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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

オールラウンダー廻、三ツ矢との死闘続く。「鉄風」は長期休載か?

鉄風」休載。再開期日は、作者体調次第。

https://twitter.com/Ikari_Gendo から転載

「今号に掲載を予定しておりました『鉄風』は作者・太田モアレ氏の体調不良により休載させていただきます。次号以降については太田氏の復調を待って連載を再開する予定です」

こう書いている以上、7月とか8月(もしくは12月)に漫画家がなぜか休載するあれではないようだ(笑)・・・とか言っている場合ではないな。くれぐれもお体に気をつけ、お早い回復を。漫画家商売って、健康を損なったら誰も助けようが無いからシビアですよね・・・
私は以前からオールラウンダー廻鉄風、そして木村紺の「からん」を
講談社格闘漫画ゼロハチ組(すべて2008年開始)」と称していたのだが、からんがご存知の通り理不尽な形で終了、そして鉄風が作者の健康・・・。あの厳しい世界で、2008年から普通に続くということ自体が大変なわけだが、それにしてもなあ。

オールラウンダー廻・難波死闘編」レスリング三ツ矢との死闘が佳境へ!


今あらためて目次とか見ると、「廻」よりあとから始まった作品が既に三分の二ぐらいを占めている感じだ。すでにベテラン的な。
さてそんなこんなで、山本KIDもかくのごときか、というレスリングをベースに打撃で勝負する(でもやばい時は安全策でタックルを使う)、ある意味これまでで「最強の敵」ともいえる三ツ矢選手との試合が続いています。

じつは自分、前号のスタースイープから寝技で逃すことなくポジショングを進めて、最後に一本!!だと予想していた(そうそう上をとるチャンスないだろうし)のだが・・・・・。
あらやだ奥さん、あのアマレス小僧はそこで主人公を引き剥がし、再びタックルで攻め込むのよ。
試練が続くのだが、あの関東選手権(柔道の加賀谷)との試合をしのぐ死闘に。



90年代、三沢や小橋の「四天王プロレス」がわれわれを驚かせたのは、すれっからしのファンほど「流れ的にここで終わりだろー」と感じるところで、さらにもう一回のキックアウトを見せ、さらにすごい攻防を見せたところだったと思う。
実際の全日プロレスだと、そういう試合が結果的に三沢の急逝につながるほどのダメージにつながった、ということもあり手放しで肯定できるかというと問題なのだが・・・しかしやはり、戦いの中で「もう一段」ずつのシーソーゲームが続くとわくわくさせられる。
てなわけでメグル君はもう一度、スタンドの攻防をせなあかんのですが、ついにアマレスに特化したモンスターを相手に、タイトルにあるような「オールラウンダー」性が開花する。
そこには、例によって守護神(守護女神?)のアドバイスもあるのだが・・・・・・
そこは誌面を参照。
 


格闘技漫画と「謎解き」
そういえば前回書こうと思って出来なかったのだが、それまで圧倒的な目のよさで相手のパンチをスウェー(だけ)でかわしてきた三ツ矢が、なぜか戦略を変えた廻のジャブには対応できず、かすかにだが当たり始めるという描写が前々回であり・・・その「謎解き・解答編」が前号ではあった。
自分は「関節をはずして腕を伸ばしている。その痛みは波紋法で和らげている」というからくりかと思ったのだが(ねえよ)、そうではなかった。
格闘漫画に限らずスポーツ漫画は・・・「雑誌連載」という形を取る日本漫画は・・・というべきかもしれないが、この「謎」→「解答(説明)」・・・それも週をまたいで……がやはり醍醐味だよなー、と思いました。