INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

何じゃこりゃあ!!新生(?)パンクラス、凄いカード連発じゃん。

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

http://www.pancrase.co.jp/tour/2008/1001/index.html
第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3ラウンド

KEI山宮(GRABAKA)vs 川村亮(パンクラスism)
近藤の階級変更により空位となったライトヘビー級王座を賭けて、山宮×川村の対戦が決定。07年12月のワンマッチでは、山宮が左フックでダウンを奪い勝利を収めている。15周年記念興行で因縁の“ism vs GRABAKA"を制し王者の称号を手にするのは、戦極で強豪外国人選手を相手に経験を積み、リベンジに燃える川村か?それとも、王座返り咲きを狙う山宮か?

■ ライト級特別試合 5分3ラウンド
大石幸史(パンクラスism)vs小谷直之(ロデオスタイル/チームZST)
リングスで無敗を誇り、ホームリングのZSTでは所やレミギウスを下している小谷がパンクラスに電撃参戦。迎え撃つは、前王者・昇侍から判定1-0でポイントを奪い、ベルトに王手をかけた大石。“パンクラス"と“ZST"、それぞれの団体の威信を賭けた、ライト級トップファイターによる一戦。


「鬼から仏になったパンクラスは、その前兆・・・」列伝ネタはこの前使ったばっかだ。


ZSTのエース、突然の緊急参戦!!

以前、DEEPとZSTが提携した時、ZSTの上原広報が「パンクラスさんに、『うちとも色々協力関係も選手交流もあるのに『提携』って宣伝してくれませんね』と皮肉を言われました」とか言ってたけど、これはちょっとパンクラスも宣伝下手で、こんな話が実現するのならどこかで「提携発表」をして、その次にこれが打ち出されたらうわーすごいって二度楽しめたのに。
まあ、上原氏も言っているようにZST旗揚げのころからそもそもいろんな協力があったし、既にチームZSTも上がっているから逆にきっかけを失ったのかな(笑)

にしてもエース小谷登場はすなおに凄い。
とはいえ、その思惑も分かる。所英男には(やや体格差もあり)完勝したりはしているが、パウンドなしルールのせいか、不運か何かか、総合ルールに出てくると、特に大舞台では残念ながらうまく行かず、取りこぼしもあって実は今「ZSTのエース」といいたくても実際のところ、格と言うか信頼感というか、そういう部分が微妙になっている。
外のルールで、外の団体で、対抗戦のような形で闘うのはもちろんリスクも高いが、リターンもそれに応じて高い。
ここで一発バクチ打ってみっか、という上原譲広報の勝負勘は、なかなか鋭いものがあると思う。そう判断した、勝負勘が実は一番怖かったりする。

大石の攻め手は空手的打撃なのかタックルなのか(最近、再開眼したとも聞く)が分からないが、小谷は強烈なフックと、強引に極めていく足関節と、どっちも相手の弱点をつく武器がある。そういう点でもおもしろい。

山宮vs川村亮

うわっ、いいカード・・・と思ったらそもそも一回やったんだっけ。
いいカードと言いながら正直忘れてたが(笑)、あれもいい勝負でした、うん。
あと、へんな形で坂本常務(という肩書もこれが最後?)が絡んできたアングルも、非常にスケールの小ささが面白くてかつ挑発のキャッチボールがほんわかしてて、微妙な面白さがありました。


なんで10月1日なの。

10月1日って、年度でいえば半分過ぎたところだから、けっこう単なる平日じゃない、特殊な忙しさがあるんだよお。
これのせいで行けない客も多分けっこういるんだよお。
例えば俺だよお。
平日後楽園を抑えるにしても、できれば避けてほしかったスケジュールであります。

BSマンガ夜話も「好カード」登場!ついに強豪「よつばと!」来日!! 前シリーズ再放送も

本日、同好の士に教えてもらいました。
http://www.nhk.or.jp/manga/main.html

総合テレビで再放送!!!
第35弾の放送に先立って、前回のシリーズ第34弾をNHK総合テレビで再放送することになりました。

9/8(月) 深夜2:30〜 [放送時間が変更になりました。ご注意下さい。]
 山田芳裕 「へうげもの

9/9(火) 深夜25:45〜 [9/10(水)1:45〜]
 雁屋哲/池上遼一 「男組」

9/10(水) 深夜25:45〜 [9/11(木)1:45〜]
 羽海野チカ 「ハチミツとクローバー



どうぞお見逃しなく!!
第35弾放送決定!!

