INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

一足先の”大連立”が11,23。さてこの大会、見に行くかどうかリアルに悩む

カードと記者会見内容は次の通り
http://gbring.com/sokuho/news/2009_11/1116_shooto.htm



で、党首討論風に・・・

【会場に行こう党党首】
「今回の試合は、かつて長い因縁があった修斗パンクラスが対抗戦を行うという極めて重要な大会であります。ぜひとも会場でその熱気を体感しなければなりません。また対抗戦以外にも、多くの注目選手が登場します。

【見送り党党首】
異議あり!対抗戦といいますが、そこでの最注目カードだった朴光哲vs大石幸史は大石負傷で流れました。Ism選手はWINDY智美だけであり、また実力(実績)・スタイル的にかみ合うようなカードといえるでしょうか。もし対抗戦、本当に交流が続くなら、どう考えても次回以降に山場があります。そちらに備え今は民力休養、観戦にともなう諸経費や休みの日を使う(※個人的に休日だからそのまま休みにはならない)のを、次の対抗戦用にとっておくべきではないでしょうか。

【見送り党党首】
私が見送りを主張するのはそれだけが理由ではありません。そもそも当日夜11時から、ニアライブ3時間放送がサムライTVで実現するのであります。ここでじっくり、感慨をかみ締めながら試合を拝見すればよいではありませんか。修斗の中継は実はナレーションやプロモビデオがPRIDEにも負けないほど凝っていて、実況も矢野武で優れたコンテンツです。これで最初に試合をみるのは、また別の楽しみがあるのです。

【会場に行こう党党首】
3時間の放送といいますが、今回の試合は10試合です。果たして放送に収まるでしょうか

【見送り党党首】
全試合が3R15分の判定試合ということもありますまい。十分、全試合ノーカットになると信じております

【会場に行こう党党首】
しかしたとえば、入場シーンなどをフルに見せるということはないでしょう。特にメインのランバーの試合は盛り上がる入場で、試合後のパフォーマンスなどもたっぷり見せます。ここがカットされる可能性もあります。またランバーはPWCにも呼ばれており、今後は海外の試合も増えるでしょう。その階級での突出ぶりはいわば「アジアのアンデウソン・シウバ」ともいうべき伝説であり、生で見れば将来までの自慢となるでしょう

【見送り党党首】
だからこそ、一進一退の攻防による手に汗握る熱戦、とならない可能性がメインは高いではありませんか。

【会場に行こう党党首】
今回はそもそも対抗戦以外にも杉江”アマゾン”大輔の復帰や加藤、勝村参戦と、修斗の範疇ではありますが「外部性」の強い大会です。会場の盛り上がりがあるのではないかと思われます

【見送り党党首】
しかしももともと修斗は内部対決のほうが盛り上がったではありませんか。
それにこちらをご覧ください。・・・・<チケット料金> SRS(アリーナ)席15,000円 RS席(アリーナ)10,000円パノラマ席(第1バルコニー)10,000円 A席(第2バルコニー)8,000円 B席(第3バルコニー)6,000円

まだ私はJCBホールに足を踏み入れたことが無いので、果たして見やすいのかどうか分かりません。しかし通常の後楽園、ディファなどでの興行と比べ、払った費用に対して「あんまり見やすくねー!」となるおそれはないのでしょうか。


【会場に行こう党党首】
会場では「修斗ニュース」が発売されます。今回の記事は、大変興味深いものになることは確実であります。まあいろいろと、競技やルールやコミッションという面を考える材料となる文章が載っているのではないでしょうか。

【見送り党党首】
それをいうなら、テレビなら11時からの公武堂TVでチャットでつなぎながら、あれこれ議論しつつ見られます。

【会場に行こう党党首】
それじゃ肝心の試合をみる集中力が途切れますよ!家での観戦の隠れたデメリットなんです。それに公武堂TVの中で、ネタバレもありそうだし・・・・


と、まだまだ討論は続くのですが・・・投票日(興行のある23日)、あなたの一票は?


