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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

去る者、残る者、来る者−−−−週末のUFC、DEEPはセンチメンタルに。

DEEPは1部、2部制だったから実質3つのイベントが週末に集中する感じになった。まるで格闘技ブームのようです(笑)。まあ今週末も2日間興行のShoot the SHOOTO とUFCで三つの興行があるんですけど。
もう時間も過ぎたし、ひとことふたことで。

UFCBJペンミルコ・クロコップが引退か?

トップアスリートの最後は2つの道があって、「トップ」から落ちることになった時点で辞めるパターン、そして落ちながら、そのジャンルの平均的なところにもとどまることができず、そこであきらめるというパターン。
相撲の横綱は前者を制度化しているし、王貞治などもそういう感じだった。これに比べて、例えば最高位が大関小錦、野球でいえば桑田や工藤などは後者の典型でしょう。
どちらを選ぶカは本人の意思もあるし、経済状態などにも当然関係してくる。
今回のUFCは、BJペンと、ミルコ・クロコップがそれぞれに引退を表明、両者の典型がくしくも一緒になった。
もっとも格闘技はとくに、長期に体を休めると重いケガが回復して現役末期より動けるようになり、またやりたくなるというパターンもある。特にBJペンの復帰はあるんじゃないかと思うのだが。


ちなみに自分は、衰えたトップ選手が「でも中堅ぐらいの実力はあるはずだから参加するぜ」「でもまだ新人より上だから出るぜ」というのは、競技的にもまったく正しいと思うので、ミルコ的な引退のほうが好きだ。
とくに、アマチュアのはずの柔道家がけっこう『講道一家』のしがらみ的な部分で早めに引退を余儀なく?されるのは納得行かない部分があったりする。


試合自体に関しては、ミルコは予想の通りになってしまい、爆発的な決定力…要はパンチやキックでKOする力がなくなっているんじゃないかと感じさせるものでした(相手のロイ・ネルソンUFCでも屈指の打たれづよさではあるが)。
ペンの相手ニック・ディアスはおなじみの「なんであたっちゃうのパンチ」が炸裂。基礎、基本の重要性を説くボクシングコーチ涙目。ゴン格がいくら技術解説をしても納得いかねえ(笑)
あと、両者の寝技合戦が見たかったので残念。

中村アイアン「鉄のカーテン」で前田を封じる。

前田はたしかにテイクダウンされてもほぼダメージを受けること無く、立ち上がることに成功。そのおかげで試合自体は動きがあり、見ごたえのあるものにはなった。また解説の松本晃市郎は「こうテイクダウンから立ち上がられると、中村選手の消耗が相当になります。そうしたら前田選手が反撃してくるでしょう」と予測していた。
それは実際にセオリーどおりだったかもしれないが…しかし中村は「1分ぐらいかけて相手が起き上がるなら、15分で15回テイクダウンすればいい」とでもいうべき戦略で、それを完遂した。
こんな選手はそうそうはいないと思うが、にしてもやはり時代は「倒されても立ち上がる」よりは「倒されない」なのだろう。最新号のゴン格では、リオン武がまさに宇野薫対策を途中からそう切り替えて、成功したという話は載っている。
負けた前田吉朗は、一歩後退ではあるが、まあ番付がぐっと下がる負け方でもないので、まだ踏みとどまれる場所にはいると思う。

日沖発

テイクダウン後のダメージは与えてないにひとしいが、そのテイクダウンで勝ちをもぎ取ったといえば日沖発。勝ちの判定でも別に文句は無いが、判定を逆にされても、あるいはダナ・ホワイトが「またくそジャッジが星を盗んだ!ループの勝利だから勝利者賞はループだ!」といっても文句はない。
なんとか勝ってよかったが、日沖はパウンドが嫌いとかじゃないよね?