「また、ダナホワイトの元に行きたい、男」略してマダオと呼ばれるミルコ・クロコップ。(註:呼ばれてません)
http://sadironman.seesaa.net/article/84263655.html
をはじめ、色々なところで「ミルコはDREAMでの活躍を手土産にUFCに復帰する」との報道がある。
はいはい小さなジョーク団体での勝利や王座を手土産にUFCなどの大舞台を目指すというのは、パンクラスのライト王者フェザー王者やウェルター王者やウェルター王者挑戦者(笑)などでお馴染みの風景ですから、そりゃ別にいい…というか仕方ないことだとは思うんですが、ただそれって友好団体の時はそれでいいんですよ。UFCとDREAMでこれをやるとなると……
田村潔司がリングス離脱後、PRIDEに初登場・ヴァンダレイ・シウバのタイトルに挑戦した時、高田延彦はこういった。
「今、シウバ銀行には桜庭預金を預けた状態(※サクに2連勝してシウバが価値を高めた、との意味)。田村はそのクレジットカードを拾ってサク預金を引き出そうとしている」
この伝でいけば、DREAMでミルコがセルゲイ・ハリトーノフ戦、マーク・ハント戦、アリスター・オーフレイム戦などを仮にこなし、しかも勝ち抜いたとしよう。破綻一歩前の状態で、DREAMに資本注入されて業績を回復したミルコ銀行が、再びUFCの誰かに預金を引き出される…ってことじゃないかネ。
だからといってミルコに負けてほしくないし、というか負けたらUFCはミルコを完全に切り捨てればいいだけだし、難しい問題だ。