ニアライブってやっぱりいいね。

上の話、2大政党制になるのは「小選挙区ニアライブ制」が導入されたからで(なんだそりゃ)、もしニアライブが無かったらそもそも「会場行こう党」が圧勝の安定多数だっただろう(俺の中では)。1週間ネットを巡回しないってことはあり得ないだろうが、4,5時間情報を絶つのは簡単だしね。
まあ、ニアライブが無ければ会場に行ったかもしれないけど、あるので行かなかった・・・なんて客層はそうそうはいません。というかほぼ誤差の世界でしょう。読むはずもないと思うが、万が一これを読まれて止められたりしたら大変だ。
今、興行数の多い複数の中小興行で、後楽園興行などに関しニアライブが計算に入れられるのは本当に助かっている。なんかやっているところはメジャー感が漂うしね。


ニアライブ最高。サムライ最高。人生絶好調。

プロフェッショナル修斗 11.23JCBホール
2009年11月23日(月) 23:00〜26:00
『REVOLUTIONARY EXCHANGES 3』
かつて“格闘技界で両者が交わることは絶対にない”と言われ続けた、総合格闘技の双璧、修斗パンクラスの対抗戦がついに実現!
<予定対戦カード>
●初代世界フライ級王者決定戦 5分3R 田原しんぺー(総合格闘技道場STF/世界1位)×ランバー・ソムデートM16(タイ/M16ムエタイスタイル/世界2位)
●ミドル級 5分3R 山下志功パラエストラ札幌/元ライトヘビー級世界王者)×和田拓也SKアブソリュートパンクラスウェルター級[77.1kg]王者)
ウェルター級 5分3R 朴光哲(KRAZY BEE/世界8位)×大石幸史パンクラスism/パンクラス・ライト級[70.3kg]1位)
フェザー級 5分3R 田澤聡(GUTSMAN・修斗道場/世界6位・環太平洋4位)×勝村周一朗(リバーサルジム横浜グランドスラム

本日昼12時、「格闘ジャングル2」再放送。対抗戦前にパンクラス勢が集結。

ジャガーに乗ってないほうの坂本さん」に率いられて、大会に出場するパンクラシストが出ていました。
私はこの前の放送が途中から偶然目に入ったので、録画して最初から見る。
私がちょっと見たのはWINDY智美選手を坂本氏が「実はだれよりも女性らしさがあるんです」と、某団体の「大人気なので会場を変更します」なみの信憑性のある説明をして、周りの選手に司会が「そうなんですか?」と振ったら、放送事故並みの沈黙があったというシーンでした。
本日正午から1時間再放送。

すっごく面白そうな小劇場映画2本。「ロフト.」と「ザ・ウェイブ」(ザ・ウェイヴ)

「ロフト.」

http://news.livedoor.com/article/detail/4462627/

六本木ヒルズ押尾学事件にそっくりな映画『ロフト.』が本日(20日)より公開!


先日、麻薬取締法違反にて懲役1年6ヶ月、執行猶予5年の有罪が確定した押尾学被告(31)。その押尾被告の事件を彷彿とさせるような映画が、本日より東京、シネマ・アンジェリカにて公開された。

 その映画の名は『ロフト.』・・・・・・

<ストーリー>
 新築されたビルのロフトルームを持つ建築デザイナーが友人たちに声をかけ、5人でこの部屋を共有することとなった。使用目的はもちろん情事の部屋として。妻に内緒で不倫に精を出す男たち。だがそれは脆くも崩れてしまう。ある朝、ベッドに手錠でつながれた血まみれの女の死体が発見された。この女は誰だ? 犯人はこの部屋の特殊な鍵を持っている5人のうちの誰か。お互いのアリバイを聞き出しながらも疑心暗鬼になっていく彼らに、やがてあることが浮かびあがっていく。

自分好きなのは、こういう「限定されたゲームのルール」がかっちり決まっているような話、というのは前にも書いたっけ。

そしてあと一本は、題名だけでぴんときた。あれが映画になったのか!

