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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

DEEPブログの凄さから、公式ブログ成功の条件を考える。(プラス宮田和幸vs山崎剛)

http://www.deep2001.com/blog2/

DEEP42 記者会見 ~宮田和幸 対 山崎剛 編~
Filed under: 格闘技 ― T.M. @ 22:36:28

こちらクリック →http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20090605-00000009-spnavi-fight.html

DREAMサイト→http://www.dreamofficial.com/free/news/detail.php?id=1244192443

さぁ、ついに決まった魅惑のフェザー級戦っ!!

凄いカードですよねっ!!

ヘラクレス 宮田和幸 対 山ちゃん 山崎剛 !!!!!!!!!!!!

なんだ、この異名の非対称性は(笑)↓

ヘラクレス 宮田和幸 対 山ちゃん 山崎剛 」


それはともかく、なかなか面白いカードだ。大興奮の因縁カードではないが、お互い強さと弱さが、別のところでかみあっているというか。宮田は「自分は後半、スタミナ切れする。前半で決着つけるしかない」と公言するファイターで、対する山崎は一発は無いがトータルな粘りとスタミナのファイター。どっちがどっちを、どの局面で上回るか。

「公式サイトから公式ブログへ。そしてその強みは?」

さて、こっちが本題です。
DEEPには上に引用したhttp://www.deep2001.com/blog2/ 「The wild side of the DEEP DEEPの側面」というブログがある。公式サイトでは「DEEP最新情報」を紹介するコーナーという位置付けだ。
このブログが、他の格闘技団体ブログがまとめて学ぶべき模範になっている、とほめるのだ。


■公式ブログ重視が歴史の必然。
公式サイトから、公式ブログのほうに、少なくとも最新情報のたぐいは集中する機運が高まっている。
そりゃ、ウェブ関係の更新に各団体が割ける人員も予算も時間も、ことに中小団体では限界があるし、ITに強い人が確実にいるとも限らない。技術習得や手間で負担の軽い、サイト自身よりも、ブログを重視するところが出ているのは当然だろう。
むかしパンクラスは独自コンテンツをメールマガジンで出していて面白かったが、これも規模縮小のためやめてしまった。


■データも資料も一本化
それに、データや選手プロフィル、ルールなどをコーナー別に収納するサイトの役目も、これはこれで重要だが、ブログも近年はカテゴリー分けがやりやすくなっていたり、内部の検索機能が充実したりで、すべてをここ一本に統一したほうがすっきり分かりやすくなっている、ということもある。今後発足する新団体とかは、コンテンツを公式ブログ一本に絞るようなこともあるかもしれない。


■公式情報と非公式情報
その中で、なぜDEEPブログがぬきんでているのか。
公式というのは、当たり前だが究極のインサイダーであって、内部情報、確定・非確定を含めて当然、当事者なんだから知っている。ただし、結局公式発表した情報は、基本的にはある程度のニュース価値があれば、GBRやスポナビの記事になる。
そっち見て知った情報は、わざわざ公式ブログを見るには及ばない。
じゃあ何が注目されるかというと、前の段階の非公式情報になる。
いや、「公式ブログに書いている非公式情報」って無論言葉からして矛盾なのだが(笑)、でも実際にそーいうもんなんだよね。
当然、あっちもしたたかで、言っていいこと悪いこと、それは計算づくで検察のようにリークしているわけだろうが、やっぱりほのめかされると、こっちは踊らされる。その辺、”豚勝将軍”こと佐伯繁もしたたかだ。
いや、したたかなのかどうか。
ひとつこのDEEPブログのいいところ、改良点は「何回も始めつつ、結果的に三日坊主で終わる」佐伯社長自身のブログに見切りをつけ、DEEPブログの書き手(どういう人なのかはよく分からない)が、佐伯氏にインタビューして記事にしているのだ。

佐伯氏は、やっぱり聞き手がいるとサービスサービスで、なんか非公式方面も言ってしまうという、同じ名古屋の公武堂TVと同体質がやっぱりあるようで(笑)。

佐伯さん「あのね、これ書けないんだけど、◎◎◎◎◎◎◎。」

えっ、マジですか???? 一回戦でですか?

佐伯さん「池本は◎◎◎◎◎◎◎◎」

それは書けませんね。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

佐伯さん「それでさ、これも書けないけど、◎◎◎◎◎◎◎◎。」

(絶句)。。。。。。。。。。。。。。。。でもそれはDEEPファンは喜びますよっ!   

