何度かブログで紹介したkamiproのトークイベントは、驚いたことに下北沢タウンホールの札止めとなった。知人のいうには、同会場の席は250〜300人だという。ロフトは食事や酒の注文からも利益が出る仕組みだから比較は単純にできないが、今回当日券は3000円近い、ロフトの格闘技トークイベントと比べてもやや高いお値段。それで満員にしたのは正直、雑誌のエンターブレイン発行が最終号を迎えたという「最終興行の盛り上がり」の面もあっただろうけど(※自分もそういう意識あったもの)、同時に地道に積み重ねた編集部の「ツイキャストーク」が育てたリスナーの効果もあったのではないか。
実際、聞いていて思ったのが、トークイベント用のトークを主要な編集部員がやっていることだった。
つまり話者だけなら説明をしないですむ「XXXさん」とか「XXXの時」というのをさりげなくフォローしたり、状況を説明する冒頭の言葉なんかを入れたり、あと、ラジオでの話者に必ずある、独特の抑揚、口調がそれなりの感じがしたっす。
まあツイキャスのトークを考えると、ラジオでほぼ1年ぐらいのレギュラー番組を持っているのと同じぐらいの経験値を積んでいるのだろうな。
んで、イベントの時に配られたアンケートで「今後、この催しは定期化を考えています」というくだりがありました。ご報告。
トークから
会場で告げられた縛りは「ブログでざっくり紹介する程度はいい。でもツイッターとかでの逐次紹介はやめて」
というものだった。
「ざっくり」というのはどこまでがざっくりなのか少々わかりにくい部分もあるが…自制しつつ、あたりさわりがない中で面白い部分を紹介してみるか。(記憶による大意です)
・金原弘光が、IGF参戦を前に久しぶりにプロレスの呼吸を…と自身のUインターvs新日本対抗戦のビデオを見直した。同時彼は、ダメージを相手に与えるためにレガースを取って生スネで蹴りをやったという。(当時金原はムエタイを本格的に学び、本場タイの試合でも勝利したとか!)
「いやー、試合を見ていたら当時の俺は本当に洒落にならないえげつない蹴りをやってて。見直してたら、俺が俺の相手を応援してたんですよ!!」
谷川貞治氏「K-1の建て直し中である今、選手が他の団体に一時戦うのはぜんぜん問題ない。でも、彼らのそれぞれの態度をじっと見てて覚えてる(笑)」
「最近、某氏(K-1体制の重要人物)から『これから関西を基盤に活動する』とメールが送られてきた(笑)」(注釈。この人は関西にもとの地盤があるので、たぶん仕事などもそちらのほうが多いのでしょう)
「このトークイベントの日程を知った何人かの記者から『何か発表するんですか』と電話取材された。うち一人は『引退勧告された力士の誰に声をかけるんですか』と決め打ちで取材してきた(笑)」
堀江ガンツ「記者団と前田日明の顔合わせのとき、『ガンツってのは、どの人?』(物まね入り。殺気に満ちた声)と言われて、そこで挙手する気持ちがわかりますか?」
某元編集部員「ハッスル・PRIDE全盛期、山口編集長からいわれた言葉。『XXX、そろそろお前も家を買ったらどうだ?』」
てな
もんや(もっとあるけど)。