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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

頻出検索ワードのランキング、ネットの論調紹介コーナー、そしてtwitter視聴率…いまの「ネット→一般メディア」の”ルート”は??

まずマクラで、このコラムを紹介。

発信箱:特ア?=布施広(専門編集委員
毎日新聞 2013年10月30日 00時26分
http://mainichi.jp/opinion/news/20131030k0000m070110000c.html
 ちょっと面食らった。「特アとの関係は重要ではない」。意見感想欄にそう書いてある。ご存じだろうか。特ア(特亜)は特定アジアの略で、具体的には中国、韓国、北朝鮮を指す。反日感情の強い3国を冷ややかに隔離するように、ネットなどで時々見る言葉だ。

 今月初旬、ある大学でアンケートをさせてもらった。偏差値的には超難関の国立大だが、誤解や先入観を避けるため大学名は伏せる。回答者は約90人。調査結果を見ると、「特ア」のような意見感想は例外的とはいえ、学生たちは近隣諸国、特に日中関係の改善に悲観的…
(中略)
別の大学の男子学生に聞いたら、「学生はネットを見たりして自分の好きな情報をどんどん取り込む。だから考え方が一面的に、急進的になる傾向があるのでは?」とのこと。なるほどと感心…(略)…ともあれ隣人は大切にしたい。右でも左でもいいが、特アなんて悲しい言葉だ。

まあ、各種周辺情報から判断して、最初の大学は「東工大
http://www.ocw.titech.ac.jp/index.php?module=General&action=T0300&JWC=201320133&vid=03
「別の大学」は学習院
http://syllabus.gakushuin.ac.jp/godaigaku/kamoku_list.cgi?gakubu=hougaku

ではないかと個人的には推測しているが、違っていたらすいません。
あと、これへのはてブ
http://b.hatena.ne.jp/entry/mainichi.jp/opinion/news/20131030k0000m070110000c.html
「もともと、さまざまな日本がらみの問題で、その3カ国だけ受け止め方が独特なのに、それを『アジア諸国が懸念』などとひとくくりにされてきた。それへの皮肉、カウンターとして発祥したという必然性がある」といわれれば、なるほど一定の理がある。
過去に書いたけど、実はその問題を自分が知る限り最初に指摘したのは、朝日新聞田岡俊次氏であったのです。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050816/p4


さて、以上は余談。
書きたいのは、「インターネットの用語なり、論調なり、が『一般』(メディア)に浸透していく過程、径路」の話なんです。
自分がこのブログを書き始めたのは2004年なのだけど、ゼロ年代と今とでは、もちろんぜんぜん状況が変わっている。
上のコラム記事をきっかけに「特定アジア」という用語を調べてみたら、実は古ウィキペディアの古い記録ではですね「ネット上にだけ出てくるただのスラングだから、項目から削除するべし」「いや、一般メディアにも出てくる」みたいな議論が展開されていたのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88:%E7%89%B9%E5%AE%9A%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2/%E5%89%8A%E9%99%A4

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88:%E7%89%B9%E5%AE%9A%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2/%E5%89%8A%E9%99%A42

これはおもろ。抜粋

一部のインターネット掲示板2ちゃんねる)などでしか使われてない単語で、百科事典の記事としてはふさわしくない。また、単語の意味が特定の国を差別している。222.144.234.4 2005年9月13日 (火) 09:21 (UTC)
(削除) 著名でない単語だと思われる どじっこめろーね (Talk/Cont/Old Name) 2005年9月13日 (火) 09:40 (UTC)
(コメント)特定の国を差別的に呼称するのを避けるための言葉を差別と言われたらミもフタもない気がするが……。[218.110.92.184 2005-09-13 21:14(日本時間)]
(存続支持)「特定アジア」の三ヶ国が他アジアとは異なる対日姿勢をとっているのは事実であるし、今後の一般化に期待できる単語であると主張。
(削除)一般に流通していない、分野として定着したともいえない(研究結果の発表的)記事。また、ごく直近に発生したと書かれているにも関わらず発生源の具体性に欠け、「執筆者やその周辺の人物以外が内容の正しさや不正確さを検証できない記事」にも該当すると考える。--K.F. 2005年9月13日 (火) 16:26 (UTC)

これが2005年の風景。この「特定アジア」という用語が結局8年間風雪に耐えて「新語サバイバル」を果たしたという個別性の評価をすべきか、ネット用語が一般化するハードル全体が下がった、と評するのか、ここはちょいと判断に難しい。
 
ちなみに、一般化の度合いがさらに進んでいる、トップランナーだと思うのは「中の人」。大学人といっても若手なのだから当たり前かもしれないが、磯田道史氏が2013年10月30日、読売新聞連載コラム「古今あちこち」で、研究室に浜松市のマスコットキャラ「家康くん」が表敬したときに「中の人」を連発している(笑)。吉田戦車が使用ごとに1セントずつもらってたら、いまごろ億万長者だゼ。


