本日、スカイＡでパンクラスの03年大会、稲垣克臣引退興行を再放送していた。
稲垣選手もタイトル挑戦経験がなく終わったなどの悔いはあるだろうが、やはり一握りの選手だけが許される、栄光に包まれての終幕だったのだろうな、と感じる。
この日の第一試合、コブラ会ｖｓ稲垣組という大阪死闘編で、鮮烈な勝利を収めた渡辺智史選手。
第三試合で同じく勝った、今をときめく前田吉朗がこの後に対戦を要求、そして実現した試合は桜庭ｖｓニュートンに劣らぬ大回転体の名勝負だった。
しかし、仕事の都合？で、まだ全盛期すら始まらない段階で残念ながら渡辺選手は引退したという。
ファンの勝手は通じない、本人の選択ではあるが、彼は今、試合を見たりするのだろうか、戻りたいと思うのことはあるのだろうか、と想像をめぐらさないでもない。
「どんな短い生涯であっても、その中に春夏秋冬は必ずあるものだ。嘆くに及ばない」と書いたのは、自身も２０代で亡くなった吉田松陰だったか。
格闘家の、格闘人生もそうであるのだろう。
その一方、ＺＳＴのジェネシスバウトに梅木パンクラスレフェリーが参戦するとの話を聞いた。「格闘Ｘ パンクラス」で前やっていたが、梅木レフェリーは練習生として入門したものの、打撃スパーで怪我をし、選手としてのデビューの道を閉ざされたという経緯があったという。
現在、公正なレフェリングと（パンクラス唯一の？）常識に沿ったジャッジで、前回大揉めしたイグナショフｖｓ中邑真輔の再戦を裁くなど地位を確立して、なお「ジェネシスバウト」に参戦するか（ルール的にはいいかも）。
熱いな。
と、ここまで書けばいい話なのに、つい俺は「続けて”ランキング11位”、”レフェリー界の我が侭な膝小僧”広戸レフェリーも出場してほしい。好きか・嫌いか、ハッキリ、させろ！！」と思ってしまったのでありました（笑）
あ、それから。
佐藤ヒカルｖｓサンボ松本の試合もあったが、今見直してみると試合は非常に面白い。こうやって見ると、選手の個性が伝わるのはやっぱりタイムラグがあるというか。
個人的には「ん？光留って試合は負けてばっかだけど、試合内容自体は見ると面白いじゃん」というのは、誰かに判定負けしたディファの試合でちょっと思って、それで忘れて（笑）、ＤＥＥＰのＥ・ショック戦やデモリッションでようやく気づいたんだよなあ。
下手にテープやＤＶＤがもったいないと、「今現在」興味のない選手の試合をカットするとまずい。
やっぱり画質は我慢して、低画質でＤＶＤ一枚に６時間収めとこう。
（今、それをどうするかが非常に重要な課題だ）
