昨日被告人質問、いや記者会見が行われたようですが、亀田大毅さん本人は心労でしゃべれない状態だったようですね。それはそれで憐憫の情をもよおすものでしたが、そもそも亀田家の個々の人々、本人はあんまりどうでもいいんだ。
というか、ここで告白すると、大毅と亀田興毅の見分けもあんまりつかねえ(笑)。亀田史郎氏の見分けはつくが。
そこで、やはり問題、巨魁として「TBS」を考えたいですね。
だからタイトルに「東京裁判」とうたった。といっても放送免許をどうこうしろとか、社長が腹を切れとかそういうアレじゃありません。
この放送局が亀田を見つけ、抱え込むように育成し、キャラ付けを行い、そして今回の転落を迎える一連の長編喜劇を、たとえばデビット・ハルバースタムが、ボブ・ウッドワードが描いたような、登場人物数百人で、無数のエピソードを丸ごと描写するような壮大なノンフィクションで読んでみたい、ということです。
ハルバースタム

ベスト&ブライテスト〈中〉ベトナムに沈む星条旗 (朝日文庫)
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ウッドワード

攻撃計画(Plan of Attack)―ブッシュのイラク戦争
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こんな、NYタイムズを舞台にした著作もあったな。

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もしくは、10.11の一夜にそれを凝縮してもいい。
「日本のいちばん長い日」「彼らは来た」「パリは燃えているか?」のように。
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関係者、ことにTBS内部の人々および画面に出たコメンテーターがこの日どこで、何を感じ、どういう発言をし、どう行動したのか・・・これを総まとめするようなものがあってもいい。
この日、井上社長はどうしたか。
金平茂紀報道局長はどうしたのか。(※協栄ジムの金平さんとは無関係ですよ)
新タ悦男(新田悦男)アナはどうして「個人の判断で(笑)」あんな実況をしたのか。
みのもんたは。
杉尾アナは。
筑紫哲也は。
あの日から何を考え、どう行動し、何を発言したのか。
これは一人の優秀なノンフィクション作家が書くより、新聞社の取材班のような組織が総力を挙げて、あちこちに聞いた結果をアンカーマンがまとめるスタイルのほうがいいのかもしれない。

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ムック、新書という方法もある。

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てな本もある。
実際の話、今回の「亀田批判」に絞ったムックにしろ、「亀田とTBS」に絞ったムックにしろかなり売れると思うんですが。本気で企画もちこみたいわ。
もしあれなら、あれだ。
「ミルホンネット」でいかがですかね。編集作業の物理的速度では、紙の出版より何倍も速いだろうし。
昔だったら「別冊宝島が出すに決まってる!」と、根拠もなしに断言できたんですけどね(笑)。
とにかくまとめると
・亀田問題or亀田家とTBS問題をまとめた、資料性のある本の出版を求む
・それは
「今までの歴史を追った壮大な長編ノンフィクション」
「10.11前後の人間模様を集めた証言集的な作品」
「たくさんの記事を集めたムック」
など、さまざまな方法がある
・宝島社や、かつてTBS批判本を出した出版社、ネット出版社などに期待する
・たぶん売れるだろう
という感じです。
あと、TBS批判は多々あるけど、そのポータルサイトみたいなものは無いみたいですね。
いくつかそうなるかな、というのもあったけど、まだこれは、というものはできてない。