余談余談ではなしが進まない通常営業だが、再度本題にもどる。
そんな中、ゼロ年代の半ば、総合雑誌論壇誌で「ネットではこんな話題があるんですよ」というのを紹介するコラムというのが始まった。
当時は「おおおお、こんなことやるのかね。非常に斬新だ、衝撃的だ。タブーに踏み込んだね」的な感じを受けた気がするな。
不思議なもので、両極端は相通じる、なのか、「諸君!」と「世界」が早かったという記憶がある。
 
諸君!にて「麹町電網(インターネット)測候所」。(書き手は「たぶん」大月隆寛
世界にて「ブログ時評」(書き手は団藤保晴 http://dando.exblog.jp/ )
どちらがともに、いつごろ始めたのかは調べ切れませんでした。


その後、そして今では自分が雑誌に目を通す頻度ががくっと減ったので、そもそも追いきれてないけど、「正論」に確かあったと思った…が、目次じゃ見つからないな。
http://seiron-sankei.com/recent


新聞はというと、東京新聞で「週刊ネットで何が…」というコラムがある。
書き手は中川淳一郎氏…で固定されているのかな?
「週刊ネットで何が…」で検索すると、「アニメでサムゲタン騒動」の関連記事ばかり出て、かなりうっとうしい(笑)


産経新聞にもこの種のコーナーがあった…なんだっけかな。タイトル忘れた。

あと、キーワードランキングを載せている新聞はけっこうあったかな?
年末のグーグルやヤフーの「検索頻度ランキング」も風物詩になってているよね。


NHKは「特ダネ投稿DO画 」というコーナーがある。NHKが独自に募集した投稿ももちろん使われているけど、youtubeニコニコ動画の人気作品は声をかけて転載、さらに背景や作者へのインタビューを盛り込んで番組を作ってる。

そして午後11時半、1日の最後をしめくくる「ニュースWEB」は、ハッシュタグのつぶやきを画面に表示したり「つぶやきビッグデータ」というコーナーがあるんだっけ。

http://www3.nhk.or.jp/news/newsweb/

Twitterで視聴者参加
皆さんからのニュースに対する疑問・質問ツイートを番組内で紹介します。番組で紹介してもよいツイートにはハッシュタグ#nhk24をつけて投稿してください。
 
「つぶやきビッグデータ
1日数千万件にのぼる日本語のツイートすべてを分析し、前日に比べ2倍以上つぶやきが増えた「単語」をランキング化します。
  
「気になるニュース」
ネットナビゲーターが、その日の「気になるニュース」を選びます。

そして自分が一番日常的に目にしているのが、テレビ朝日の朝の情報番組「グッドモーニング」(旧「やじうまワイド」)内のコーナー「ネットHOT」。これはヤフーのキーワード検索(リアルタイム検索)から、前日に話題になったものをピックアップし、映像を借りたりなんなりしてやっている。なぜヤフーであり、グーグルじゃないのかとかは、いろんな理由があるのかないのか知らない。


まとめます

現在テレビ、新聞、雑誌で「ネットではこんな話題があります」を紹介するコーナーや番組

メディア コンテンツ どんな内容?
テレ朝「やじうまワイド ネットHOT ヤフーキーワードから話題を紹介、映像は独自に
東京新聞 週刊・ネットで何が 中川淳一郎氏がネットの話題をコラムで
産経新聞 名称失念 ネットの話題をコラムで
NHK 投稿Do画! 詳細はこちら http://doga.nhk.or.jp/doga/
NHK ニュースWEB 詳細はこちら http://www3.nhk.or.jp/news/newsweb/

うーん、自分はまだまだ目を通してない雑誌があるし、テレビ(たとえば昼や午後のワイドショー)も、ラジオもわからない。
このリストに更なる情報を求む、であります。

テレビも”twitter視聴率”を無視できなくなった

そして

ツイート集計でテレビ番組を評価 視聴率と別の新指標
2013年11月1日05時07分
http://www.asahi.com/articles/TKY201310310502.html


 【佐藤美鈴】ビデオリサーチ社はツイッター社と提携し、来春からテレビ番組に関連するツイッター上でのつぶやきを番組ごとに集計する調査を始める。地上波放送の全ての番組を対象にする予定。視聴率とは異なる新たな指標づくりとして注目を集めそうだ。
(略)
番組ごとに設定したキーワードがツイッター上で書き込まれた数と、そのつぶやきがどれだけ端末に表示され、読まれたかを示す「インプレッション」……、既存の視聴率では測りきれない番組への反響を把握する狙いがある。たとえば、視聴率が低い番組でも、つぶやき数が多く熱狂的なファンが多い……DVD制作などの2次展開がしやすくなる… 一方、ツイッターのつぶやきには視聴率を高める効果もある。

ただ、機械設置やアンケートの必要な視聴率調査と違って、twitterは公開情報だろうからな。もしそこで面白い結果が出たら、他も参入してほしいもんだ。でも、それを売ってお金にするノウハウもないから無理かな。ただ、「本当にその基準で正しいの?」「別の基準があるんとちゃう?」という監視の目は厳しいだろうな。