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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

朝生、田原氏はせめて「司会」ではなく『向こう正面』に…/そして三浦瑠麗氏に『基調演説』されても困る

2020年7月31日の「朝まで生テレビ」感想。

やはり、田原総一朗氏はもう司会を退いた方がいい。
それは、どんなにかつては敏腕だったジャーナリスト、名司会だろうと、やはり基本的には年齢による衰えが来ているのだ。

「論理の反射神経」という部分、誰かの長い話を聞き、要点を頭の中で整理し、それに自ら質問したり、反対意見を持つ人にふる能力……それが、「衰えて」きた(元からあったかどうかはともかく、そういうことにしといてくれ)

それは主観の問題だ、と本人が言うかもしれないが、それなら客観的に分かる「滑舌が衰え、しゃべってることがもごもごして視聴者が聞き取りづらい」ということを理由にしてもいい。
それでも視聴者は構わないと思って聞いてくれる、というのは永六輔か秋山ちえ子的な、古い客を持ったラジオDJぐらいなものではないか(笑)


そこで。
「もう、若手にその場を譲ってほしい、だけど大物過ぎて、かつては番組の顔にし過ぎたんで、そのままクビにするのもちょっと苦しい」
ときにですね、そのひとを

「向こう正面」

に配置する、というのはどうでしょう。もちろん、その視点から全体を見て頂き、時々ずばっと全体像を斬ってもらうために、向こう正面という重要なポジションをお願いするんです。


「向こう正面」をそんなふうにつかった例があるか、ないかはわかりませんが。

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三浦瑠麗氏に「基調演説」を担われると違和感。

自分は、氏が朝生に出ること自体は反対ではない。というか、はっきりいって最近のレギュラー的に登場するひとは、政治家も含めて、彼女よりさらーに下、少なくとも興味を持てないような論者が多いと思う。
それは純粋な識見の面でも、「大島渚」や「野坂昭如」「小田実」「西部邁」らがやったような、暴走激論をするテレビ芸人としての意味でもである。

だけれども、三浦氏が、実際番組では田原総一朗から、大幅に時間と「節目」の部分、総括的なポジションを与えられていることは明白でな……。
つまりだ、木村健吾にメインを任せますか。タイガー戸口にメインを任せますか。

そういうものでしょ。
一時期、荻上チキ氏や宮崎哲弥氏が、体調不良の田原氏にかわって司会をしたときは、そういう総括役を自分が兼任していて、まだそっちのほうがよかったと思うのです。

以上、感想。



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