事前に書いたように
「両者さらにポジションを上げてほしいのだが、２人で闘う以上はどちらかが落ちる。それだけで残念な話なので、まあほんとに好勝負、名勝負的なものになる事のみを願う」
という話で……そして、たしかにどちらかが一方的になるわけではなく、見せ場を作ってくれた。
それでも…
１：クレベル・コイケのがちゃがちゃした「キレイではないけど危険な打撃」（ダンヘンっぽいね）を、リーチを生かして遠方からの、むしろ綺麗な攻撃で封殺していく
２：コイケの寝技で、勝負どころではまず凌いでいく。
３：そしてスタンドに戻していく
１は、佐々木憂流迦ぐらいの身長とリーチが無いとむつかしいかもだが、そちらは見事にハマった。
２も３も、ある程度まで実行できた。
問題は、その２と３が実行された上で「それでも密着を説かず再トライしていく」という、おそろしいことをコイケが実行したことだ。
佐々木憂流迦一本負け。
— たなえい 栗松派 (@1_mma_w) February 23, 2022
やはり強かった。#RIZINTRIGGER2nd pic.twitter.com/3sytcJyazW
そして憂流迦でさえも、それをしのげない…彼はUFCでも本格的な柔術家に寝技で上回られて屈したことがあるので、そこは仕方ないのかもだが。
あのダウン直後、高度な戦略性も慎重さもかなぐり捨てて、ラッシュをしていたら違ったのかもしれないが、それは朝倉未来ｖｓコイケの時も言われたことで
そのまま勝っていれば「さすがあの時慎重に行っていたからこその勝利」だろうし、一気に攻めて同様に寝技で逆転負けしたら「あの時距離を置いてじわじわとせめていけばよかったのに」となったのだろう。
うわぁー！！！！クレベルダウン！！！
— YTR (@u_taro924) February 23, 2022
でも返してる！！！憂流迦選手いけー！！！#RIZINTRIGGER2nd pic.twitter.com/Jt6fV0luy6
にしても、佐々木憂流迦は実力は十分にあるし、フェザー級を並べてみて、下位に位置することはほぼないと思うのだけど、とはいってもことRIZINにおいては、レコードがまず現在絶不調なので、やはり発言権は減っていくのだろうか。
ぶっちゃけ、たとえば萩原京平選手と対峙して後れを取るイメージとかないんだけどねえ…レコードからたぶん導かれるだろう下位のポジションから、どう全速力で巻き返すのか、だと思います。
yunta.hatenablog.com
倉本一真選手は、順当なる勝利…なのだが、勝ち方は順当じゃないというか、たぶんＧＰ１回戦負けという、こちらもやはりの「ポジション後退」という現状に対して「そこから巻き返すには、勝ち方が派手であればあるほどいい」というのを意識したんだと思う。
それを意識できるほど実力差があった、ということかもしれない。
現場じゃん#RIZIN_TRIGGER2 pic.twitter.com/6P5soRiqu6
— まくれが🇮🇪🥃 (@MAC_mma_) February 23, 2022
でさー、
やっぱり思うのは、子のレスリング折り紙付きでテイクダウンして、上からスラムやパウンドをかましていけるこのファイトスタイルで、朝倉海と闘ったらどうなるか？ですよ。
あのＧＰ、最初の試合はＫ－１式の抽選＆本人の選択だったので、海選手が先に、その直後に倉本一真が引いて、１回戦で実現してくれ…と思っていたがそうならなかった。まあ、あの時はその後、倉本も１回戦に入る前にケガをしたそうなので、その時闘わないでよかったのかもしれない。
とはいっても、客観的にはGPファイナリストの海と闘う流れを生むには、あと１、2試合は必要でしょうね。レスラーに対抗し得る、足関節の今成正和とか、レスリングvsレスリングで太田忍…とかが対戦相手になったら、ちょっとやばいけど、逆にいうとそういう選手（プラス柔術系選手）ではない、打撃ベースの総合格闘家だと、あまり倉本が止められるイメージが持てないということだ。
今回の試合でポジションが上がって、次の対戦相手が気になります。
大沢ケンジの解説動画
クレベルvs佐々木憂流迦、倉本一真vs加藤ケンジの爆速解説！勝敗を分けたのはここだ！https://t.co/4owY3vYydF
— Kenji Osawa大沢ケンジ (@kenjiosawa) February 23, 2022
セミとメインしか見れてないけどおもしろかった！いやー格闘家っていいですね！
