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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

シュルトは落日期を迎えたかもしれぬ。その中で優勝できるか、が最大のテーマ。

フジ721時代は、ノーカット中継を見ていないとまさかの試合カットをされていたものだったが、さすがに4timeチャンピオンに対してはTVメインが用意されていた。だが、明白な判定勝利ではあるものの、部分部分では苦戦したといっていい展開でした。
決してセーム・シュルトの戦いぶりは予想外ではなく、初登場でスター性はいまいち(ここ重要)だが実力のありそうな新人は1回戦でシュルト戦、というのは指定席みたいなもんだ(笑)。
それに、相手はシュルトに劣らぬ2mファイター。そしてK-1との政権交代間近ともいわれる、ヨーロッパで大人気の大会「IT IS SHOWTIME」チャンピオン。
その大会を象徴するように、その若手は「午前11時の太陽」、そしてシュルトは「午後3時半の太陽」であったように感じられた。
あの一節がよみがえる。

♪獣のように 挑戦者は 襲い掛かる 若い力で
(アリス「チャンピオン」)

しかし、それでもシュルトは生き残った。
午後3時半の太陽であってもいい、その残光ですべての闇を照らせばいい。
もちろん、今回は例外的な不調で、決勝は完璧に仕上げてくるかもしれないし、そもそも決勝Tは見慣れた顔も多い(平均年齢を出すと面白いかも?)。
史上初の優勝5回、という金字塔を打ち立てられるか、
その記録は、おそらく誰もやぶれまい。・・・・・・・それは、大会自体が(以下略)。

こちらは絶頂期の太陽2つが、互いを焼き合う。北岡vs弘中、運命のゴング!

http://www.samurai-tv.com/tvguide/20101003.html

パンクラス2010.10.3ディファ有明 NL3H版
2010年10月03日(日) 23:00〜26:00
パンクラスPANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010.10.3 ディファ有明(NEAR LIVE 3H版)
 
パンクラスvs CAGE FORCE!>
北岡悟(ライト級2位/パンクラスism)×弘中邦佳(CF同級王者/マスタージャパン)<ライト級 5分2R>
伊藤崇文パンクラスism)×サボウ・ミルチャ(パラエストラ松戸)
●鈴木槙吾(ウェルター級2位/ALIANCE)×ストラッサー起一(同級5位/フリー)
●佐藤豪則(ランキング4位/Laughter7)×中村勇太(和術慧舟會TEAM T-REX
長岡弘樹(DOBUITA)×冨樫良介(ALLIANCE)
●大澤茂樹(SRC)×斎藤正臣(高田道場
●上嶋祐紀(Brave)×富田浩司(稲垣組)
●川那子祐輔(秋本道場×西野聡(慧舟會)※負傷等で内容が変更する場合があります。

その前哨戦、近藤有己vs藤井陸平(CF)がサムライ放送。

以前も書いたように、近藤が寝技で判定まで押し切られる試合は、無名の若手が相手なことも含めて過去にもあった。だが年齢や最近の戦歴的にリカバリーが難しい(と周囲に思われている)この時期の、若手への敗戦がもつ意味は相変わらず大きい。
実際にケージフォースの映像を見ると、解説でも言われたように「岡見二世」は伊達じゃなく、外掛けなどのお上の得意技を駆使。そして、数々の寝技師を、ハマったときはこれを突破口として倒してきた「近藤立ち」の際も、常にバックを取って腕を回したままで、次のテイクダウンに結びつけた。そういう点で、この試合は例えば年間ベストバウトを狙えるといった性質のものでは全然無いけど、重要な意味を持つだろうし、藤井自身が欲したはずの勝利への見返りは十分なのではないか。

サムライTV放送の意義

なにしろメインは密着した状態から、バックを取って寝かせて「たすきがけ」で相手をコントロールする展開。カメラワークを駆使してこの攻防を追ってくれたからこそ、単調な面もあるこの試合に彩を与えてくれた。
インタビューで、やっぱりあまり喋れない(笑)近藤はともかく、自分の恐怖も含めて率直に喋る試合後コメントも良かったし、全体も入場シーンをどの試合で挿入するかも含めメリハリが利いていたと思う。サムライTVは大会の魅力を「増幅」することもあるなとあらためて思った。
 
「口出すんだったら・・・口出していいんです、口出すんだったらサムライと契約して放送を観なきゃいけない。逆に言うと、サムライと契約してなかったら口出す権利は無いですよね。」(青木調)
 
やばい、これはもちろん青木のパロディを通じて「そーいう理屈が通じるならこうなるが、そんなことないだろ?」ということを言いたいのだが、だんだん本気になってきた気も(笑)。実際、サムライTVは何度か存続危機というか、規模縮小もあった。サムライTVという”遊び場”を壊さないためには全ての格闘技ファンが契約する義務…は、やっぱりないな(笑)。私は個人的にサムライTVを楽しんでいますよ、と語り、推奨するのみ。

余談・アンダーカードとリングネーム

ランデルマン市川市川ランデルマン(以下同じ)や徹肌ィ郎の試合が秒殺である分、あっさりしてたんで、あの「STF」が見られた試合(井関遼vs咲田ケイジ)がよかったねー。あとやっぱり「市川ランデルマン」みたいなちょいはずかしい半面(笑)、覚えやすいリングネームだと特なんかなぁと。若手芸人や、今回の藤井陸平も「名前だけでも覚えて帰ってください」というけど、そこでアドバンテージあるもんな。今度、希望通りパンクラスに参戦したらどうなるのかしら。

月曜夜8時にも再放送アリ。

本日「ハーバード白熱教室インJAPAN」NHK教育で放送

http://www.nhk.or.jp/harvard/
9月に単発のダイジェスト放送があったけど、もう少し詳しく放送するそうだ。

10月3日(日)教育 午後6時〜6時58分
イチローの年俸は高すぎる?」
イチローオバマ大統領、日本人の教師、3者の年俸を比較しながら、富の分配の公正について議論をしていく。果たして、イチローオバマ大統領の42倍もの年俸に値するのだろうか。さらには東大への入学資格をお金で買うことの是非についても考える。
 
10月10日 教育 午後6時〜6時58分「戦争責任を議論する」
現在の世代は、過去の世代が犯した過ちを償う義務があるのだろうか。日本、アメリカそれぞれの戦争責任を今の世代が負うべきかどうかを議論する。そして3時間半を超える日本での白熱教室は感動のフィナーレを迎える。
 
10月17日 教育 午後6時〜6時58分 「『白熱教室』の衝撃」(仮)
サンデル教授の講義に参加してくださった方々のインタビューを交えながら、「ハーバード白熱教室」が日本の社会や教育に与えたインパクトを特集します。

また11月中旬には、衛星ハイビジョンで、東大での特別講義に加え、サンデル教授が対話型講義のテクニックを語る特集番組も放送の予定です。

そして「白熱教室JAPAN」が始まります!ハーバード大学のような教授と学生による自由闊達な議論「白熱教室」は日本で実現可能なのか。11月21日から毎週日曜日午後6時、日本の各大学で繰り広げられている日本の白熱教室を紹介します。詳細はまもなくお知らせします。