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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「格差」の議論ーー数字マジックの練習問題

【経済】「小泉改革で格差拡大!」←実際は縮小・OECD調べ

1 :困憊φ ★:2008/10/23(木) 05:55:41 ID:???P
日本の所得格差は中位、10年でやや縮小 OECD調査

 世界の主要国と比べた日本の所得格差は中ぐらいで、1990年代半ば以降の10年間ではほかの国での格差拡大とは対照的に
日本では格差がやや縮まったことが経済協力開発機構OECD)が21日発表した格差分析リポートでわかった。
企業のリストラなどで家計の実質所得が減るなかで、格差拡大が抑えられたとみられる。

 調査は各国の2000年代半ば(日本は03年)のジニ係数を比べた。
同係数は1に近いほど格差が大きく、ゼロに近いほど格差が小さい。
日本は0.32でOECD30カ国平均(0.31)をやや上回った。

係数は最小のデンマーク(0.23)から最大のメキシコ(0.47)まで2倍以上の開きがあった。

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081022AT3S2101Y21102008.html

をもとにして、http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1224708941/の議論で、正しいかどうかではなく「もっともらしいか」で抜き出す。

7 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 05:59:35 id:U76vfcnD0
>企業のリストラなどで家計の実質所得が減るなかで、格差拡大が抑えられたとみられる。

問題はここだと思うんだがなぁ・・


8 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:00:25 id:fY0UBXPy0
なんで5年前のデータ使うんだ


9 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:00:53 id:QztchcCF0
小泉の派遣奴隷固定化は2006年で完了だろ。2006年ので比べてみろよカスが


21 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:07:50 id:mzwApChL0
そりゃそうだ。
日本で多数を占めていた中間層が破壊されてるんだから。
早い話が、大多数の国民が貧しくなってるって事。

ジニ係数じゃなくて、たとえば、
上位5パーセントの資産の増加率や、
年収200万以下の世帯の増加率を見ればいい。


28 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:11:51 id:ZmZPgrF9O
格差は縮小したと思う。フォーブスの長者番付けの日本人の減りかたで。
ただ大きな人の塊だった中産階級が没落した。


41 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:22:04 桜 id:gZ3fQYuFP
これはフリーターの自分は確かに実感あった。

非正規の仕事としては高給である派遣が非技術者でも
OKになったことで、個人的に得られた効果としては↓のような感じ。

・時給800円程度で飲食店で働いてたのが、1000円↑で軽作業をやるようになった
・企業が、比較的高度なことでも派遣にやらせようとするので
 技術と待遇が格段に上がった。結果、時給も10年で倍に。


44 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:23:20 id:U76vfcnD0
>企業のリストラなどで家計の実質所得が減るなかで、
>格差拡大が抑えられたとみられる。

『格差拡大の問題』って言ってもさ、
ぶっちゃけた話、金持ちが増えるのは問題ないんよ
貧乏人が増えるのが問題なんであって

ここで「格差拡大じゃなくてサヨ涙目w」とか言って安易に喜んでるのは、
「若者が死んで老人の比率が増えたから平均寿命が上がったw」とか
「死人が増えて病人が減ったw」って喜んでるのと同次元なんよ


47 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:24:28 id:REDxej+z0
実所得は減っていたが、格差は縮小した、という事実があったということだろう。

出鱈目野党と嘘つきマスゴミの捏造がまたも明らかになったことは好ましい。


50 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:26:22 id:QHpKmBt9P
んにゃ経済が堅調になったのに、金持ち優遇政策という不平等政策があったてのが問題なんであって、
貧乏人が増えたなんてのはそこから連想したデータの無い思い込みでしかないよ。
小泉改革で不況になったなんてのは、それこそ現実を見てないぞw


52 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:26:36 id:bIkMsTN/O
面白い結果だな。普段マスコミや共産党を始めとして野党は格差拡大を指摘してるのに。
ただデータが03年だし数字を鵜呑みにし過ぎるのも違うだろうが。


53 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:26:40 id:REDxej+z0
2000年の日本は非常に難しい状態だった。八方塞りの状態で経済政策
は非常に難しかった。

