http://www.pancrase.co.jp/tour/2013/0203/index.html
日時:2013年 2月3日(日)OPEN 14:30 / START 15:15
14:45からゲート・本戦1部を開始予定
会場:ディファ有明 MAP
入場料金:VIP(パンフレット付)\12,000- SS \10,000- A \8,000- B \6,000- 当日券は一律500円増しとなります。
んで。オーナー・サッカイー男爵・・・じゃなくて酒井オーナーのブログ
http://ameblo.jp/smashxsmash/entry-11460076423.html
2月3日パンクラス245ディファ有明大会でパンクラスメディアチームがスタートします。「団体でメディアチームを持つ」今後の戦略が広がります。今回は放送用にカメラクルー4人合計10人のスタッフが参加し、そしてクレーンも導入予定です。
むむ? つまりオリジナルの番組制作??
なぜ気になるかというと、今までパンクラスに限らずプロレス・格闘技の中小団体は、撮影して番組を制作するところはそれを放送する「サムライTV」に丸投げし、撮影してもらうという仕組みをとっていたところが多かった気がする。
いま見直したら、たとえば2011-2012年の試合映像は
「製作Visual Voice 製作・著作サムライTV」
となっていたな。
そういう仕組みだとどーなるかこーなるかはちょっと内部事情を知る人じゃないと分からないのだが、映像を利用して得られる何がしかの利益を折半するなどいろいろあるのだろう。
それが「パンクラスが試合映像を製作し、サムライが配信する」という形になったときの収支決算がどうなるか、正直これも内部事情に詳しくないと予想がつかない。
さまざまなものが自動化、無人化されていく昨今だが、固定カメラでぽつんと同一アングルを撮り続ける・・・という記録映像ならともかく、やはり試合が行われているリング上を、商品になる程度に撮影するというのは2013年現在、やはり経験をつんだカメラマンという職人でしかやれない仕事だろう。
サムライの仕事を肩代わりするだけじゃないだろうけど「カメラクルー4人を含む10人のメディアスタッフ」が内部で仕事をするときに発生する人件費が、製作著作者がサムライでなく自分自身になることで得られる利益といかなるプラス・マイナスになるのか・・・
これはどうなるのか、面白い話だ。
実は、格闘技団体の経営や経済面に関して今一番読ませる聞かせる解説者であるシュウ・ヒラタ氏が以前、予言・・・というか、他と比較して言ってたのだ。
「日本の格闘技団体は試合の映像権を他と共有しすぎだ。それが財産なのだから自分で囲い込むのが普通である」と。
まあ素人考えだけど、まず今、会場でやっている「前の大会のDVD販売」とかがスムーズになり、儲けを自社で囲い込めるようになるとは思われる。おそらく購入者の多くは「応援しているXXXさんの試合が入っているから買う」という、親類縁者や地域の皆さんが中心だろうけど、なかなかバカにできない売り上げのはずです。
そして映像の権利が本当に自社で自由に扱えれば、人気選手だけをチョイスして
「激闘!!中井りん」
「不屈!!近藤有己」
「サークリング!!KEI山宮」
といったDVDとかを出せる。
そしてまた、ニコニコ動画なんかを含めた、サムライ以外の放送局と手を結ぶという選択肢も出てくるだろう。Dropkickなどがやっている、DVDを付録にしたムックなどへの協力もたぶんしやすくなる。
格闘技の試合映像アーカイブは、結局ロングテール。爆発的に収益を上げられない代わりに、どこかでほそぼそと売れていくはずだ。
また格闘技には、「あの選手がその後、UFCであんなに活躍するとはねぇ・・」「格闘家を引退した後、お笑いであんなに出世するとは」みたいな”大化け”もある。
実際におかねになるかどうかと「資産価値」と周囲から見なされるのもまたちょっと別になる。
そういうことをいろいろ踏まえた「メディアチーム」のはず。どんなふうに推移していくか興味津々です。
その他
書いていたら長くなったのでほかのことには触れにくいが、今回は元も含めてIsm系の選手出場が多い。プラス例の、AKAとの対抗戦がある。
これもちょっとした賭け、いい方向に転ぶか悪い方向にころぶか。