http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/headlines/20070812-00000026-spnavi-fight.html
インタビューまで取った、スポナビの見事な”スクープ”で、試合の感想は後回しにして驚く。
どうでもいいが、タイトルの意味についてこれるやつは微妙に思考が90年代。
ま、それはそれとして。
――今日は、どうしてこの場に?
K−1がどのようなものなのか、興味があるので来ました。
――K−1を見るのは、初めてですか?
そうです。スタンディングの格闘技がどのようなものか興味があったのですが、会場の雰囲気も良いし、面白そうですね。それにしても、選手はみんな大きい(笑)。
そうです。
――今後、K−1とビジネスを一緒にやっていく予定などは?
そういう可能性もあると思います。
――谷川プロデューサーとは、会いましたか?
彼と直接会って話したことは、まだありません。ですが、K−1のスポークスマンとは、何度か話をしてきています。
いちいち招待したとか、観戦したとかで業務提携だなんだと騒いでたらキリがない、があえて騒ぐ。
まずひとつは、フィッシュマン氏はやっぱり彼なりに格闘技を愛しているんだろう、ということ。
やはりさ、あれだけ「PRIDEの守護神」「お父さんのような存在」とかカネや太鼓で持ち上げておきながら、「偽者でした」の一言で、一転して全部悪者にしたらこっちは「ハァ?」と思うっすよ、某氏&某誌(笑)。
スターリンに追放されたトロツキーとかじゃないんだから。
それにPRIDEが今、こんな按配だったら、「やっぱりフィッシュマンに売却したほうがよかったんじゃねーの? S氏の判断は失敗だったんじゃねーの?」という思いがPRIDEファンの中には長州のように、いやマグマのように溜まっているし。
あとひとつは「K-1は外部からの資金調達を必要とするか」という話。
K-1の財政事情ってよく分からないし「大会は放送権料や協賛金でまず黒字にして、それから開くもの」と豪語していたあの当時のままなら問題ないのかもしれない。
だが、K-1大会の視聴率がひところに比べると低めであることは間違いない。そうすると、何年単位で更新するのかはしらんが、放送権料も減るのではないかしら。
フィッシュマンが(もし手を組むなら)どんな感じでやるのか、資金をくれるのかはわからんし、今現在K-1が手を組んでいるベガスの業者もいるわけで単純じゃないとは思うのだが。
あとはK-1の世界的人気や如何、という話ね。
以前、ティム・シルビアにジェロム・レ・バンナが挑戦表明をしたことがあったが、シルビア陣営は「そんな無名選手とは・・・」と返答。それに対しバンナは「アメリカでならともかく、世界規模で考えれば俺たちK-1選手のほうが有名だぜ?」と切り返した。
今はUFCもだいぶ海外で放映しているそうだが、どこも「世界○○カ国で放送!」って実体を調べるとけっこうアレだったりするわけだ。
以前このブログでも台湾在住の人から報告を受けたことがありましたが、
「台湾でPRIDEが放送されている、と榊原信行氏は言っているけど、プロレス専門のケーブルテレビチャンネルの1コンテンツとして、ぶつ切りで放送されてるだけですよ」と。
そういうのも一カ国で放送とカウントの中には入る。
どの程度、とある国では知名度があるのか・・・たとえばフィッシュマン氏が触手を伸ばしてK-1のスロットマシンを作って、それがマカオのカジノなんかで儲かるのか、と。
放送も例の野蛮問題で「キックのK-1はいいがMMAの放送は駄目」ってところもあるだろうし、両方駄目なところももちろんあるだろう。UFCの人気で解禁されたところもあるだろし。
衰えたり?とはいえK-1ブランドはいま各国でどうなっているのだろうか。