INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

修斗−パンクラスが「和平条約」無しに国交回復するのってどうよ?・・・いや待て、解釈次第で大丈夫か?


ほぼ一ヶ月前になりますが、格闘技においてある歴史的な事件が、キラリ☆ふじみ メインホールにて発生した。
http://www.kakutoh.com/pc/blog/gravity/2009/08/vswindy_89.php

”ドラゴン−S”(修斗のシンボルマーク)の浮かび上がるマット(たぶん)に、赤と黒の”ビッグ・エックス”(パンクラスのシンボルマーク)を背負ったファイターが公式にあがり、拳を交錯させたのだ。

フライ級  5分2R
 △ジェット・イズミ(M16ムエタイスタイル)
 (判定0-0)※19-19/19-19/19-19
 △WINDY智美パンクラスism)


といってもゆとりでi-podでツイッターで、サザエさんのEDはピーナツではなくじゃんけん、わさびがドラえもんの声な、若い世代の皆さんには、これがどういう意味を持つかなんて分からないだろう。

時は2002年4月30日!!
日本の格闘技を「競技化」せんとの理想に燃えた重鎮たち・・・すなわち修斗コミッション、そして日本修斗協会が合同会議を実施した。
そして、ひとつの決断を下した。


「(株)ワールド・パンクラス・クリエイト(同「パンクラス」)主催プロフェッショナル興行に、修斗プロフェッショナル選手ライセンス保持者とライセンス申請予備者の出場を禁止する」


との決定である。同年6月1日、この決定は施行された。
この後のあれやこれやも、いくらでも講談調にカッコよく、ドラマチックに書くことができるんだけどやっていると疲れるので省略。

世間?ではこんな風に盛り上がってました、とだけ発掘データを紹介しよう。


■速報!修斗八百長団体パンクラスを糾弾!
1 名前: 八百長撲滅委員会 投稿日: 02/05/02 23:32
http://sports.2ch.net/k1/kako/1020/10203/1020349922.html


また、2005年夏のSHOOTONEWSには、見直し機運もあるとはしつつも、まだパンクラス出場禁止は有効だ、との狷介、いや見解が掲載されていたともいう。
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/50023746.html
カ・・・カテエ!!


そんな時代を経て、いいも悪いもない、すでにもう、WINDY姐さんが修斗のリングに上がったという事実があるんだって。
ファンとしてはめでたい。いいことである。

さらに、格闘技通信の記事によると、坂本一弘サスティン社長は、ヴァーリ・トゥード・ジャパン09へのひとつの案として、「北岡悟選手に参戦してほしい」と公言しているのだ。


いやー、ぜひ見てみたいっすね。




のだが。

2002年4月30日の決定って、結局どういう経緯で無効になったんだろうか?


今週の「さよなら絶望先生」は、ルバング島小野田寛郎氏の逸話をモデルにして「あることをストップさせるためには、上官からの正式な終了命令が出なければいけない」というネタをやってました。


http://d.hatena.ne.jp/roido0811/20090902/p1 (いきなりこんなエントリからTB来たら驚くだろうな・・・)

・・・彼に夏休みを終了させるには、上官であるところの先生の命令解除が必要だそうです。何だかよく分からないw
上官(絶望先生)の「夏休み 終了!」の言葉に涙を浮かべ、敬礼し復唱する芳賀くん。


・バブルが終わったのも知らずに物欲に走るアラフォーの女性。上官にあたる人の命令解除がないとダメみたいなので、先生がバブル終了を告げても信じてもらえません。
そこで当時の上官の制服である、肩パット入りすぎのダブルのスーツとハデな柄のネクタイ姿でやっとバブル終了の命令解除。


・恋が終わったことを理解できない男性には上官(警察)が終了を告げ(ストーカー容疑で警告)、


・ウィンドウズ95には○イツが終了を告げる…皆さん戦いすぎですw


・「まだラブコメ描けるチャンスがと信じてる元シモネタ漫画家」→別マガ新連載はラブコメじゃないんですか?


・麻生総理に政権終了を告げる小泉元総理


いかん、ついつい長めに引用してしまった。近年の傑作エピソードでしたのでね。


で、修斗の場合、「対パンクラス戦争、終了!!」の敬礼と復唱、だれがやるのかやらぬのか。
ふつう、一般的には
http://blog.livedoor.jp/shooto_commission/

にて宣言(告知)がなされる、ということなのだろうな。


・・・と思いきや、解釈しだいによってはそもそもこのままで何の問題も無いのかも!!

いや、これを書いて、自分の文章および引用資料を読み直したらね、あーーこのままで、この決定は死文化させたままでも全く問題ないかもしれないと思い至りました。
その解釈が、修斗コミッションの公式見解と一緒なのかどうかも分からないし知る機会もないのだが、なるほど、あれはああだと解釈すれば、別に敬礼も命令解除もいらない。もしそれを見越していたのなら、相当な知恵者だ。
このまま淡々と交流を進めていけばいいのか、だ。



自分で書いて、自分で納得して完結するブログのエントリーってのもあまりよくないのだが、ではとりあえず自分は納得したので、VTJへのパンクラス選手参戦を期待していますよ。
こういうことき志田幹がまだ現役だったらナァ。
一度、近藤有己VTJ出場を提案したことがあったっけ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090605#p3



※一応ヒントだけ。
某漫画作品でいうところの「レッツ倒産 とりあたま」
これと同じ構造ではないか、と。