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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

和術慧舟會の野望・・・国盗り物語(註:かなり妄想含む)

http://www.uraken.net/rekishi/reki-eu18.html

宮宰のカール=マルテル(688頃〜741年)は、スペインを占領していたイスラム教国家ウマイヤ朝(661〜750年)のヨーロッパ本土侵攻をトゥール・ポアティエ間の戦いで破り、「キリスト教イスラム教から救った!」と英雄に。ちなみにこの戦いは、どこで行われたかはっきり解っていないために、「〜間」となっています。

 この支持を背景に、マルテルの息子小ピピンは、「俺が王位を奪っても良いか」とローマ教皇に接近し、承認を得ます。


2/4のパンクラス大会で配布された、ハイブリッドニュースは
伊藤崇文だったのだが、ここでこんな予言的なやり取りが
されている。

http://www.pancrase.co.jp/data/news/2005/0204/002.html

●一番、昔と違うのかなと思うのは、パンクラスそのものをみんなで支えようっていう意識があるかないかの違いじゃないですかね。少なくともismの選手にはその気持ちは持ってもらいたいですけど、よその選手にまで求めることはできませんから。
伊藤崇文:ああ、他の道場の選手だったら「パンクラス食ってやろう」できますよね。

●別にパンクラスじゃなくてもいいわけじゃないですか。「場」なら他にもあるわけで。
伊藤崇文:ヘタすりゃ、ここを「ステップアップにして行きたい」みたいに他団体の名前挙げたり(苦笑)。

●うん、ありますね。それが中の選手からも出てくる状況については?
伊藤崇文:いや、別に中で結果出してればいいんじゃないですか。ここで結果出して、外で自分とパンクラスの名前を売るのは、僕の中ではパンクラスにとってもメリットがあることだと思うんで。ただ最初っから言うんやったら、そっち行けと思うんですよ。


これが配布された日に、よりによってメインで井上かれりんが
●「パンクラスのベルトは通過点に過ぎない」
●「修斗のチャンピオンと闘いたい」
●「その場所はD.O.Gで」

と、ロイヤル・ストレート・フラッシュものの発言をかましました(笑)。
これから業界を揺るがすであろう「慧舟會の乱」は、このマイクから始まったと後世の歴史家は評するのでしょうか。


少し前に、「慧舟會K-1の同盟による反PRIDE勢力」という噂が業界を駆け巡ったが、いやいや慧舟會はもっとしたたかだ。メジャーに対抗する前に、まず「インディーの盟主、第一人者」となることを当面は目指し、パンクラス修斗、DEEPに牙をむいたんですよ。
ある意味で思い出したのが梁山泊の盗賊たち。
彼らは、その地方の役人や豪族を滅ぼし、ある拠点を押さえた後どうしたかというと、そのまま朝廷に帰順するわけですよ。朝廷にしてみれば、自分を盟主として立ててくれれば、地方ボスはAであろうがBであろうが構わないのです。
武士道でもROMANEX(Dymamite!)でもいいけど、イベントで諸外国に対抗する、日本人ヒーローは五味やkidのような子飼いであるに越したことはないけど、組織としての供給も必要だという構図は変わらないでしょう。
しかし、パンクラスである必要は無いわけですよ(笑)。


パンクラスやDEEPの強みとは何か。
パンクラス船木誠勝鈴木みのるのカリスマが残る「団体」としてIsmやグラバカを持ち、彼らに個性を附与して「内vs外」で盛り上がるという構図を造ることができる。

DEEPはPRIDE武士道につながるルートと、政治的問題で交流の無い修斗パンクラスの交流・対決の場として機能している(フェザーン方式)。


慧舟會は今や、これらの強みを、自分の中に取り込む準備を完了したのである。
宇野薫を内部イベントに投入できるのかはわからないが、岡見勇信に井上、戸井田カツヤ門馬秀貴と知らないうちに着々と戦力はそろっている。彼らに個性を附与して(というか既に個性は立ち上がっている)、内vs外の構図をつくることは極めてたやすいし、そしてパンクラス王者・井上と修斗王者・菊池昭D.O.Gで闘うならかつての第三団体DEEPはますます地盤沈下するであろう。


で、井上のこの前のマイクアピールは非常に場をわきまえない無礼なものだ、という怒りの声もファンからは上がっているようだが、全然悪くもなんともあるまい。ブル中野FMWですごいファイトをして「いいか、あたしたちの試合がもっと見たいなら全女に来い!」といったように、他のリングに乗り込んで勝利した人が、自分たちのリングを宣伝し、「格上」としてのイメージを植え付けるというのは全く勝利者の権利で、サミーからもらうトロフィーと同じように、勝利には当然付随するオマケであります。

責任を問うなら、井上選手に敗北した佐藤光留北岡悟、または自分のシムズ戦によって間接的に井上より格下になった伊藤崇文道場王の責任を問うのが筋というものでありましょう。
トーナメント決勝の相手に上がるのが長谷川秀彦北岡悟かは知りませんが、要はそこで止めるしかないでしょうね。