崩壊を阻止し、最悪の状態から今に至る道筋を付けたことは大きく評価
されるべきだろう。


63 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:32:58 id:Xr3ofGON0
問題なのは富裕層とおまいらの格差ではなく、ジジババとおまいらの格差だっ
てことにいい加減に気付け。敵は六本木ではなく巣鴨にいるってことだ。


66 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:34:40 ID:3DzIGkeq0
>1990年代半ば以降の10年間では

数字的に大きな影響の出るギリギリの所で試算してみました、ですね。わかります


89 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:47:01 id:txOfa0sG0
参考↓

所得格差の長期推移
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/4660.html

既に戦前レベルに突入していることがわかる
簡単にいえば貧困ゆえに娘を売った時代と同じ


108 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:52:54 id:Gl1hCxyz0
>89
ちょうど、奇しくも所得格差と失業率のデータが揃ったなw

この二つを見比べてみればわかると思うが、明らかに

「格差の低い国ほど失業率が高く、
格差の高い国ほど失業率が低い」

という傾向がある。

要するに、失業か、格差か、というアンチノミーが存在する。
この点を見れば、格差の増大それ自体を批判するのは短絡的だと思われる。


116 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:54:25 id:giuv3OlL0
相対的貧困率で日本はOECD加盟国、堂々の2位

調査対象の所得分布の中央値を基準に見て、
その50%未満の所得しか得てない者が調査対象全体に占める割合。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4654.html


126 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 06:57:28 id:txOfa0sG0
>>108
>「格差の低い国ほど失業率が高く、
>格差の高い国ほど失業率が低い」

日本の場合失業の定義を厳しく狭めて低い数値が出るようにしてるんだけどね
だから失業率統計の国際比較などは、はなから意味のないことだというのが、
経済学を学んだことのある人間の常識


137 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 07:02:38 id:Gl1hCxyz0
>126
よく読むんだ。
>各国調査よる失業率とOECDによって定義を揃えて計算された標準化失業率を
>以下に掲げたが、ほとんどの場合、0.数%、多くて0.9%ポイントの違いに過ぎない。


173 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 07:14:00 id:ceqBGQ/J0
http://www.oecd.org/dataoecd/45/58/41527388.pdf

>日本の下位10%の国民の平均所得は6000米ドル(購買力平価)であり、
>OECD平均の7000米ドルを下回る。上位10%の国民の平均所得は60000
>米ドルでOECD平均の54000米ドルよりはるかに高い。


199 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 07:22:42 id:KsmyEEe10
>>173
>日本の下位10%の国民の平均所得は6000米ドル(購買力平価)であり、
>OECD平均の7000米ドルを下回る。

ここに当たるのが日本では大半が年金生活者だそうで、こういう層を貧困層とは
世界ではいわないらしいよ

>上位10%の国民の平均所得は60000
>米ドルでOECD平均の54000米ドルよりはるかに高い。

そしてここもそうだけど、アメリカの場合数百人がアメリカの富の半分近くを占めている
から差が広がるらしい

だから数値だけでは実情ってわからないんだよ


253 :名無しさん@九周年:2008/10/23(木) 07:38:23 id:aiRNU8sP0

OECD報告のまとめ

貧困層(収入が分布中央値の半額以下)の比率の高さはOECD加盟国中4位
・家計収入は直近10年減ってきた。低所得者層は90年代末が苦しかった
 富裕層は2000年代始めに収入が減った
・下位10%の平均収入は購買力平価6,000USDでOECD平均より1,000USD少ない
・上位10%は60,000USDでOECD平均より6,000USD多い
・労働と貯蓄からの所得は1980年代半ばから格差が30%拡大でOECD中2位の増加率
 (1位は伊、OECD平均は12%増)
・急速な高齢化は格差拡大の一因
・子供の貧困が11から14%に増え、66歳以上の高齢者の貧困は23から21%に減った
 (後者はOECD平均13%)

面白く読んでいたら、量だけ膨大になっちゃったな。
結局どっちが正しいかは私はわからん