INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

PRIDEアメリカ大会で、高田延彦のあいさつは不要。つうか有害だろ

今日は楽。前日コメント欄をそのままコンテンツにできるから。

最高のショーだ!


ひねリン
『コーフンしたので語らせて下さい。

アメリカのモノに慣れた自分の目から見ると、今回のショー(PPV番組)は、なによりその面白さにぶっとびました(UFC脱落者にトップが負けたとかは、基本的にこっちではあまり重要でないというか、ほとんど誰も気にしてないことなんじゃないかな? そもそも五味がUFCウェルターのトップで戦えると思っている人自体少ないだろうし)。番組の出来という点では、UFCもエリートEXも、当然IFLやBodogなどもまとめて宇宙の果てに吹き飛ばすくらい驚異的だった。演出の豪華さ(どんだけ金注ぎ込んでいるんだか)といい疾走感といい、こんなすげえ格闘技ショーはこっちではあり得ない。高田のスピーチ(これはアメリカ人視聴者には拷問以外の何物でもないと思う)以外、前回の問題点のほとんどが改善されていた

ジョシュの解説も満点に近かったと思います。滑舌が良くて明るくてノリも良くて当然技術的にも詳しい。アナウンスチームはバス・ルッテンが抜けて以来、米 PRIDE放送の最大の弱点の一つだったけど、今回は実況の人も良かったし、かなりポイント高し。(いいアナウンスチームを持つことはかなり大事かと。 UFC人気の要因の一つに、ジョー・ローガンという超強力なセレブ解説者を抱えていることがある)

ただ、これだけ凄いショーでも、今回は前回以上に宣伝されてなかった感があるし、二回目なので注目度は下がっていたし、PPVの売り上げは前回よりもさらに低いと見るのが普通でしょうね(ちなみにオブザーバーには、今回はかなり早いうちからタダ券を配っていたと報道されていた)。今回の番組の出来が凄かったからと言って、PPVの数字は口コミで簡単に増えてゆくようなものでもなく、やはり強力な(無料)定期テレビ放送や、その他の宣伝媒体を持たないとなかなか上がらないようだし。今んとこの米PRIDEは、ホントにそこが弱過ぎる。なんでこんな凄いショーを作ってるのにこんなに宣伝がしょぼいのか。もったいないなんてもんじゃない。

でも今回のショー、テレビをゲットするには超強力なプレゼン材料になるだろうし、もし今回リングサイドに大手ネットワーク局のお偉いさん達とかを招いていたとしたら、彼らも真剣にPRIDE放映を検討しはじめるかも、と(こっちのメディア業界の構造をまったく知らない)素人考えでは思えます。』


ジョシュの解説は・・・

# ひねリン 『追加。
ジョシュの解説は、それほどオタク臭を漂わせている感じではなく、普通に素晴らしかったんだけど(「この場面ではこうしたほうがいいと思う」とかそういう技術的指摘もすごく迅速かつ的確だし、専門誌の記者以上に選手の実績等の知識を持ってるし)、それでも三崎の所属チームを「GURABAKA とは Grappling Idiots って意味なんだよ」とか、マッハのテーマ曲を「これはフジミノエレキマン、Electronic Man Never Dies だ!」とか、ディアズが五味のバックを奪ったところで「ジャーマンを狙うには格好の体勢だ!」とか、ときどき「らしさ」も発揮してました。』



# caitseth 『ォォオオー!!ヽ(゜д゜ヽ)(ノ゜д゜)ノ オオォォー!! ひねりんさん:
情報ありがとうございます そうですか良かったですか なにより^^v』



# ひねリン 『caitsethさんどーもです。うんジョシュの解説はコアファンにも一般ファン(は今の米プライドの視聴者にはほとんどいないだろうけど)にもどっちにも受けるんじゃないかな? 試合のない時にはぜひまたやって欲しいです。

UFCへの挑発効果は?

コーフンが冷めないので(笑)、今回のプライドショーにアメ的視点からもう一つ小さな個人的な文句をつけるとすれば、(これは下のアラシ山さんのカキコミにも関連しそうだけど)煽りVでちらちらUFCを挑発してたことですね(いや煽りVの出来そのもので言えば、UFCのなんか相手にならんと思うけど)。別に試合結果がことごとく裏目に出たからではなく、そもそもあんなん意味がない。日本のPRIDEマニア(アメリカにも少しいる)はあれで喜ぶのかもしれんけど、アメリカの大抵の人間は「はあ?」で終わりだろうし(もっとも選手達本人は別で、シャークなんかは「ディアズがゴミのビッグマウスを潰してくれたからいい気味だぜ」とかカキコミしてるんだけど・笑)。TNAがWWEを懸命に挑発して空回りしてるよーなもんで、やればやるだけUFCへの劣等感が見えるというか、自分達は2番手なんだと宣言しているようなもん。

