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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

JDSがケインに掛けたフロントチョークは「逆転の1歩手前」だったのか?そしてそこからの脱出法は…

個別の技術論はあまり興味ないし、そもそもやれないのだが(笑)、丸写しはべつだ(自慢にならん)

http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-1542.html

MMA Fightingのインタビューに答えて、ジョシュ・バーネットが「ケイン・ベラスケス vs. ジュニオールドスサントス」を分析、フィニッシュシーン直前、ドスサントスが奇跡の逆転勝利の一歩手前だったと語っている。抄訳で紹介。

ジュニオールのフロントチョークはやばかった。スリーパースタイルにロックアップしていて、無茶苦茶タイトに決まっていた。ただ、ケインもレスラーだ。フロントチョークを取られたら、いろんなことをやってくる。

チョークを決められたケインは、身体をねじった。それが脱出のための最後の手段だからだ。ケインの身体の回転のせいで、ジュニオールが自分の額をマットに付けたんだ。

ケインがあんな風に身体を回転させたのは、本当にまずいと思ったからなんだ

ふうむ、だいたいフロントチョークって極まるのか極まってないのかけっこうわかりにくい。落ちたら極まってたし、抜けたら極まってないだろう、てなもので。
しかも、打撃戦でもはやKO一歩前まで追い詰められた選手が、最後の最後に大逆転のサブミッション(絞め技)を極める・・・だが、そのフロントチョークには「最後の脱出方法」があった…なんていうのはやたらとドラマに富んでいる(笑)。
ラオウがレイに対して突いた「新血愁」に対応して、それに対抗する唯一の秘孔「心霊台」をトキが突きなおす…みたいなさ(笑)。


まずはこのシーンの映像を見直そう……
……と思ったら、それがあんた。
 
ごくまれにうちのHDDレコーダーで発生する「途中で映像だけ止まって、音声しか録音されてない」という奇現象が発生してたのです。そういえば、この前これが発生したのは、UFC日本大会生中継のときだったな……。
で、本来なら、ビデオの画像を一時停止させ、さらにカメラに撮って見てもらおうと思ったのだが、その画像がなく計算が狂った。

代わりに何か資料が無いかと見てみたが…
こんなのがあった。

■ヘナー・グレイシーが語るJDS対ケインのフロントチョークの攻防(らしい)、そしてトキーニョvsピアーズのヒールフック

http://forums.sherdog.com/forums/f2/gracie-breakdown-video-cain-vs-jds-palhares-more-2587189/

ジュニオール・ドス・サントスvsケイン・ヴェラスケスの試合で、いかにJDSのフロントチョークがタイトなものだったか、ということを覚えている人はあまりいないようです。ホジマール・トキーニョ・パリャレス(Palhares)とマイク・ピアース(Pierce)のヒールもしかり。
ヘナーは非常に知的な人であり、彼の解説を聞くのは興味深い。

みたいなことを語っているようです。

というか、すこし面白いのは……ヘナーとかはUFCでちょっと高度な技術的攻防があると、それに乗っかるというか、その話題をyoutubeで技術解説してるんだな。なるほど、これなら柔術実践者以外の興味も引くし、そこから道場生、ジム生になっていく人もいるだろう。TKや中井祐樹氏が詳しい技術解説をするといっても、やはり言葉だけでやるより、こうやって実践した映像があれば100倍分かりやすい。
これはyoutubeの特性をうまく生かした、いいプロモーションだと思う。


というわけでUFC166のJDS vs ヴェラスケスにおけるフロントチョークの攻防とは?という本題もたしかに興味はあるんだが、

UFCVTJで、高度な技術の攻防があったときに、それをyoutubeで実践の動きを交えて解説する人が出てほしい」という要望をしておきたい。最後にその動画に、10秒ほど「道場生募集!」とテロップを入れてもらってもいい(笑)