※本日のBSジャパンで見る人は、ネタバレに注意ください
なんか諸事取りこんで時間なく、月曜にみた番組の感想を土曜に書くことに(笑)
で、めでたく準決勝は…(BSジャパンの人、自己責任で読んでね)
と決定。
Dj.taikiが「主役」になったのは、佐藤大輔ディレクターの読み通り(すぎる)
ロード・トゥ・UFCジャパン、1回戦最後の試合。4人が出そろう - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150811/p1
でさんざん書いた話だが、
・UFCジャパンは、日本の特徴から「あまり選手同士のいがみ合いとかを演出してもしょうがない」
となった。
・だけど、ぼやいたりネガティブな心境を独白したりひがんだり…というのがDJ.taikiの以前からの芸風で、それが、それなりにいい味付けになっている
という展開は、実は2週連続で、より強化された…ような感じである(笑)。
そしてそれは、佐藤Dの目論見どおりだろう、という話で。
で、これが抜群に面白いわけだ。
総合演出・佐藤大輔「1回戦裏話」インタビュー
――(テレビ東京では)月曜の深夜1時からという深い時間の放送ですけど、30分だからこそ、途中で寝ちゃわないで、みんな最後まで観てくれてるんじゃないですかね。
佐藤 だから、そういう意味では、運良くバランスがとれたと思いますね。
――また放送時間だけじゃなく、出場選手数も8人と、本家TUFでの16人の半分ですけど。それもまた、8人全員の個性がわかりやすくて、結果的に良かったと思いますよ。
佐藤 そうですね。そして、その8人のことをあらかた事前に知っていたのが、コーチのジョシュ・バーネット。「夜叉坊はVTJでワンパンチで勝ったね」とか「DJ.taikiはパンクラスで頭角を現して、DEEPで連勝してたけど、選手を少し辞めていたよね」とか。全部知ってるんですよ。こっちが引くくらい(笑)。
(略)
佐藤 あそこでも、ひな壇的にいい仕事してるのが夜叉坊でしたよね。「違かったですか〜?(ニヤニヤ)」ってちゃちゃ入れて(笑)。――夜叉坊はちょいちょい、そういういい役割をはたしてますよね。
佐藤 ホント助かりました(笑)。それで試合放送順の話に戻すと、DJ.taiki選手を最後にしたっていうのは、1回戦前半の主役が大尊なら、後半はDJだなっていう感じがあったんですよよ。ここからDJ.taiki選手がいろんな意味で活躍して。彼がいなかったと思うと、作り手としてはなかなか大変だっただろうなあと(笑)
――今回は『TUF』みたいに合宿を行わないから、ギクシャクした空気は生まれにくいですけど、DJ.taiki選手はところどころで不協和音を奏でてましたからね(笑)。
佐藤 だから番組では、彼のようなちょっと変わった人をかわいらしく出してるけど、リアルに大変だった(笑)。
――DJ.taiki選手がいろいろ言い続けて、それに半ギレぎみに返す佐藤大輔の声が、番組でも放送されてましたからね(笑)。
佐藤 本当に疲れてしまうことが結構あって(笑)。不平不満が多い割には彼は常に喋っているという。
わははは、後半に期待。
まあ、あまりサトーDの手のひらで躍るのもまた面白くは無い。
ここからさらにもう一段、視聴者の予想を裏切って欲しい。
佐藤大輔的なアングルの設定とその押し付けは、既に時代遅れだとも乗り越えられたとも言われるが、当の乗り越えたはずのUFCのスタッフが「おーっ、あのPRIDEのファイタービデオをつくっていたサトーか?」と満腔のリスペクトを示しているからね。(もちろん「時代が変わった」とかつての伝説へのリスペクトは共存するのだが)
その佐藤氏の予想や構想を、4人の選手たちがさらに飛び越える場面を期待したい。
バンタム寄りフェザーと、ライト寄りフェザーの差をDJは越えられるか?
DJは実績という点では他の三者に勝るとも劣らないものがあるのだが、基本的にそういう体格でやってきて、その階級で結果を出してきた、というこの部分を忘れるわけにはいかない。実際に並んでみると、ウィッキー西浦や廣田のような身体の厚み、ガタイの部分でねぇ…本人がそれを承知の上での挑戦、どうそれを克服するか。