会場は、ほぼ満員でしたよ。いくら大学などは春休みとはいえ、平日午後5時半開始の興行で、これだけ集める力はやはり侮れない。
試合は・・・よく小生は「Who is the strongest?」「Which is stronger?」というくくりをするけど、この大会のコンセプトは、特定選手の勝ちを前提としてその勝ち方・・・「How」を問う大会だったのかなと思う。もちろん怪我による緊急の変更などもあり、やむをえないところもあるのだけど(イヴァン・メンジヴァーが出ていればな・・・)
それより、会場で驚いたのはだ、とにかくお客さんが温かい、やさしい。
どこぞのブログ読者に多いような(笑)、揚げ足をとってやろうとか主催者の意に反した選手が勝ったら面白いなとか、この選手なら2Rに入ったり判定になっただけで恥だろ、というねじくり曲がった姿勢はひとっつもない。
素直に応援し、勝った選手は万雷の拍手と大声援で祝福する。
なんてうくつしい楽園風景でありましょうか。でもほんとに、このうくつしきフアンが多数集まっているのはHERO'Sのかなりの強みではないか。しかしその中でもやはり山本KID徳郁の人気は一頭地をぬいていましたですな。
これじゃたぶん、5月の代々木大会も満員になると思うよ。
個別の試合も関してはいろいろと。
個人的には、「リングスメガトン」所属・ヤマヨシの試合ぶりがダイスキでした。
須藤元気
上の「この選手なら2Rに入ったり判定になっただけで恥」というのはコレ。
1Rの余裕っぷりと、時間が押してきたあとの遊びのなさっぷりがコントラストを描いていてね。(1、2R間のインターバルでカンフー着を脱いだのはいただけない。コスチュームを脱ぐのは「試合中」とルールで決まっています。中村和裕以来。)そして相手にも攻め込まれて、延長まで行ったのだからもう何なんだか。
しかし会場では、それへの文句もほとんどない。これでいいんなら、それもまたよしだが。
所英男
その前の試合を反面教師にしたか、こちらは最短距離で極真空手の選手をテイクダウンから絞め落として株を上昇させました。
対戦相手のキャリアどうこうはともかく、セミをみていると「5分2ラウンドの場合、相手が逃げ切るような展開も十分ありえる」ので、この展開を実際にできたのはやぱりすごいのだろう。
ヒース・ヒーリング
ヒース”ブロークバック・マウンテン”ヒーリング(などというミドルネームはない)が、前回の衝撃も記憶に新しい中で登場。
なのだが、ゲーリー・グッドリッジと闘うとき攻撃の起点となるであろうローキック・タックルにキレがまったくなく、近藤やミルコのようにGGが相手のタックルを切ってはめ技のように打撃を当てていく展開。
大逆転のパンチ一発で勝ったものの、ゲーリーは記憶が飛んで「勝った!」とでも思ったのか、PRIDEでは3強に次ぐ強豪だった相手に健闘したことが満足だったのか、四方のポストに上ってアピール。
ヒーリングが先にリングを降りた(笑)
そうだそうだ、國奥問題(OPファイト問題)があった
TBをもらっている
http://ameblo.jp/smackgirl/entry-10010192729.html
にこうある。
17時丁度くらいに会場着いたら、國奥の試合が明るい中やってた。んで、判定で負け。相変らず扱い微妙ですね。國奥、例によって相当強いわけですが、相変らずさっぱり面白くならないのもまた確かで(HERO'Sで面白かったのは、菊池戦くらいでしょうか、これも会場は冷えまくりだったけど)。しかも、やらされる相手が毎回強いので(今回のはよく知らないけど)、判定負けばっかで。正直、どうコメントしていいのかわからない状態。グリフォンさん あたりが、シュルトさんキャンペーンに引き続き、「ノリノリ國奥さん」(このネタ知ってる人、もう少ないか…)キャンペーンでもやってブレイクさせて欲しいものです
俺より、國奥をいじるのがうまい人、何人かいたなあ。どこのブログだっけ。
しかしそれは今後の課題としておくとして、今回、第一回の竹内出vs三浦広光選手の試合に続き國奥選手の試合も見逃しちゃった。ちょっと、やな予感はしていて五時前までに入ろうかとは思っていたのだが。
こちらもうかつではあったのだが、でも、行く前にちゃんと公式サイト(の日程部分)をチェックしたんだよ。「ぴあ」とかならともかく、公式サイトでならちゃんと「オープニングファイトをXX時から予定」と日程部分と一緒に(ここ重要)書けたんじゃないだろうか。
実はDEEPでもパンクラスでも、フィーチャーファイトやゲートの試合を「何時から始まる」とチケットなどに明記していないことが多い(都合によっては変わることもあるからかな?)が、改良してほしい。
あとで佐伯繁さんには直接お願いしてみよう(DEEP掲示板で)
いつの間にか(カウンタ設置以来)90万ヒットになってました。ありがとうございます