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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

UFC放送再開で改めて惜しいランペイジの罪。「MMAの炎」が彼を焼き尽くしたのか

昨日夜十時、ついに日本の放送電波に戻ってきたアルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ。
10月の本中継開始までは傑作・名勝負選だが、なにしろ馴染み無いような二人が闘うよりはライト層をまず取り込むにはこっちのほうがいいかもしれない(私も正直、これで名前しか知らなかった選手を印象付けてから見たいからありがたい)。


その中で、UFC71の中でPRIDE戦の復讐に燃える”アイスマン”チャック・リデルを見事返り討ちにしたクイントン”ランペイジ”ジャクソンの戴冠激を見る事が出来ました。某動画で一回ぐらいは見たはずですが、私の低画質レコーダー&ちっこいTVでも、やっぱり画質と迫力はそれとは比較にならない。
そして、あらためてみるとおそらくリーチでは上回っているはずのリデルに果敢にプレッシャーをかけ、狙い済ましたような右フックでダウンさせ、すかさず畳み込むランペイジの勇猛さ、そして試合前や試合後のアピールのプロっぽさなどにあらためて感心しました。


それだけに、暴走事故(犯罪?)と、その被害者の一人には胎児がおり、流産となったという報道は残念で、悲しいものでした。
その子にも、母親にもお悔やみ申し上げたい。
( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/51644377.html 参照)


いくら宗教保守派が「胎児は既に一個の生命である」とのテーゼを掲げるアメリカとはいえ、これを殺人や過失致死扱いにするとは思えないけど(どうなんでしょう?日本の現状も含め、詳しい人は教えてください)、社会的批判は重いものになるという気はする。


【付記】今、あらためて他サイトを見回っていたら、3日に既に報じていたGAME AND MMAサイトのコメント欄にこうあった。
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-1270.html

カリフォルニア州の法律によると、交通事故で胎児が流産した場合、第二級殺人罪が適用される可能性があるとの事です
 http://rearnaked.blogspot.com/2008/08/will-rampage-be-charged-with-fetal.html

【2008/08/04 08:29】 URL | タックル

以前、ランペイジはゴン格のインタビューに答え、こう語っていた。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070925#p1

…リングや金網の中には、俺を興奮させる何って言うか…炎みたいなものがある。それはうまく使えば俺を燃えさせるけど、使い方を間違ると、俺自身を焼き尽くすんだ。ボロボロにね。


上の発言の趣旨は、「だから俺はMMAによって、すさんだ生活から今のまっとうな生活になれたんだ」というポジティブなものだった。
だが。
「神の声が聞こえた」とも暴走行為の理由を述べたとも言われるランペイジ
微妙な判定でフォレスト・グリフィンに敗れ、王座陥落したことと関係はあったのか。
それは分からないが、どちらにせよ自ら、過ちを償うためにも這い上がるしかない。

幻覚と、神と悪魔と

ところでランペイジの「神の声」うんぬん。責任逃れの詐病とか薬物うんぬんなどという可能性はおいて、主観的にランペイジにその「声」が聞こえたとしたら、思い出すのが彼が突然トランクスに十字架を縫いつけ、熱心なキリスト教信者になったという顛末。
たしかPRIDEの、ムリーロ・ニンジャ戦の前後だっけ。
この時も、その神への再回帰のきっかけは「幽霊を見た」だった。


……熱心な信者や教会には申し訳無いが、ランペイジキリスト教信仰を深くし、(部分的だが)真面目な生活を送るようになったとしたらきっかけも、今回多くの人を傷つけることになったのも、ひょっとしたら、医学的には同じ「幻覚」だったのかもしれない。

だとしたら、信仰回帰の前に、「幽霊(の幻覚)を見た」経緯を医者に相談、このことを医学的に診療、治療していれば今回のことはなかった可能性もある。

皮肉な話にもほどがあるが、ひとりランペイジだけの問題ではない。

この可能性だけはいっておきたい。