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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

大谷昭宏氏

当ブログは「やじうまワイド」での勝谷誠彦氏との「漫才」を中心に、大谷昭宏氏の発言を監視・批判する存在としては、はてな内では老舗である。もともとキーワードが無かったところで作ったのは私だからな。


しかし、突然「大谷昭宏」のキーワードがはてな内で頻出すると同時に、私が最初に書いたキーワードもだいぶ他の方から追加・編集されてすごいものになってしまった(実際にキーワードで飛んでみてください)。
コメント欄にも書いたけど、いくら批判すべき対象であってもキーワードの内容は中立的にしないとだめだと思うよ。
それはともかく、なんで大谷氏の名前が頻出するかと思ったら、
切込隊長ブログを中心に話題が沸騰しているようだ。
奈良事件に関して彼が暴走コメントをしたらしい。

http://kiri.jblog.org/

http://www.geocities.jp/houdou_higai/

などに詳細はゆずるが、まあ単純に行って純粋な議論をするなら大谷氏が失態を見せたことは論を待たない。もともとサツ回り敏腕記者の大谷氏だが、これが自分の新聞で部下や後輩が解決前に「フィギュアどうこう」と犯人像を書いて、ホシの実態がああだったら「とばし記事書きやがって!」と怒るだろうね。


ただ、これを受けて唐沢俊一氏が書いた

http://www.shakaihakun.com/data/

どうも、ジャーナリストの大谷昭宏が、逮捕前にあの犯人を“フィギュア萌え族なのではないか”と発言して、それにフィギュアオタクたちが一斉反発し、大谷に非難メールなどを送りつけ、それにキレた大谷がなおさら“こういう個人攻撃をしてくるオタクというのはやはり異常だ!”とイキんでいる、という図であるらしい。

 大谷昭宏がモウロクして半ばボケかけているということに関してはこの『社会派くん』対談でも折にふれ言及している(私の個人日記でも)。はっきり言えば時事ウォッチャーでそのことを実感していない人間は大谷と派を同じくする者であっても少数派ではないかと思う。

にあるように、コメンテーター・大谷昭宏氏の的外れ発言は、長年同氏の文章をウォッチしていた私どもにとっては日常の風景ですからねえ(笑)。すごいんだからホントに。


と言うことで、さらに別方面の燃料を投入します(笑)
昨年2004年末、李登輝氏の観光訪日問題が議論になったとき、大谷氏は12/22の「やじうまワイド」でこう反対論をぶっていたのです。

あの非常に私、この問題は難しいと思うんですね。
あの、もうこういう(公職にいない)形になっている、一民間人とはいえないかもしれないけどそういうかたを迎え入れてどこが悪いんだ、あなたんとこにガタガタ言われる筋合いはないというのは、本来はそのスジだと思うんですね。


だけど、いま日中間て非常に靖国問題を含めて微妙な、6か国協議でもいろいろ協力を貰わなきゃならない で、非常にぎくしゃくしているときに、ま、いうなれば親戚同士がここの家とここの家うまくいってないときに、ここのおじいちゃんが来るとあの家ともっとややこしくなるんだわと。

「おじいちゃんどうしても用事があるの?」
「いやちょっとぷらっと遊びにいきたいんだ」と。
だったらちょっとね、この時期はかんべんしてくれないかなと。もっとあそことややこしくなるんだよと、もっとみんなが調子いいときに来てくれたほうがありがたいんだよ、ということを言うのがですね、ひとつの国政の知恵だと思うんですね。

こういうときに、「いやほんとにプライベートなんだから、何が何でもいいですから遊びに来てください」と言った後のことをね、一体どう知恵を絞って中国との形を改善してくのかとなったら、むつかしいわけですね。こういうときに私は、外交っていうのはいろいろな知恵が要るんじゃないかと。何が何でもというのは私おかしいんじゃないかと。
議論は分かれるかもしれませんが、私はそう思うんですけどねえ


