昨日の公武堂TVでも「2010年度の同社決算や如何」という問いを発すればよかった(笑)。後日の課題にしよう。
その代わり、上にも触れた
”格闘技メディア界の織田信長”こと高島学氏
の話題が出てきた。
その心は 「センゴクを終わらせた」・・・ってね(笑)。
いやそんな謎掛けは放送中には出て来ません(笑)。話題になったのはこの前の名古屋の試合から「当て勘」という話になって、視聴者のチャットも含め概要を要約すると・・・
「XX選手の当て勘はすごかった」
「でも考えてみると当て勘って不思議な言葉だね」
「技術の説明、ちゃんと理がある打撃の技をこの言葉で安易に説明してしまうきらいもあるよね?」
「でも実際に『当て勘』というしかないようなセンスの持ち主がいるのも事実」
「そもそも、最近生まれた言葉だよね。以前は聞かなかった」
「自分は近藤有己やヴァンダレイ・シウバが新鋭として注目されたときに聞き始めた」
「たしかにその二人は『当て勘』のイメージだ」
「こう最近聞き始めた言葉なら、だれか造語者を特定できるんじゃないかな?」
「んーーー・・・高島学さんだったような気がするなあ」
と、そんな感じ。まあただの酒飲み話的な放談で、特に裏付け資料があるわけでも何でもない。わたしの言うところの「日曜民俗学」ってやつです。
しかしこんなマイナーな世界の、マイナーな言葉一つでも初出や造語者の解明は難しいってことと、さらには「俺は成り立ちを知ってるよ」「俺はその言葉が載ってるXXX年前の雑誌記事を持ってるよ」というのは、専門家でなく世の中の好事家こそが真相に迫れる…というかこんなんに専門家なんかいねえ(笑)。
もうひとりの高島、高島俊男の文章を最近また読み直す機会があったのだが
「電話を『入れる』という用語法はいつから始まったか?」
「『パニクる』なる言葉が生まれた時期は?」
「『白兵戦』の語源は?」(http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090209#p3)
なんて思索もときおり行っていて、それがあらためて面白かったのですね。
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皆さんも、最近流行した言葉も気づいた時には「発生時期」や「造語者」を確定させてください。後世の人に役立つかもしれない。