ザ・ウェイブ

http://hamchu.exblog.jp/6710202/

ハイスクールの歴史の授業で実際におこった、不気味な事件。少女ローリーは、おそろしい集団的圧力が化けものになって学校中を席捲してしまうまえに、どうしてもそれを阻まなければならなかった。自ら授業をはじめた教師ロスの苦悩は…

1969年にアメリカの高校で実際に起こった事件を小説化したのがモートン・ルー(トッド・ストラッサー)の「ザ・ウェーブ」(81年に米でドラマ化)
そして、このストーリーを独で映画化したのが今回上映される「Die Welle」ということでいいのかな・・・

これは、自分は「擬似イベント」ものの一種と位置づけているが、それともちょっと違うんだよな。
これに関してぴったりくるジャンルの位置づけってないかな。
あえて試みると、
自分が好きなのは「権力」「権威」「人気」「流言蜚語」「暴動」「世論」「渋滞」・・・とかいう、本来は自然発生的なものであろうあれこれを、形のあるものとして捉え、人為的に操作していくというジャンルというか、テーマというか。

いま、自分の中で「ザ・ウェイブ」と同じジャンルに位置づけているのは
「48億の妄想」
野ブタ。をプロデュース
破線のマリス
1984年」
「ワグ・ザ・ドッグ」
「23分間の奇跡」
「怪物がめざめる夜」
「デマ」(筒井康隆
「公共考査機構」
・・・・・・・・・・・・・まだまだあったような気がするが、もう少し考えよう。


上の紹介などは、ストーリーには敢えてあまり触れてないようなので、もう少し詳しい原作の紹介を。どっぷり引き写すのも悪いので、要所要所を略させてもらった。
http://goonsh.ddo.jp/fg/2004/05/11/morton-rhue-the-wave

 ハイスクールのロスは型破りの歴史教師.できる限り生徒たちに歴史の生きた姿を伝えるのが特徴.政治制度ではクラスを政党に分け,裁判では被告,検事,弁護士,陪審員を生徒たちに割り当てて演じてもらう.ある日ロスが生徒たちに見せたのは,ナチス・ドイツの残虐行為を描いたドキュメンタリー映画.映画が終わって呆然としている生徒たちから上がる質問.


「どうして (ドイツ人の) だれもかれら (ナチス) を阻止しなかったのですか?」
「たったひとにぎりのナチスがこわくて,見なかったとか聞かなかったとか,ぼくだったらそんなことはさせないよ」
「逃げだせばよかったのよ.たたかえばよかったんだわ」


 納得できない生徒たちと,彼らにうまく返答できなかった自分に対してロスが思い付いたのは「ナチス・ドイツでの生活の一端を再現して体験させる」ことだった。

最初は「規律をとおして力を」.次に教えたのは「共同体をとおして力を」.
ロスはこの二つをモットーとして生徒たちに唱和させる.旗印としてマークを与え,敬礼という身体動作も与えた.「共同体」には「ザ・ウェーブ」と命名した.クラス全員が大声でモットーを叫び,敬礼動作を繰り返す.劣等生でクラス中からつまはじきだったロバートの眼が活き活きと輝きはじめる……

3 回目の授業でロスは生徒たちにカードを配る.カードは「ザ・ウェーブ」の運動員証.裏に赤で X が印字され・・・・

なかなか面白そうでしょう。ファシズムを風刺化、図式を簡単にするためにスケールを小さくして再現するというのはいくつか類例があるが。でも、もうアメリカではTVドラマになっているんですね。そっちも見てみたいものだが、CSとかBSでやらないかな。
たしか本では「ザ・ウェーブ」という表記だったはず。

ザ・ウェーブ

ザ・ウェーブ

な、ナンダァ?(原田久仁信風)
この本の表紙が、ライトノベル風になってるじゃんか!確かにヤングアダルト(死語)層にこそ読んで欲しい本ではあるが。
でも、すげえや。このラノベ表紙を選択したのは勇断ですよ。


映像化といえば上にあげた、ジャンルの類似品の中で
「23分間の奇跡」というのが同じく一教室を舞台にしているのだが、これはたまたま見た「世にも奇妙な物語」で映像化されていた。そのチョイスはすごいや、と感心したものだ。

23分間の奇跡 (集英社文庫)

23分間の奇跡 (集英社文庫)

はまぞう」を検索したら、これも一緒に紹介された。ナイスチョイスなのであわせて。

茶色の朝

茶色の朝