ね、乱暴な議論でしょ(笑)?いっつもこんな感じです。
さすがに勝っちゃんは訪日賛成の立場から発言したが、あれだけウェブ日記では威勢がいいのに「大谷批判」ではないのがミソ。
ああ、でも1分2分のコメントでも、活字にするのは大変だ。


あと、まとめサイトのこの一節は違う。

・大谷氏の過去の著作を見る限り、オタクや児童ポルノ問題について書かれたものは無い。
大谷昭宏氏の著作一覧。

傾向として警察の暗部について取り上げたものが中心であることがわかる。
これから察する限り、恐らく氏はオタクや児童ポルノ問題への知識や取材経験はあまり深くないと

彼が原作者として携わった「こちら社会部」(「こちら大阪社会部」の主人公が東京に転勤し「こちら社会部」になった)を見逃していると思う。
この最後のほうに、「恋愛ゲーム」にはまった悪人が、アイドルを拉致して現実とゲームを混同させ・・・というストーリーがあるのだ。
まあ、どっちにしろフィクションだけどね。本気なら困り者だが、マンガとしては許容範囲と個人的には思う。また、大谷氏は著書に書いたかどうかは別に、サツ回り、それも大阪の担当だったから、性犯罪、それも子供へのものも何度も現場で見聞し、取材してはいるはずだ。
(おなじく同氏原作の「獅子のごとく」も最初のエピソードが少女への性犯罪だった)
彼は外交やら政治やらには極端にリベラルなのだが、そういう経験から犯罪・治安にはタカ派
死刑容認論者でもある。

アサリ不買運動、いよいよ本格化へ

産経新聞が1/10付の1面トップで取り上げた。

http://www.sankei.co.jp/news/morning/10iti001.htm
平成17(2005)年1月10日[月]

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北の“ドル箱”対日外貨収入の22% 「救う会」など、アサリ不買訴え
軍・工作機関の資金源


 拉致問題に対する不誠実な対応から北朝鮮への経済制裁発動の声が高まる中、拉致被害者と家族の支援組織「救う会」は民間でできる制裁として、アサリなど北朝鮮産の海産物の不買運動を呼びかけることを決めた。北朝鮮からの輸入品目のうち、アサリはトップを占める“目玉品目”。北朝鮮の海産物取引は軍部や工作機関の資金源となっており、少なからぬ打撃を与えそうだ。

《年間45億円》

 財務省の日本貿易統計によると、平成十五年の「北」からの輸入総額は約二百二億円。そのうち海産物を含む魚介類は約九十一億五千万円に上り、全体の約45%を占める。魚介類の中でアサリはほぼ半分に当たる約四十五億円分で、ズワイガニ、ウニ、赤貝などが続いている。

 これらの輸入品の不買運動を広めることで、「北」への経済制裁につなげようとするのが、救う会の狙い。

 救う会西岡力副会長はアサリ不買運動の意義について、「拉致問題を解決しようとしない北朝鮮に怒っている国民が具体的に参加できる運動で、北朝鮮の人民を苦しめない。北朝鮮では子供たちがアサリを取っているが、日本が買わなければ、その子供たちの口に入る。本来彼らの口に入るものを買うのは罪だ」と説明する。

 また、NGO「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク(RENK)」(代表・李英和関西大助教授)は「秘密」扱いの北の内部文書「水産資源増殖場使用料納付の規定細則」を入手した。

 《偉大なる領導者、金正日同志は主体93(二〇〇四)年九月一日、今年下半期から水産資源増殖場を利用して、外貨稼ぎをしているすべての単位(武力、軍需、特殊単位含む)に対し、外貨義務納付額を納めさせるシステムを確立するための方針を与えられた》

 水産資源増殖場とは自然海浜のことで、主に海産物を管理し外貨を稼いでいるのは武力(朝鮮人民軍)、軍需(軍需産業)、特殊単位(工作機関)であることが分かる。

 ここで獲得された外貨は北朝鮮の人民に回ることはなく、秘密文書には税金だけでも朝鮮人民軍や工作機関から召し上げようとの意図がある。課税対象はアサリ、ハマグリ、ウニ、ホヤ、シジミなどの品目が明記されている。

