はてブで話題だった記事
bunkaonline.jp
ここにこういう記述があった
政治家が本筋を誤魔化たり、なんか大丈夫そうな雰囲気作りをする方法としては、気のきいてるようなことを言ったり、かっこよさげなことを言うというやり方がある。よく考えると意味不明だったり、なにもかっこよくないことも多いが、それで流れを作ってしまう。これが上手かったのが小泉氏の実父である小泉純一郎元総理大臣だ。
息子の方の小泉氏もわりとそういうのをやりたかったのだろうというのはあり、環境大臣時のセクシー発言などはそういったものだったのではないか。
で、ここにブクマした。
セクシー発言ってあの場にいた別の方(フィゲレス氏)が打ち出し、彼女の代名詞的だったフレーズで、それを称賛の意味で賛同、引用したら日本の報道陣が知らなかったって話ですよね?ロマン氏はそのへん未把握なのか
https://b.hatena.ne.jp/entry/4770813768889232417/comment/gryphon
私は動画ニュースを観た後、検証のためにもう一度動画をチェックした。 そして2回目に気づいたことがある。それは、小泉氏が「セクシー」と発言しながら、隣の女性を指差したことだ。通常これはとても失礼にあたる。なぜなら、指を差した人をセクシャルな対象として捉えているというボディランゲージだからだ。
しかし、あのような場だ。これは何か隣の女性にヒントがありそうだと思い調べると、もともとの「セクシー」発言は隣に座っていた女性が以前発言したもので、小泉氏はそれを引用したことがわかった。
その隣の女性は、UNFCCC(国際連合枠組条約)の事務局長、クリスティアナ・フィゲレス(Christiana Figueres)氏。同氏はコスタリカの外交官で、2010年7月から同事務局長に就いている人物だ。
フィゲレス氏の発言概要:
今こそ、グリーンセクシー(環境セクシー)に取り組む時であり、それを標準にする時です。とてもセクシーに。明日から明後日から取り組もう、ではなく「今」なのです。この責任を我々の子ども世代やそれ以降の世代になすりつけてはなりません。この問題は今の私たちにかかっているのです。この責任を理解することは、私たち、今の世代の人々次第です。この問題への挑戦を避けて通らないよう、人々に啓蒙しようではありませんか。
www.youtube.com出典:Rio+20: Christiana Figueres, UNFCCC Executive Secretary
動画を観る限り、フィゲレス氏がセクシー発言をした後、両サイドの男性が少し反応しているから、同氏はあくまでもレトリックとしてセクシーという言葉を使い、注意を促したことがわかる。
環境問題でセクシーという言葉を使うことについて、欧米の環境界では「環境に配慮=セクシー」は10年以上前からある概念のようだ。
こちらのほうが端的か
x.comつーか、進次郎の「セクシー」発言も日本のメディアの無知が招いた誤解。欧米ではセクシーを「魅力的な」という意味でも用いる。そもそも彼の発言は、その日の国連気候行動サミットで前事務局長のクリスティアナ・フィゲレスが発した「今こそグリーンセクシーに取り組む時です」をオマージュしたもの。 https://t.co/WhC46pD4lb
— 指南役 (@cynanyc) 2024年7月9日
だから当時、彼の会見を報じた欧米のメディアは何も炎上してない。環境問題を「義務感」から人々に説くのは限界があり、次のフェーズは、若者を広く巻き込むようなワクワクさせる(魅力的な)仕掛けが必要だろうと。その日の国連気候行動サミットの議題がまさにソコ。進次郎はそれに賛意を示したまで。
ちなみに、いつもは政治家の発言を茶化すデーブ・スペクターさんも、進次郎の発言には「sexyには『とてもわくわくする』という意味もあり、米国でも使う」とツイート。朝日新聞の取材でも「日本ではまだ意識の低い環境問題をセクシーと表現するのは新しい試み。若者の意識も向けられる」と評価した。
例えば、スタバにお気に入りのマイタンブラーを持参するのも、環境問題に「セクシーに=ワクワクしながら」取り組む方法論の1つ。トイレットペーパーの芯みたいなストローで我慢しながら飲むより、よっぽどクール。何もおかしなコトは言ってない進次郎。
これは、そもそも小泉発言がペーパーなどが無いアドリブであり、フィゲレス氏の言葉も日本でそれほど知られていないかったので、「第一報」ではバックグラウンドの詳しい解説が現地から報道されず、あとから第二報、第三報の解説記事の中でちょろっと触れられていた、という経緯があり、単純に現在も知らない人も…ロマン氏も含めて…、それなりにいるのかと思う。
実はウィキペディアにもちょろっと書いてあるし、
2019年9月22日に開かれた地球温暖化などを議論する国連の気候行動サミットにて環境大臣として参加した際、別の出席者である国連気候変動枠組み条約前事務局長のクリスティアナ・フィゲレスの言葉を引用し、「気候変動のような大きな問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきです」と発言し、大手海外メディアも報じるほどに国内外で物議をかもした
ja.wikipedia.org
「クリスティアナ・フィゲレス 小泉」の二語で検索すると解説記事がけっこう出てくる。ただ、現地から日本にニュースを送った第一線の取材者で、リアルタイムでこの背景を知っていた、記述できたという人はごく少数だったのだろう。
小泉進次郎・環境大臣がアメリカ・ニューヨークで「気候変動問題にはセクシーに取り組まないといけない」と発言したことに対して、様々な声が上がっている。
元AKB48で女優の秋元才加さんが「違和感」を投げかけたほか、一部の政治家たちからは批判も出ている。
時事通信
そもそも小泉大臣は、国連で開かれている環境関連の国際会議に出席するため、アメリカ・ニューヨークを訪問。9月22日の会合に先立ち開かれた海外メディアを含む記者会見で、この発言をした。
ロイター通信によると、小泉大臣は「政治には非常に多くの問題があり、時には退屈だ。気候変動のような大きい問題には楽しく、かっこ良く、セクシーに取り組まないといけない」と述べたという。
同通信はこの発言を大きく取り上げ、小泉大臣が38歳であることに触れながら、「石炭発電に依存する日本を低炭素社会に変えるため、若者を結集すると約束した」と報じた。
秋元才加さんが「違和感」を投げかけたのは、この「楽しく、かっこ良く、セクシーに」という言葉だ。
9月23日に自身のTwitterに「普通に真摯に向き合って計画的にしっかり行動で示すで良くないのかな…?」とツイート。「私達が住む大事な地球なんだから必死に取り組むべきだと私は思う」と述べた。
www.buzzfeed.com
考えてみれば仕方ない話で、
たとえばバラク・オバマ氏が同席してた時に、会話の中に『YES WE CAN 』『CHANGE』といった言葉を(やや強引に)埋め込んだり、猪木が出席したシンポで外国人の出席者が突然「GENKI DESUKA!」とか「HOW DO YOU DO!」と叫んだら。
あるいは高田延彦氏(旧さわやか新党比例名簿2位)と同席した人が「DETE KOIYA!」といきなり親指を立てて、のけぞったら…。
『それは同席している人の代名詞ともいえるキャッチフレーズ、名言である』という予備知識があれば、あーそういうことね、とスルーされるだけだが知らない人から見たら「なんだこれ?」「おかしくなったんか?」と思って、外電の一報でもそりゃ報じるだろう。
ま、そんな話なので、この機会にそういうファクトだけ再紹介。
