この前、「地味で無名だが将来性有望な新人はみなGP1回戦でセーム・シュルトと当てられて潰される。なんじゃそりゃ」と書いたのですが、谷川貞治氏がゴン格最新号でこう語っている。
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2009/09/23
- メディア: 雑誌
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
本当の気持ちをいえば、まずファン投票などの”人工の手”が加わることはもうやめたい。スポーツを目指すなら世界16箇所で予選をやって、その優勝者が出てきてくじ引きで組み合わせを決めることが一番いいですね(略)推薦なんかせいぜい1人でいい。
本当にできるかはともかく、その問題意識やよし。
で、こういう「人工の手」の問題の実例として、ぽろっと言っちゃった。
交渉している内にいろんな人工の手が入ってきて、もう複雑なパズルのようですよ。
たとえばダニエル・ギタなんて僕個人は勝たせたいんですが、交渉をやっていくうちにセーム・シュルトになってしまうとか、
バダ・ハリvsジェロム・レ・バンナとシュルトvsテイシェイラを組みたかったのに組めなかったり。
だれだよギタ戦を嫌がった選手ちゅうのは。ギタ・シュルトを除く14人の・・・・うーん、どの選手も容疑者として浮上しそうな(笑)。
つうか、いかにギタが厄介なゴールデン・ルーキーだったかが分かるわ。
そしてこれは、Dynamite!だか何かに緊急参戦したシュルトに解説の谷川が「彼は相手や準備期間で文句を言わないから助かる」とめっずらしく感謝していたあの逸話の、おそらく証明になっているわ。
でも、おそらくは片方の選手が、このカードに難色を示したがゆえに流れたと。
私としては後者のほうが、これまでの谷川証言からシュルト無実、としたいのだが、ここは平等にどちらも捜査対象です、としとこう。なあに形式的な調べです(コロンボ風)。
大山空手が敵に後ろを見せることはありえないっ、といいたいところだが、ブルミン空手だって敵に後ろは見せないっ。
さてさてどちらかな。バダとバンナもどっちかな。
しかし、こういう「交渉段階でXXXは、XXとの対戦を嫌がったんだぜ!!」というのはやっぱり強力なプロモーターの武器だよな。
最近はダナ・ホワイトもこの武器を使い出したのだが、本当に巨神兵の熱光線なみに強力なので、倫理面を考えて全面的に封印するか。最新の注意を払って計算づくで出すのがよろしかろう。
あとはトークショーの時に、ノリで言い出すとかね(笑)