おなじみ「GAME and MMA」より。
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-401.html
プライドラスベガス大会の前後に、UFCが嫌がらせ的に興行を集中している事は前にも紹介しましたが、1週間のニアミスとなる10月14日に行われる、UFC64のメインカードが公式HPで発表となっています。
リッチ・フランクリンvsアンデウソン・シウバ(ミドル級タイトルマッチ)
ケニー・フロリアンvsショーン・シャーク(ライト級タイトルマッチ)(略)
ちなみにこれは非公式ですが、MMAWEEKLYの噂のカード欄によると、UFC66は12月30日ラスベガスで開催されるとの事。遂に年末興行にまで手を出しそうな勢いです。
http://www.ufc.com/index.cfm?fa=news.detail&gid=3163
このフロリアン選手は「ジ・アルティメット・ファイター」あがりの選手で、その分一般の知名度も高いとか。
さて、昨日も書いたように、クマクマンボまでが「チャック・リデルvsヴァンダレイ・シウバは絶望的」と書いている今日この頃。本当にこれがお流れになったら、よーしゃないUFCの仕掛ける興行戦争はさらにヒートアップしてくるでしょう。
どの雑誌だったかな、「なんでUFCはアメリカで成功したんですか?」という問いの答えが「UFC(ZUFFA)だけが、芽が出るまで地道に続けるための経営体力があったからだ」という実もフタもないものだったこともある。現在の成功でスーパーリッチになったものの、もとからリッチだったのだ。
これは今月のkamiproだが「どんな小さい相手でもファイティングやチャンピオンシップと名乗るだけで、弁護士を送り込んで登録商標だと言ってくる」という。
ケチというか野暮だよな。もはや一般名詞といってもいいような名前に商標だなんだといちゃもんをつけて妨害する。全体的なMMAを盛り上げようという使命感も気概もなし、自分たちだけ大きくなればそれでいい。
日本の格闘技団体では、そんなことはないはずですけど(風刺)。
ただし、UFCはいま、弱点として「名勝負数え歌」やひところのK-1並みに再戦再戦ばっかり、結局コマが足りない・・・というのが挙げられる。次のリデルvsシウバの代替はリデルvsティトだそうで。
この場合、やはり「一本釣り」することが一番効果的な気がするんだけどな。
あまり強すぎるのも困るのかね?
そうすると候補はやっぱりヒース・ヒーリングあたりなんだろうか。
ガン・マッギーの復帰とかだったら、痛くもかゆくもないけどな。
ライトヘビー(PRIDEのミドル)だと、だれがいいのかな。
案外アリスター・オーフレイムとか義理堅くもなさそうだし、無敵の王者として君臨したりはしないだろうし、要注意かもしれないな。
ただし、ギャラはトップグループの中のトップグループに集中して、中堅どころは手厚くないとか。
これを改善し始めたら要注意だ。
「PRIDE武士道」8月大会、全米地上波放送の反響と視聴率
は結局どうなる、どうなったのかを追ってかなきゃならんね。誰かが。
米国、「反バイオレンス」運動の今昔。UFCも荒波?
またkamiproの話だが、彼らにしてはめずらしく(失礼)真面目な企画として、アメリカのニュースショーで放送されたキャスターとダナ・ホワイト&リッチ・フランクリンの論争を再現している(よく転載許可が降りたな。まさか無断で活字化しているわけもないだろうし)。構成の「上杉ィ」という人が目配りが効いているのだろうか、あまりこれはネットでは話題にならなかった。
ビル・オライリー。
はてなの読者だと、「なんか聞き覚えある」という人も多いだろう。
それはもちろん、町山智浩ブログの中で彼が。一種の「悪役」として存在感を発揮しているからだ。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/searchdiary?word=%a5%aa%a5%e9%a5%a4%a5%ea%a1%bc
(「華氏911」旋風が吹き荒れた2004年のエントリが特に多い)
ただ、kamiproではオライリーを紹介して「ガチガチの保守」と書いているが、これはやや間違いと言うか、古い見方。2005年に「CBSドキュメント」で彼は、社会問題においてはかなりリベラル性を持つことを表明しているらしいのだ(このへんの分析は「むなぐるま」ブログがあれば一番なのだが・・・)
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2005/02/post_18.html
大石英司ブログ
※ ビル・オライリー CBSドキュメント
ビル・オライリーと言えば、FOXの看板キャスターで、今アメリカで一番視聴率を取っているキャスターで、こてこての共和党支持者で、ネオコンの守護神のように言われているわけですね。
所が彼、いざ信条とする政治を訊いてみると、同性愛結婚の容認、銃規制への賛成、死刑制度への反対等々、ことごとく民主党的なんですよね。ただ口汚いだけ。ちょっと見直した。
kamiproでのオライリーvsダナ・ホワイトでは「危険性」に関する議論が興味深い。
ダナは「UFCはここ12年、死亡事故や深刻な怪我は一件もない」と胸を張ったのに対し、オライリーは「イギリスのスポーツ医学専門誌」の調査を持ち出す。「1000人あたりの脳震盪発生率」を比較すると、UFCは48人、ボクシングは19人だという。オライリーはここから「UFCはボクシングの三倍危険」と主張する。
これは確かに、ダナのいう「12年死亡事故なし」は、例えばボクシングと比べると「母集団」に差があるわけで、絶対数としての比較は間違っている。
kamiproにはダナが「動揺して言葉に詰まり」とある。
でもこの医学誌の記事のほうに興味が在るな。だれか紹介して欲しい。
しかし、そんなことより。
これは保守の「FOXニュースチャンネル」だから・・とは安心してられないのだよ。
というのはPRIDEを全米で放送しているのは・・・・「FOXスポーツチャンネル」だからだ。今度の武士道GPで、アメリカ人が無残に絞め落とされたり、空回りして色の黒い日本人に判定負けするさまもこの局を通して放送される。
なんで自局グループの悪口にもなりかねないMMA批判をオライリーはしたのか?
そもそもFOXニュースとFOXスポーツじゃ、存在感が段違いらしいのね。要はフジテレビの大人気番組の司会者が、「フジ721」のオリジナル番組のことを斟酌してトークするかといえばしないだろう。それと同じだ。
そして、FOXスポーツの中でも、結局PRIDEはUFCとTUFで「スパイクTV」がのして来たので、慌てて導入した対抗コンテンツ。
要は・・・・日本テレビの「K-1ジャパン」や「猪木祭り」(笑)。
スパイクTVは、自分たちが二人三脚でUFCを大きくしたとの自負もあるだろうし、実際に「開局以来最大の人気を誇るオリジナル番組」(kamiproより)だそうなのだ。このへんの「情熱の差」が、ちょっと気になるなあ。
<参考リンク>
UFC59米記者対談:ここがへンだよ! UFC
http://allabout.co.jp/sports/k1/closeup/CU20060515A/index.htm
米5大ネットで放映? LA興行? 加熱報道を信じるな 「PRIDE米進出」報道に疑問(上)
http://allabout.co.jp/sports/k1/closeup/CU20050913A/index.htm
【メモ】照屋昇雄「沖縄ノート」のキーワード作成
「赤松嘉次」のキーワードをつくりたいのですが、名前の読みが分かりません。
ご教示ください