 李助教授は「海産物の外貨収入が大幅に減れば、軍部や特殊(工作)機関の幹部は悲鳴を上げることになる。拉致事件の実行犯である特殊機関や人民軍が収入源を失うという『自業自得』の構図。不買運動が浸透すれば効果はある」という。

《原産地徹底も》

 また、海産物(加工品、冷凍品を除く)の原産地表記を徹底させることで、さらに巨額の損失を与えることが可能になる。農林水産省によると、海産物の生育場所が複数にわたる場合は、生育期間が長い方が「原産地」と表示される。このため、北朝鮮で取れたアサリでも日本で生育された期間のほうが長ければ、アサリは国内産として表示される。

 農水省関係者は「品質表示の適正化などを規制するJAS法を改正し、複数の生育地の表示を義務づけたりすることで、一定の抑止力を働かせることは可能」という。

 アサリをはじめとする北朝鮮産の海産物を厳密にシャットアウトできれば、「たかがアサリ、されどアサリ」(李助教授)の大きな効果が期待できそうだ。

賛成。
私がかつて提案(妄想)した「特定国輸出品トレーサビリティー法」に近い提案も語られているし。
あとは、まず外堀を埋めるために、現在の時点で例えば筑紫哲也氏や金平茂紀氏、関口宏氏などに「賛成ですか反対ですか?」とアンケートして言質を取っておくといい、と思います。
政治家より、言論人にね。

あともうひとつ。
新聞の輸入品目割合を見れば判りますけど
次は紳士服(衣料品)だ。
会も、アサリと同時に某社の紳士服を遡上に挙げればよかったんじゃないのか?
(某社と書いたのは、俺がどこだか把握してないから。判れば社名を書くつもり)

今週のパックイン・ジャーナル

病院船

田岡元帥田岡俊次氏)が提案しておりました。船は豪華客船が数千人収容できるように、すごく大きい規模で人数を収容できるわけだから、ここに医療機器をベッドを積んで被災地に向かえばすぐに収容できると。

実は私、新潟地震の際にこのことを書いた。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20041028

これもSFじみた空想であることを前提にするが、巨大な船は数百室、1000室を持っている。病院設備を備えた豪華客船のようなしろものを国有化して、急あるときは被災地近くの海に登場、収納する・・・というのはコスト的に不可能だろうか。それとも津波の問題があるか。

種を明かすと、これは独創ではなく日本危機管理の第一人者?佐々淳行氏のかねてからの主張である。
佐々氏は裏話として、「阪神大震災の時、米海軍が『空母になら多数の被災者を一時収容できるから回そうか?』と提案したのに、村山政権は断った」とも書いて批判していた。
何の空母なんだろう?


私はどこまで実現可能性があるのか軍事知識に無知なので、上の引用でも「SFじみた空想かもしれないが」と書いたのだが、佐々氏に加え田岡元帥、そして軍事作家大石英司氏までが一致して現実的な政策提言として書いているのだから「可能」としていいのではないか。この3人は、他の問題についてはまったくバラバラな意見なんだし。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2005/01/post_6.html#comments

例えばKikori氏を通じ、西村慎吾議員なんかの意見を聞いてみたいものだ。大石氏も書いてるけど、左派右派・自民民主関係なく多数の賛成は得られるでしょ?
田岡氏にとっても、実現すれば情報公開法に次ぐ勲章だ


番組内の面白いトピック。

田岡元帥 「自衛隊に提案したら『いや田岡さん、そんなにその船は使用頻度が高くないから無駄だって言われますよ』というんです。笑っちゃったのはね、『それなら軍隊自身がもっと使用頻度低いだろう』ってことですよ」

「私は言ったんです。『どっちみち戦争になれば必要になる設備だろう』って(笑)」


まだパックイン話つづくよ。今度は田岡氏批判(笑)