【トンガ噴火お見舞】INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「岡見勇信の第3R」とは何だったのか?当事者らに聞いて初めて分かる勝負の綾(Dropkick、ゴン格)

Dropkick(ドロップキック) Vol.9 (晋遊舎ムック)

Dropkick(ドロップキック) Vol.9 (晋遊舎ムック)

いや、今号はネタをたくさん引っ張れて費用対効果高いなあ。
今回紹介するのはこの記事。

大沢ケンジが分析する絶体絶命の中の最高の選択
岡見勇信vsヘクター・ロンバート

岡見勇信といえば、良くも悪くも<安定感>がうりで、テイクダウンして上からこつこつと攻めて・・・・ああ、こりゃ判定勝ちだ、と思わせてついついパンフレットに目が行ってしまうような(笑)。ただよく考えると、最近は特に・・・ティム・ボウシュに大逆転のKO負けを喫したり、ムニョス、ベルチャー、マーコートなどには最終ジャッジはともかく「ん?こりゃあ持ってかれたか?」と不安になるような・・・「判定勝負こそ視聴率がいい」を地で行くような、ある意味スリリングな試合を見せてくれている。

そしてサンダーvsシャンゴの”雷神対決”となったヘクター・ロンバート戦。これも2Rまでは圧倒的な安心感でヘクターを漬けていたのが、後がなくなったヘクターが3Rでラッシュをすると・・・お上はもうUFCではする人もすくなくなった「引き込み」を見せて自分から下に。
「うわっ!こりゃまずいって!」と思った人多数・・・・。
結果的には2-1で勝ったわけだが「あれはリスクが高すぎる戦略だったのでは?あそこで引き込んだから2-1の薄氷勝利だったのでは?」「なぜあそこで、ああだったのか?」という疑問は感じる人も多く・・・
そんな疑問を、「語れる格闘家ランキング」急浮上中の大沢ケンジが解決した。・・・単に自分の分析力や文章力だけではなく、慧舟會チームの一員として岡見本人やセコンドに話を聞くことが出来る人で、ある意味一番スポーツノンフィクションというか、ゴン格から紛れ込んでDropkickにきてしまった、的な(笑)。

さて、それでは名探偵ケンジの「解決編」を。

1、2Rまでは完璧・そして問題の3R。ここが自分の思う岡見の弱さでもあり、岡見がUFCでここまで長いあいだ戦い続けることが出来た強さでもある・・・・・・
ヘクターが3R開始と同時に前に・・・・・岡見は…後ろに下がりはじめ・・・タックルに行ったところを潰されそうになり、自分から引き込んで下に・・・一方的に攻められる展開・・・

なぜそうなったか。
そもそも岡見は、日本の練習、日本の試合でやられるシーン自体をほとんど見ない、と大沢はいう。そして

自分はかねてから、岡見が試合中に、無理だと思い始めてからの気持ちの折れるスピードが速いと感じていた。今回の試合の3Rも・・・ダメパターン・・・

へえ、この喩えはちょっと失礼だけどプチ・アリスター的な感じか。岡見が”諦める”シーンというのもちょっと記憶では感じないが、ラウンドごとに見たりするとまた違うのかな。アンデウソン戦もその中に入るのだろうか?

こんな疑問を、、チーフセコンドの磯野元氏に大沢ケンジはぶつけたのだという、すると・・・

・ヘクターの3Rのラッシュは、直前にみなで予想していた展開だった。しかし岡見はティム・ボウシュ戦の記憶でパニックになったらしい。
・しかし、あの引き込みは、それなりにベストの選択ともいえた。
・なぜなら岡見は、「引き込んでガードワークに入り、そこから打撃を貰わない技術」という部分が実は非常にうまく、本人も地震のある展開だったからだ。
・粘ってタックルなどの攻防を続けていたら、その攻防中に浴びるパンチのリスクがある。そのリスクよりはガード下で守るリスクのほうが低かった