きのうは
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の一件でにぎやか、大騒ぎでしたね。
このブログの、自分の「実力」とは無関係なところで、上のテーマに適当なブクマをつける場所が当初なかっただろうこともあって、ここに皆がブクマをつけてくださいました。
さて、せっかくだから、今年初めに書いた…というか、これも他を紹介するだけのコーナーではあるが、それを再度紹介します。
「高畑さん」が何ゆえ人気なのか、その秘密の一端も明らかになるでしょう。
もとは「藤子不二雄ファンはここにいる」から引用したものです。
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20130927
「Cookie(クッキー)」11月号「ソウルコミック」のコーナーで、谷川史子先生が偏愛本を紹介しており、その一つとして『エスパー魔美』を挙げています。
高畑さんが「理屈じゃないんだよ、人を信じるってことは」と言う場面をピックアップしながら、谷川先生は「理想の男性をたずねられたときには“高畑君”と答えるほど、二人の信頼関係にはとても憧れる」と…
(略)
高畑さんって、本来は理屈っぽい人というか、論理的・科学的にものごとを思考するタイプなのに、この場面では理屈や合理性を超えて魔美を信じています。そこに私は心打たれました。そして、このセリフを噛みしめれば噛みしめるほど、高畑さんらしくないのに高畑さんらしい言葉だなあ、としみじみ感じるのです。
さらに、高畑さんが「理屈じゃないんだよ、人を信じるってことは」と魔美くんに伝えるとき、あらたまった態度やドヤ顔で言うのではなく、バッティング練習するついでに、しかも空振りして球を頭に当てながら、ぜんぜん特別なことじゃないように言っているのがとても素敵です。高畑さんのかっこ悪いところが、かっこいいのです。
こんなすばらしいセリフを言ってすぐ、球がゴチと頭に……(後略)このへん、ほかの創作、ストーリーテリングにも応用できそうな。
リンク先の書き手が書いた藤子・F・不二雄研究本が
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自分で自分のブクマ紹介
「エスパー魔美」が話題なところで、この「りくつじゃないんだよ」話を再度紹介します - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-b.hatena.ne.jp「すごく知的でクールなキャラが、信頼や愛などは『理屈じゃない』とか言って無条件にそれを示す」「重大な出処進退も、本人にとってはごく普通なので余りにさらっと言っちゃう」とか、創作で使える技法ですよ。
2019/11/07 07:39