9/16(火)〜18(木)の3日間、BSマンガ夜話第35弾をお送りします。どうぞお楽しみに。

9月16日(火) 24:00〜
柴田ヨクサルハチワンダイバー
(公開収録分 : 生放送ではありません)
9月17日(水) 24:00〜
原案・李學仁/漫画・王欣太蒼天航路
ゲスト: (未定)
9月18日(木) 24:00〜
あずまきよひこよつばと!
ゲスト: (未定)

よつばと!だけスペシャル扱いしたけど、他の2作品だってメインイベンターが十分伝わる大物だよ。

車田正美の挫折と復活を、彼自身が回想する(マンガノゲンバより)

BSマンガ夜話の姉妹番組である? 「マンガノゲンバ」でこの前、2週間ほど前か、車田正美特集をやっていた。
正直、あまりというかほとんど興味ない作家ではあるが、ジャンプ黄金時代前期?ぐらいを彩る立役者でもあり、あと「男坂」が、あからさまに打ち切りと分かるという素敵な漫画として知名度が高い(笑)。

そのへんのことを本人が語った部分を文字起こしししてみました。
聞き手はでぶのお笑い芸人(かなり有名な人らしい)※コメント欄の指摘によるとキャイーン天野でした

(※リンかけ風魔の小次郎ヒット後に)

ずーっと俺が、漫画家(の世界に)入るきっかけになった本宮先生の男一匹ガキ大将
「スケ番あらし」では女の子にかえられちゃった。
じゃあマジでいくかと。天下取りの話を。
いよいよやるかと。


(聞き手)じゃあそれで、オマージュというか、本宮先生の作品を読んで俺も燃えたようなころのような、天下取りの学園ものを行った!。


男坂」!!


(聞き手)行ったアーーー! 始まりました!どうでした?




もうあれだね。30回で終わったね(笑)


(聞き手)リンかけと、腑馬の小次郎の貯金が・・・全部消えた(笑)

全部なくなっちゃった。
ああやっぱりあいつはもうダメだと。(判子を押すふりをして)「済」って(笑) 


(聞き手)なんで!! だってノウハウはぜんぶ学んでいるわけですよね。


漫画はそうあまくないんだって。


(聞き手)ノウハウじゃないんだ。


そう。そんなの通用しないの。人気を取るね、そんなガイドブックなんて無いんだって。


(聞き手)読者は甘くないと。なんだまーたおんなじパターンじゃないかって。


いやでも、(パターンは)違うんだけどね(※心外そうに)。


(聞き手)違うんですよね。でもやっぱ観る側は厳しくなるんですねだんだん。ほんとはセンセイ描きたかったんでしょ、あれ(男坂


そりゃ描きたいよ。


(聞き手)「俺はこの坂を上っていくぜ」って急に終わった!って思ったんですよ。兄貴と二人でエーッって!!


だからその仇をとりたいわけよ、「男坂」の。



(聞き手)はっきり言やあ、男坂のときは一番凹んだ?


一番凹んだ。
やべえと。自分でももう這い上がれないかしんないと。
ネタは全部そのときなくなった。引き出しに入れてたアイデアも何も全部使っちゃった。


(聞き手)どうなりました。人生の転機です。


それからまた本を読んだんだよ。


(聞き手)困ったらじゃあ本を読む(笑)・・・(※リンかけヒット前も、歴史本などを読んで研究したという話が出ていた)


歴史ものはやめて星座の本とかを。たまたま読んでた。


(聞き手)それまで読んだことのないような。


そう、おしゃれなのを


(聞き手)先生たまにロマンチストなところ出ますもんね。星空見たりとか。


熱血漫画ってのはタッチが荒々しくて、女の子が読みにくいような絵柄が多いじゃない。
対極を入れなきゃダメだと。
やっぱり女の子にも読んでもらえるようなエレガントさ?エレガントさを導入しようかと。


(聞き手)それが、ほんとにさっきから言っているエンターテインメントというか、ちゃんと娯楽ということがベースにあるからですね。「俺はこれだけがいいんだ!」ってところがない。



だからなんていうの?学園ものでもない、忍者ものでもない、ボクシングでもない、
まるっきり新しい世界をゼロからつくっちゃおうと思ったんだ
それが「聖闘士星矢」。

・・・・・ということでした。
ひとつ付記しておくと、彼の語り口はかつてのとび職や伝法なおあにいさんというか、熊さん八っつあんというか、落語的な調子のよさがある非常にユーモラスなものでした。これをジでは再現できないのは残念。


そして「男坂」の失敗が世界的大ヒット「聖闘士星矢」につながるのだからやはり創作者はあなどれない。