佐伯さん「ぶっちゃけた話しましょうか? もしも4月松本がタイトル取ったら、いきなり三島と65kgでタイトルマッチやらせてもいいですよ!!」

うわぁ~っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! マジすかっ???


ぶっちゃけた話、こういうふうに公式ニュースになる前の方針が載る(※だからそれが公式ブログ内、というのは本来矛盾なのだが)と、大した話でなくても受け取る側にとっては価値が少し膨らむ(笑)。
わたしは実質、NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )の主要書き手の一人でもある(別にだれでも投稿できるんだが、やる人はおのずと限定される)が、新情報はないかと巡回する際、この種のDEEPブログで佐伯氏が聞き手に語る「今後の(漠然とした)方針」を何度も記事化(というか引用)してきたし、今後も記事にしていくだろう。
スポナビやGBR、kamiproサイトが一斉に記事化した情報は、逆にちょっと迷う(そういうのも本当は紹介するべきなんだが)。
だから、公式情報を、発表のあとからゆっくり載せるようなブログは見る必要があんまりない。


具体的にいうとパンクラス公式ブログである。


発足当初は大きく期待し、また公式HPの草分けとしてさまざまな分野を開拓したパンクラスが、サイトの規模を縮小せざるをえない今、サイトからブログへのコンテンツ移行は絶対必要ではないかと思うが、期待はずれな現状だ。


と、思ったら最近はまあまあかな。やっぱり公式情報の羅列ではあるけど。
http://blog.livedoor.jp/pancrasenews/
でもDEEPブログと比べると「煽り」機能やエンターテインメント性は皆無に等しいね。これでいい、無味乾燥が公式ブログのあるべき姿だという方向性ならそれでもいいか。


小出しにされる非公式情報がいかに強力なものかは、また個人的に再読し始めた

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)

を読むとよく分かる。NHKの、これもメディア王シマゲジこと島桂次を追い詰めたのも野中の記者操縦の上手さであり、それは突き詰めていけば情報を小出しに記者に与えていたからだ。


これはかつてパックイン・ジャーナルで、敏腕記者でもあった田岡俊次が語っていたのだが、なにか政界と官界の金銭腐敗に関して、キンキン?が「新聞記者は政治家に、お金で買収されたりしないんですか?」といったとき、田岡は鼻で笑うように
「そんなことはまれです。なぜなら記者に対しては、金銭ではなく情報の供与で”買収”するほうが効果的ですから(※スクープ情報を記者に与えるということか)。これなら贈賄にも収賄にもならないですしね」(大意)と答えていた。

胸を張って答えるようなアレじゃないと思うが(笑)、これは事実で、そしてDEEPブログはこれを広く薄く、ばら撒くことによって注目度を他のブログより高めているのだ。


■こういう手もある
なかなか小出しに出来る情報が無いときは、「論評」それ自体をニュースにする手もある。一度紹介したが
http://www.deep2001.com/blog2/?p=2479

前田さんもセコンドについてたしね。(※前田日明がDEEPで宮田和幸のセコンドに付いた)

佐伯さん「そっ、そおだねぇ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

。。。。。。。。。。。。。。。。。。んっ?? どしたんだ?

佐伯さん「何すか(汗)。」

いやいや、こちらこそ何すか?

佐伯さん「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

。。。。。。。。。。。。。。まぁ、いいや。

これはちょっと、自虐も絡んだ笑いの要素もあるが、格闘技ファンの中のヒネた一部が興味を持つ「団体間の関係」「人間関係」自体をニュース性のあるコンテンツとして供給し、しかも「批評」も入っているわけ。
パンクラス公式ブログではまだやってない。今後やるのかどうか。


■読者参加企画
http://www.deep2001.com/blog2/?p=2776
では「このタトゥー、だれのでしょう?」という企画をやった。自分は正直刺青には興味が無いのだが、これは逆に「凄い反響です!」といわれて、それでNHBニュースに紹介したんだっけな。
これもアイデア次第だが、やっぱり賞品つき?の募集だと、入り口としての効果はやっぱり高い。こういうことをぱっと思いついて、実行してみるというその「反射神経」の凄さも、なかなか他団体の公式ブログにないものだ。


■更新頻度
いまはアンテナで更新情報を処理している人も多いだろう。定期的?というか忘れる前に更新していくというのが、あらゆる意味で前提条件だがな。二週間更新しない団体公式ブログに、公式ブログを名乗る資格なしっ。それでも足りないと思うが、せめて毎月は更新してもらいたいところだ。
あと、これはやっているところもあるが、毎月でる格闘技雑誌で「わが団体がXXXで特集されました」というのを、これは記録性のために可能なら毎回収録しててほしい。


