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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

本日WOWOW”UFC IS BACK”開始…そこで見えてくる「スポーツと海外戦略と放送権」

さあそういうことで、WOWOWUFCが復活です。私も奮発して、画質レート1.4で録画します。おいおいそんなんかよ(笑)。
で、これはどういう経路をたどって再開にこぎつけたのか。各媒体が担当者にインタビューし、一部はkamiproサイトなどのネットにも掲載されている。ゴング格闘技にも。

GONG(ゴング)格闘技2008年9月号

GONG(ゴング)格闘技2008年9月号

で、結局今回の騒動でわかったのは「番組コンテンツを放送局に売るというのは最終的には一対一の交渉であり、けっこう売り手と買い手のハラひとつで交渉が決裂したりまとまったりするものなのだ」ということ。ロレンゾがオーナーとしてUFCに専念し始めたから、この交渉がまとまったんだろう…という見立ては、インタビューではよく分からない(直接の交渉には関わらなかったようだが)けど、そこはかとなく感じる。

ああ、なるほどそうかと思ったのは「近年、UFCの大会数自体が増えた。1大会の放送料は変わらないのだから、その分だけでも予算が増えた。おまけに今後の日程は2、3大会先までしか決まっていない。年度で予算を立てる日本の会社からすると大変だ」との説明だ。
UFCはカード編成自体は早いが、ライバル団体つぶしのためにポンと一大会ふやしたりするものなあ(笑)

「TUFやUFN、また同一資本のWEC放送は今後の課題。まずは本放送をきっちりやっていく」というのは残念だが、贅沢な悩みでしょうね。
「いろいろとアメリカのオルタナティブMMA団体のリサーチはした。だが、最高峰を放送するWOWOWとしては、何度リサーチしても最終的な結論はUFC再開だった」
というのはダナが聞いたら喜ぶだろうな。

UFCはシーズンスポーツではなく1年中やっているから、WOWOWへの視聴習慣をつけるコンテンツとしては魅力的」
なるほど、放送する側としてはそういうアレもあるのか。


ただ、これは以前も言っているけど、WOWOWという母体自体が今、どんな経営状態なのか。
多チャンネル時代に、どういう生き残り戦略を描いているのか。今期の決算とかはどんな感じなのか。
このへんは上場企業なので、格闘技メディア以外の日経新聞とかにちょこちょこ情報が載るはずであります。詳しく追える人はよろしく頼むデス。