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見所解説2022年一発目となるRIZIN TRIGGERのメインイベントに静岡と深く関わる両者の一戦が組まれた。RIZINに参戦してから負けなしの3連勝中のクレベルと、5戦2勝の憂流迦。共にグラップラータイプだがスタイルが柔術ベースのクレベルに対し、憂流迦はレスリングベースのグラップリングスタイル。電光石火の極め力を持つクレべルはそのフィニッシュ率の高さを証明し続けてきており、下馬評は憂流迦が不利か。ただし相性で見るとこの勝負はかなり拮抗している。
憂流迦はパウンドを落としてダメージを与えるよりも持ち前のレスリング力を駆使して上から圧力をかけながらポジションを展開していくスタイルで、ファイトIQも高くクレべルが得意なガードポジションには付き合わない事が予想される。クレベルの技のバリエーションを研究してくるであろう憂流迦がいかにクレベルの張る柔術蜘蛛の巣にかからずに戦うのかポイントになる。クレべルは宣言通り、いかなる場面でも圧倒してRIZINフェザー級タイトル挑戦権をアピールしたい。崖っぷちの憂流迦はこのチャンスを物にして乱れに乱れるフェザー級戦線を更なる混沌に…
メイン試合はこの前書いた通りで、そもそも両者さらにポジションを上げてほしいのだが、2人で闘う以上はどちらかが落ちる。それだけで残念な話なので、まあほんとに好勝負、名勝負的なものになる事のみを期待。
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そしてセミには倉本一真が出て来るのか。佐々木憂流迦も倉本も、シュウヒラタ氏が代理人を務めている。もう1枚の”カード”だった井上直樹の幻想が砕かれた今、倉本の復活があれば。
彼もバンタム級だと、「レスリング力で渡り合う」という面では同階級で太田と被るな(笑)。そしてそういうタイプが朝倉海(打撃系)や扇久保博正(グラップリングだが、こちらもレスリングベースか)と戦ったらどうなるかも興味あるし。
にしても、トリガーは要は、「興行をバラシて、本戦だったらセミ前に置かれるだろう試合をメインにして稼ぐ」ものである。
なんだかんだと購入するけど、これであの価格はちょっときつくはあるよね。