これからもますますのご活躍を。
……おっと、マウスがすべって、変なものを張り付けてしまったた。









