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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

青木真也、秋山成勲にTKO負け…の感想


以前の記事に書いたように、年齢と試合間隔のことを考えて青木優位は動かず、秋山圧倒的不利と思っていた

事後諸葛亮的に振り返ると、青木が得意のおんぶおばけになった後、セコンド北岡悟も大声で言うように「疲れないように」との頭もあっただろうけど、最後の「首を絞める、絞まらない」という一点の攻防になった結果、反射神経やテクニックより単純な、ナチュラルな体力=筋力の競い合いになり、そこで凌いだことで、青木の体力が大幅に削られたのかもしれない。もちろんそれでも大ラウンドにもう一度組み技の展開になれればよかったわけで、それを防いで…これもセコンドの北岡悟が何度も経験した「足は捕まえた、だがその状態のまま何発も近距離で殴られてダメージが蓄積している。このまま勝負をかけるか、このパンチをかわすことを優先するか?」で前者を選択、失敗したという感じですかね。
だから試合の攻防としては、1ラウンドも2ラウンドも、まことに典型的な形となりました。
それでも46歳で、或る種”必要のない”試合を受けて結果を出した秋山は称賛されるべきだろう。


一方で秋山の勝利はおそらくは「点」で、試合を実際に今後やるかはともかく、これほどの大一番を作れることは今後ないだろう。何しろ同世代は当然ながらほとんど引退している。
秋山もこれが実質の引退試合であっておかしくはない

日本人離れした筋量を武器にこの階級で打撃戦を行い、ONEで好戦績を納める手塚裕之がアピールする”セクシー対決”個人的にはめちゃくちゃ面白いし実現してほしいが、まあやる流れにはなりそうもないかな。

これでマルケスが腰から崩れ落ち、すぐにレフリーがストップ。前戦に続いて豪快なKO劇で勝利を挙げた。

 試合後マイクを向けられた手塚は英語で見事な受け答えをすると、今回試合が流れた元王者のカデスタムと、「僕の方がセクシー」と秋山成勲との対戦をアピールした。
efight.jp

そして勝敗の常で、青木真也は勝てば大一番になり得たホベルト・サトシ・ソウザ戦は、むつかしくなりそうだ。実現するかもしれないけど、谷間のビッグマッチならざる試合ぐらいにしか今は扱いにくい。
ここからもし青木がONEで、あるいはその他でもう一度レコードを強化して、この試合にこぎつけたら、それもまた凄い事なのだが……

といった感想。

そしてほかの日本人選手、みな一騎当千なんだろうけど、純粋に上のようなカードで視聴者が通常以上に引き付けられた「この大会」でインパクトを残せたかというと、そうならなかったのは残念でした。