■あとひとつ追加
一番上に紹介したけど、公式情報はリリースした後なら、スポナビやGBR、kamiproにリンクを張って「ここを見てください」とやるのはひとつの手。プロが資料をまとめ、独自に見どころを探して、表現を工夫して書いた記事があるなら、公式サイトでわざわざ手間隙をかけて再度文章をかいて独自にUPする、というのも確かに無駄だ。ZSTも一時期こういうふうにやっていたが、これはいい工夫だし、格闘メディアとの共存共栄にもなる。


各ブログの知名度

サイトが昔からあって、その一コンテンツとして埋め込まれているものが多いから、単体として「DEEPブログ」「パンクラスブログ」「慧舟會(GCM)ブログ」などがあることに気づいてない人も多いんじゃないかな。はてなアンテナのDEEPブログ登録者9人、パンクラスブログ5人。
また、グーグル検索してみたのだが「団体名 + 公式ブログ」でトップに来るところはまれのようだ。
このへんも、各団体が知恵を絞る余地があるかも。




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うむ、書いているうちに格闘技の話題を超えたブログ論やメディア論が完成してしまった。


今日はあまり書けないのでこんなところで。

来週の映画「レスラー」公開を前に読むべき漫画?「肉の唄」が朝日新聞で紹介

http://www.wrestler.jp/

そうです、ミッキー・ローク「レスラー」来週公開なんですね。楽しみですね。
町山智浩が選ぶ2008年ベストワン映画。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20081230



そんなのを前にして。
http://book.asahi.com/comic/TKY200906030202.html

肉の唄 1 [作]コウノコウジ

[掲載]2009年5月31日   [評者]南信長(マンガ解説者)

■あえてプロレス 迫力満点

 格闘技ブームもやや下火となった今、あえて格闘技、しかもプロレスを題材に選んだ本作。ただし、主人公はプロレスラーではなく総合格闘技の選手である。“ 地上最強”と称される世界王者に唯一勝ったことがある男・一色亮太。しかし彼は総合の世界から追放され、その日の食事にも困っていた。そこでたまたま目についた「新世紀プロレス」の道場に乗り込み、賭け勝負を挑むのだが……。

 プロレスが真剣勝負ではなくショーであるというのは今や常識。一色も〈八百長〉の〈インチキ格闘技〉とプロレスをバカにする。ところが、新世紀プロレスの社長・佐島は〈真剣勝負(シュート)などという子供のお遊戯(アソビ)につき合っている暇はありませんから〉と異なことを言う。結局、勝負は行われるが、〈勝ち役と負け役を決めようと思いますがアナタはどちらがいいですか?〉と問われ、わけのわからぬまま負け役となった一色は、〈アナタが勝つためには最低限シナリオ通りに負けなくてはなりません〉との言葉にますます混乱する。

 そんなパラドックス状況で・・・・・・・・・(後略)


これねえ、面白そうだとは思ったんだけどヤングマガジンを忙しくて飛び飛びに読んでたとき、この連載があることをちょっと失念してしまっていた。
でも、どこかの回にあった、この台詞は印象深くて覚えているよ。

主人公の総合格闘家が、「MMAってのは勝利のために、こんな小さい針の穴に糸を通すような努力をするんだ」とか自慢する。
それに対してプロレス団体側の女性いわく。

「なるほど。それならプロレスは、『それ(針の穴の小さな空間)以外のすべてよ!!』」


肉の唄(1) (ヤンマガKCスペシャル)

肉の唄(1) (ヤンマガKCスペシャル)

ちなみに、連載の同じ時期に、やっぱりプロレスに筋書きがあることを前提としたギャグマンガ「プロレスメン」が短期連載されていたが、この最終回が面白かった。
プロレス団体の若手と、ヤクザの組の三下が、なにかで小競り合いになったのだが、プロレスラーは喧嘩相手ではなくその若手を制裁する

「てめぇ、プロレスラーの癖になにヨカタ(一般人)とケンカしてんだっ」
とボッコボコ。
ギャラリーは
「すげえ、あんなにめちゃくちゃに・・・」
「プロレスラーから見たらやくざも素人扱いなんだなあ」
と感心し始める(※この「まず自分で派手に、自分の団体の若手をぼこって心理的に優位に立つ」手法、実際に行われています。力道山は地元プロモーター=やくざの分け前を値切るために多用(笑))

やくざ側も負けてはいかんと三下を同じくらいにボッコボコ。
かくしてナチュラルな「ポトラッチ」が開始・・・・・という話でした(笑)