ダナ的にも五味やシウバの勝敗なんかよりは、今回のPRIDEショーの質が絶望的なくらい自分たちのより上だったことの方が悔しいだろうし、でも現状のように米PRIDEにロクなテレビがついてない以上は、(どんだけ優秀な選手を抱えていようと)自分たちの競争相手になるはずもないと思ってるだろうし(もっとも個人的には、今回のイベントでPRIDEが強いテレビを獲得する可能性はぐんと高まった気がするんだけど)。

で、それよりダナは(自らの女子格嫌い故にあえて取らなかった)ジーナ・カラーノが、エリートXCで(というよりもSHOWTIMEというプレミア局で)ブレイクしかけてることのほうがよっぽど悔しいのでは? って思いきり妄想だけど、商売人ならそう思ってもおかしくないような。(テレビはそれだけでかいという意味で)』



# ( ´∀`) 『TNAがVKMvsD−Xをやれ!と挑発しても全然、相手にされないのと同じだモナ』



# コヤバ 『マッハの試合の時にトリッグが乱入?して解説していましたが、マッハに負けたことのある彼が、どう言う解説をしていたか気になります。』

ルッテンじゃないよ、トリッグだよ

# ひねリン 『トリッグはもともと米PRIDEのメイン解説者なんですよね。今回も大会前から「私はPRIDEにおいては第一に解説者であり、選手であるのはあくまで第二だ。自分の試合が終わったら、本来の仕事をしに解説席に座るよ」と広言してた(笑)。で、マッハの試合では「マッハのこのリラックスした打撃に注目だ。私などは打撃を打つ際に力みがちで、やがてスタミナを消耗してしまう。それでマッハにやられてしまったんだよ。」とか。

そうそうそれを念頭に書いたんだよね>VKMvsD−X』



# psyzoh 『トリッグ選手は、男の中の男ですね。』

その他の部分もものすごく面白い(「PRIDE英語版放送で、解説やアナが言った言葉」はその紹介だけで十分雑誌記事レベルの内容を含むのだ。是非既存メディアで、ひねリン氏に頼むなりしてやってください。今回の解説は人気沸騰のジョシュで、何を言ったかをもっと詳しく知りたいという人はネット未利用者も含め多いはず)のだが、とりあえず大文字部分を検証、いや追及しなければなるまい。


そしてミルコ・クロコップの置き土産をもう一度再現しよう。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061130#p1

ミルコインタビュー2 「英語をちゃんと学べ。稚拙な英語にアメリカ人は敬意を持たない」


(PRIDE USAで高田や日本人選手がしゃべった挨拶は)1回目だからまだ、ほほえましくもあったけれど、アメリカ人は決してそれに敬意を表す国民性ではない。見下されることにもなりかねないからね。ヴァンダレイも英語でマイクアピールすすなら、もっとしっかり、少なくとも言いたいことだけは練習しておくべきだ。

ほんとの意味でコミュニケーションするときには稚拙な英語でもどんどん書いたり喋ったりする必要も出てくるもんあけど、あれはどう見ても「いらないだろう」「観客が不満だろう」と感じるものだった。



というか、長いよ!!あれ!!
ついでにいうと、日本の大会だってあんなに高田が喋る必要ないよ!!!

前から要らないと思ってたんだ。
もともと高田が喋りをやるようになったのは、アントニオ猪木を追放して「ダーッ!!」の代わりになるものを急増ででっち上げたのと、現役引退した高田が「俺もめだちたいんだよお。スポットライト当たる場がほしいよお」ってな話だろ(推測)。

もういいじゃん。要らないよ。
DSEは徹底してリサーチしたのだが、読み誤ったのか、「マイナスだけど、えーい目をつぶって・・・」となったのか。

だいたい高田は日本でこそ「されど我らが青春のUインター」「青春のエスペランサ」「高田総統」だが、アメリカでは・・・・ジョシュぐらいだ、リスペクトしてるは(笑)


昔、大相撲でパンナムの人が「ヒョーショージョー」とやっていたけど、日本人は特に「外国人の稚拙な日本語」をほほえましく見守る特性(日本語が世界的にはマイナーだしね)があるから比べられない。というか、和製英語丸出しで挨拶するのも味、名物にしても仕方ないが、15秒で終わらせてもらえないか?