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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

6.5大会。北岡悟復帰、宇良健吾戴冠、耳の事故

北岡、復帰戦勝利も不安は残る

相手もなかなかの実力者であったが、1,2Rは有利に進め、3Rは取られたかもしれないがドローか判定勝ちかで負けは無いだろう、という試合でした。そこでドローではなく勝ちを拾ったことでそれは良かったと思う。
だが「渾身の極めを失敗し、首が抜けたりヒールが外れて上を相手に取られた!どうする?」「3Rになったら序盤は成功したタックルが切られ始めた!どうする?」という北岡が連敗を喫したときの弱点、それはこの試合でもそのまま残ったといわざるを得ない。
まあ1Rで極めてしまえばそれでいいんだという「関節技のジェームス・トンプソン」路線だってあり得るのだけど、仮に外されてもこれがある!的(上がとれるぞみたいな)な二重三重の安心感もあればいいのになぁ。

宇良健吾vsKEI山宮

ぼくは飛び膝や有効打数で山宮恵一郎の勝利を疑わなかったのだが。
まあ北岡の試合も含め、リピート放送の多い今週、サムライの映像を見てください。そういえばサムライに映ったことで放送時間がスカイAの2時間から、3時間になったことも歓迎。

耳が取れるアクシデントについて

自分はかなり近いところから見ていたが、「ん?流血したのかな??なにでだろう?」と思っていたらこのアナウンスがあったので会場は驚愕に包まれた。その選手はかなり押していたので無念だったろう。手術の成功と、早い回復をお祈りしたい。
ここでひとつ言いたいのは、おそらくその選手もそうだったであろうカリフラワーアレイ(ギョーザ耳)のことである。
帯をギュッとね!」のカバー漫画で、そこに出てくる女子の登場人物が「柔道に熱中するとギョーザ耳になっちゃうのよ!」「えーっ、やだ!」「いやなりかけのときにちゃんと治療すれば大丈夫ですよ」「いまどき、耳ぐらいでギャーギャーいうなって監督がいたらそっちのほうがおかしいんだよな」みたいなやり取りがもう20年ほど前にあったんだよね。

その一方、自分は耳がつぶれるほどの稽古をしてなかったからこそ、私も含めて「うお、この耳はすげえや!」と潰れた耳を尊敬・憧れの対象とする価値観・・・これも非常に格闘技ファンには残っていると思う。だからこそ元レスラーのクラブ名にもなるわけだしね。アマレスでインターハイ、国体にも行った元選手が「俺の耳、体質的にやわらかくてあの耳にならなかったんだよな。あれにあこがれたんだけどな」と話しているのを聞いたこともある。

ただ、今回の試合をあらためてみると、「固まったカリフラワーアレイは、実戦でそこが切れて流血しやすい」という、格闘者としての弱点だという話にもなるんではないか。現在の近代MMAでは意図的に耳を引きちぎるような技は禁止だろうけど、路上の実戦ではなおさらだ(そうかな?)
「全盛期のダニー・ホッジがもし初期UFCに参加したら?」という仮定の議論でも、ルー・テーズビル・ロビンソンは口をそろえて「まずダニーはリンゴをつぶす握力で相手の耳をちぎるね。相手の耳がカリフラワーならさらにちぎりやすい」と断言していた。

まあ、これは妄想のたぐいなんですけど、実はこの「カリフラワー危険」論が想定しているのはちょっといきった中学や高校の部活動の先輩対策というか。
まさにこのころがイキガリの最高潮で、「女にもてないなんてどうってことあるかい!(その後の後悔も知らずに…)耳ぐらいでギャーギャー言うんじゃねぇや」的な論理が正論として支配する組織だろう。ひとつのカウンター論理として、「いや実戦で、ここが切れやすいと不利なんす。だから今のうちに直して耳の柔らかさを保たないと」というのは「いまどき時代遅れっすよそんなの。あとでもてなかったら先輩も後悔しますよ?」より有効かなと思う。「MMAとかお前出ないだろ、将来も」とかつっこむ冷静な同級生がいると大変だが。